2008年の登山記録:
札幌市街地の藻岩山、円山、三角山を除く私の08年登山記録です。
【1】 0127手稲山
【2】 0309紋別岳
【3】0406漁岳
【4】0413蓬莱山
【5】0429カムイヌプリ
【6】 0503濃昼山道
【7】 0506朝日岳
【8】 0510ピセナイ山
【9】0513洞爺湖中島・西山
【10】0518迷沢山
【11】0601美唄山
【12】0615御大師山ファーブルの森
【13】0621昆布岳
【14】0628積丹岳
【15】0713八剣山
【16】0721 裾合平~当麻岳~安足間岳~比布岳~北鎮岳~中岳~裾合平① ② ③
【17】0810雷電山
【18】0816歌才ブナ林 0817狩場山
【19】0823オプタテシケ山① ②
【20】0915ウベベサンケ山 夜明け 登山① ②
【21】1005 旭岳① ②
【22】1012手稲山
【23】1013空沼岳
【24】1102 砥石山(カメラ忘れてブログ記述なし)
【25】1115万字炭山ズリ山
(写真:ロープウェイから望む藻岩山麓の紅葉)
10月19日の藻岩山。
光溢れる山路は空の気配を映す。たとえば鳥が飛べば、道にその影が走る。
「おっ」と見上げると、それは鷹であったり、カラスだったりする。
きょうは風が強い。
飛ばされ、落ちていく葉と葉の影が、路面を次々と横切っていく。
いつもの年より落葉のペースが早い。06年10月29日の藻岩山
(写真:ハウチワカエデ?の指先紅葉)
本日は登ることより、帰路のロープウェイが目的。
「もこもこ」とした広葉樹の紅葉を絵巻物のように俯瞰するのが、好きだから。
「片道600円、高いな」と思ったら、以前にも同じことを感じていた。
2年前の10月、偶然にも友人と乗り合わせた時のこと。
僕は毎年、同じことを繰り返しているなぁ。
06年10月22日の藻岩山
それでも、まだまだ綺麗な「もこもこ」に喜びながら、山を下る。
山麓駅の周辺は、あちこちでヤマブドウが鈴なりだった。
(写真:ロープウェイ山麓駅周辺で見つけたヤマブドウ)
10月19日の藻岩山。
光溢れる山路は空の気配を映す。たとえば鳥が飛べば、道にその影が走る。
「おっ」と見上げると、それは鷹であったり、カラスだったりする。
きょうは風が強い。
飛ばされ、落ちていく葉と葉の影が、路面を次々と横切っていく。
いつもの年より落葉のペースが早い。06年10月29日の藻岩山
(写真:ハウチワカエデ?の指先紅葉)
本日は登ることより、帰路のロープウェイが目的。
「もこもこ」とした広葉樹の紅葉を絵巻物のように俯瞰するのが、好きだから。
「片道600円、高いな」と思ったら、以前にも同じことを感じていた。
2年前の10月、偶然にも友人と乗り合わせた時のこと。
僕は毎年、同じことを繰り返しているなぁ。
06年10月22日の藻岩山
それでも、まだまだ綺麗な「もこもこ」に喜びながら、山を下る。
山麓駅の周辺は、あちこちでヤマブドウが鈴なりだった。
(写真:ロープウェイ山麓駅周辺で見つけたヤマブドウ)
(写真:登山口の地蔵)
18日の土曜日は円山に登る。紅葉は終盤で、落葉も進んでいた。
曇り空に浮かぶ紅葉は寂しげながら、しっとり感も漂う。
(写真:落葉が進んでいた登山路)
山頂に新しい標識が登場していた。
「札幌市円山 標高225.4m」。
あまりに白くて、直立で。
せっかく作って頂いたが、風情とは実に遠い距離。
ぐるっと四面を見てみると、日本語に加えて、中国語、英語、ハングルの4ケ国表記だった。
国際的な観光都市サッポロを意識しての素直な発想だろう。
おもてなしの心は感じた。
山の風情に似合っているかいないかは主観の違いとして、原生林が残る奥深い森は、確かに世界級だ。
白いペンキがセピア色になったら、この景色に溶け込むことだろう。
(写真:山頂標識)
(写真:標識の裏側はハングルと英語)
下山直後に突然の激しい雨に打たれたが、
山麓に並ぶ大きな木々が傘になってくれた。
落葉が進んでいるといっても、まだまだ木の葉が人を包み込む。
18日の土曜日は円山に登る。紅葉は終盤で、落葉も進んでいた。
曇り空に浮かぶ紅葉は寂しげながら、しっとり感も漂う。
(写真:落葉が進んでいた登山路)
山頂に新しい標識が登場していた。
「札幌市円山 標高225.4m」。
あまりに白くて、直立で。
せっかく作って頂いたが、風情とは実に遠い距離。
ぐるっと四面を見てみると、日本語に加えて、中国語、英語、ハングルの4ケ国表記だった。
国際的な観光都市サッポロを意識しての素直な発想だろう。
おもてなしの心は感じた。
山の風情に似合っているかいないかは主観の違いとして、原生林が残る奥深い森は、確かに世界級だ。
白いペンキがセピア色になったら、この景色に溶け込むことだろう。
(写真:山頂標識)
(写真:標識の裏側はハングルと英語)
下山直後に突然の激しい雨に打たれたが、
山麓に並ぶ大きな木々が傘になってくれた。
落葉が進んでいるといっても、まだまだ木の葉が人を包み込む。
(写真:通勤路・鴨々川のモミジ)
頬と鼻が冷たい。ぴりっと冷えた秋の朝。
光が溢れ、体を包む空気がまぶしい。
秋の匂いに、もっと寒かった子供のころを思い出す。
白い息をはずませ、学校に通った日々を。
出勤の地下鉄駅まで歩く間の20分。
進む秋の装いに、行く末の未知にどきどきしていた、少年の日々を思い出す。
(写真:イチョウも色づく)
(写真:鈴なりのギンナン)
(写真:ヤマグワ・・・葉の裂けた方が色々で、これは犬の顔に見えた)
頬と鼻が冷たい。ぴりっと冷えた秋の朝。
光が溢れ、体を包む空気がまぶしい。
秋の匂いに、もっと寒かった子供のころを思い出す。
白い息をはずませ、学校に通った日々を。
出勤の地下鉄駅まで歩く間の20分。
進む秋の装いに、行く末の未知にどきどきしていた、少年の日々を思い出す。
(写真:イチョウも色づく)
(写真:鈴なりのギンナン)
(写真:ヤマグワ・・・葉の裂けた方が色々で、これは犬の顔に見えた)
(写真:残照に浮かぶ落葉したダケカンバの森)
10月13日の登山記録:
12日に登った手稲山の紅葉が綺麗だったので、3連休の最終日は南区の空沼岳(1251m)へ。
この山も自宅から近い。安くて近いガソリン節約型の紅葉狩り第3弾だ。
寝坊で出足が遅く9時40分の入山。駐車スペースからはみ出した車が林道に並ぶ。手稲山と同じく100人ほどの登山者が入っていた。
勢いも良く清々しい渓流沿いを登る。予想外に落葉が進んでいて、秋の光が裸樹を照らす。
紅葉が見ごろだった手稲山とはずいぶんと装いが違う。
地形や風の吹き方などで紅葉の成り行きも異なるのか。
登山路には大きな沼がふたつ。
沼に映える紅葉を期待していたが、時はすでに遅し。
登山者も口々に「(紅葉は)終わっていた」を連発。
しかし、贅沢は言うまい。
秋晴れの日差しが、沼と森をきらきらと照らし、心がぬくもった。
(写真:万計沼)
(写真:真簾沼)
万計沼、真簾沼を過ぎると急登を経て山頂に。
支笏湖を囲む恵庭岳、樽前山、漁岳が近い。
藻岩山の裾野に広がる札幌市内や、前日上った西区の手稲山もくっきり。
(写真:空沼岳の山頂)
(写真:恵庭岳と支笏湖)
斜光に輝くダケカンバの森が、早くも晩秋を告げていた。
近郊ながら、片道7キロ、少々登りがいのある山にふさわしい風格ある光景が広がっていた。
季節の一瞬がもたらす一期一会に感謝。
(写真:落葉したダケカンバの森)
(写真:豊平川から見た空沼岳〈右端〉)
※09時40分 万計沢コースから入山
11時25分 万計沼(20分休憩)
12時20分 真簾沼
13時20分 山頂
13時40分 下山開始
16時20分 登山口に戻る
※登山歴
04年06月19日
04年10月17日
10月13日の登山記録:
12日に登った手稲山の紅葉が綺麗だったので、3連休の最終日は南区の空沼岳(1251m)へ。
この山も自宅から近い。安くて近いガソリン節約型の紅葉狩り第3弾だ。
寝坊で出足が遅く9時40分の入山。駐車スペースからはみ出した車が林道に並ぶ。手稲山と同じく100人ほどの登山者が入っていた。
勢いも良く清々しい渓流沿いを登る。予想外に落葉が進んでいて、秋の光が裸樹を照らす。
紅葉が見ごろだった手稲山とはずいぶんと装いが違う。
地形や風の吹き方などで紅葉の成り行きも異なるのか。
登山路には大きな沼がふたつ。
沼に映える紅葉を期待していたが、時はすでに遅し。
登山者も口々に「(紅葉は)終わっていた」を連発。
しかし、贅沢は言うまい。
秋晴れの日差しが、沼と森をきらきらと照らし、心がぬくもった。
(写真:万計沼)
(写真:真簾沼)
万計沼、真簾沼を過ぎると急登を経て山頂に。
支笏湖を囲む恵庭岳、樽前山、漁岳が近い。
藻岩山の裾野に広がる札幌市内や、前日上った西区の手稲山もくっきり。
(写真:空沼岳の山頂)
(写真:恵庭岳と支笏湖)
斜光に輝くダケカンバの森が、早くも晩秋を告げていた。
近郊ながら、片道7キロ、少々登りがいのある山にふさわしい風格ある光景が広がっていた。
季節の一瞬がもたらす一期一会に感謝。
(写真:落葉したダケカンバの森)
(写真:豊平川から見た空沼岳〈右端〉)
※09時40分 万計沢コースから入山
11時25分 万計沼(20分休憩)
12時20分 真簾沼
13時20分 山頂
13時40分 下山開始
16時20分 登山口に戻る
※登山歴
04年06月19日
04年10月17日
(写真:手稲山の岩場から見た紅葉)
以前から手稲山(1023.7m)の紅葉が気になっていた。毎年10月になると、市内どこから望んでもこの山の紅葉が見て取れる。
「さぞかしきれいだろうな」と思っていた。我が家から最も近い1000m超の高山でもあり、ガソリン代の節約も兼ねて登ることにした。
「平和の滝」登山口は、車でいっぱいだった。100人は登っていただろう。
市民の山であることを実感。
紅葉が清流沿いに山裾まで駆け降りていた。
(写真:登山路の紅葉トンネル)
1時間半ほどで大きな岩が重なる斜面に出ると、見晴らしが大きく開ける。
針葉樹・トドマツの向こうに広がる広葉樹の森が、幾重にも錦秋の装いを重ねていた。
(写真:岩場から見た紅葉)
(写真:紅葉をズームして・・・)
気持の良い青空だが、低気圧が通過した後の強い風が低い音で大きく唸る。
寒くてフリースを着込む。
頂上までは急な岩場が続き、飛ばされないよう注意して進む。
山頂からは眼下に札幌のマチが広がる。
大都会と隣り合うスケールの大きな紅葉に、登山者の顔と顔が輝いていた。
(写真:手稲山の山頂、逆光で残念)
(写真:頂上直下にたくさん咲いていたマイヅルソウの実)
※
09時20分:平和の滝 登山口から入山
10時20分:布敷の滝
10時55分:岩場
12時00分:山頂
12時30分:下山開始
14時45分:登山口に戻る
※登山歴:
04年11月14日
05年06月18日
07年03月04日手稲山に登る
08年01月27日厳冬の手稲山
以前から手稲山(1023.7m)の紅葉が気になっていた。毎年10月になると、市内どこから望んでもこの山の紅葉が見て取れる。
「さぞかしきれいだろうな」と思っていた。我が家から最も近い1000m超の高山でもあり、ガソリン代の節約も兼ねて登ることにした。
「平和の滝」登山口は、車でいっぱいだった。100人は登っていただろう。
市民の山であることを実感。
紅葉が清流沿いに山裾まで駆け降りていた。
(写真:登山路の紅葉トンネル)
1時間半ほどで大きな岩が重なる斜面に出ると、見晴らしが大きく開ける。
針葉樹・トドマツの向こうに広がる広葉樹の森が、幾重にも錦秋の装いを重ねていた。
(写真:岩場から見た紅葉)
(写真:紅葉をズームして・・・)
気持の良い青空だが、低気圧が通過した後の強い風が低い音で大きく唸る。
寒くてフリースを着込む。
頂上までは急な岩場が続き、飛ばされないよう注意して進む。
山頂からは眼下に札幌のマチが広がる。
大都会と隣り合うスケールの大きな紅葉に、登山者の顔と顔が輝いていた。
(写真:手稲山の山頂、逆光で残念)
(写真:頂上直下にたくさん咲いていたマイヅルソウの実)
※
09時20分:平和の滝 登山口から入山
10時20分:布敷の滝
10時55分:岩場
12時00分:山頂
12時30分:下山開始
14時45分:登山口に戻る
※登山歴:
04年11月14日
05年06月18日
07年03月04日手稲山に登る
08年01月27日厳冬の手稲山
(写真:藻岩山から望んだ手稲山)
午前6時に目覚める。雨が上がって青空がのぞいていた。
チャンス到来。秋の装いに衣替えした藻岩山へ。
山道は芳醇な枯れ葉の匂いに包まれていた。
深呼吸したり、手で空気を揺らしてみたり。
(写真:カツラの黄葉)
(写真:ハウチワカエデかな?)
(写真:ツタウルシかな?)
午前6時に目覚める。雨が上がって青空がのぞいていた。
チャンス到来。秋の装いに衣替えした藻岩山へ。
山道は芳醇な枯れ葉の匂いに包まれていた。
深呼吸したり、手で空気を揺らしてみたり。
(写真:カツラの黄葉)
(写真:ハウチワカエデかな?)
(写真:ツタウルシかな?)
(写真: 凍てついたウラジロナナカマド)
10月5日の登山記録:
ロープウェイで標高1500m、5合目の姿見駅まで上がる。駅舎で天候の回復を待つが、望み薄。凍てついた高山植物の撮影をしながらの散歩に気持ちを切り替える。
(写真:凍てついたチングルマの葉)
空気中の水分が凍って、草花に氷の花を咲かせていた。「エビの尻尾」だ。厳寒の強風が吹き付け、尻尾を次々に成長させる。風が来た道を氷が示す冬の造形だ。
(写真:チングルマの花柱に吹き付けた"エビの尻尾")
一瞬の青空に誘われて6合目まで進むが、震えながら数人の登山者が引き返してきた。強風と視界不良。岩場に座り、冬の到来を五感で満喫して下山した。
(写真:視界不良の6合目)
※09時20分:姿見駅から入山
10時20分:6合目
10時30分:断念して下山開始
旭岳温泉 ロッジヌタプカウシペ 500円
ログハウスの温泉ペンション。手作りの木肌の風呂が落ち着く。6人ほどで満員になる小さな湯船だが、窓が大きく紅葉が美しかった。露天風呂も評判だが、混浴なので遠慮した。湯上りに食堂で食べたキトピロ(ギョウジャニンニク)ラーメンがおいしかった。宿は継続するが、食堂は年内で30年の営業に幕を下ろすという。食べて正解だった。
※登山歴
03年09月07日 姿見駅~旭岳山頂~間宮岳~中岳分岐~裾合平~姿見駅
04年08月28日 姿見駅~旭岳山頂~姿見駅
04年09月04日 姿見駅~旭岳山頂~北海岳~黒岳~黒岳ロープウェイ駅
04年09月12日 姿見駅~旭岳山頂~間宮岳~中岳分岐~裾合平~姿見駅
05年08月06日 姿見駅~旭岳山頂~北海岳~北鎮岳~中岳分岐~裾合平~姿見駅
10月5日の登山記録:
ロープウェイで標高1500m、5合目の姿見駅まで上がる。駅舎で天候の回復を待つが、望み薄。凍てついた高山植物の撮影をしながらの散歩に気持ちを切り替える。
(写真:凍てついたチングルマの葉)
空気中の水分が凍って、草花に氷の花を咲かせていた。「エビの尻尾」だ。厳寒の強風が吹き付け、尻尾を次々に成長させる。風が来た道を氷が示す冬の造形だ。
(写真:チングルマの花柱に吹き付けた"エビの尻尾")
一瞬の青空に誘われて6合目まで進むが、震えながら数人の登山者が引き返してきた。強風と視界不良。岩場に座り、冬の到来を五感で満喫して下山した。
(写真:視界不良の6合目)
※09時20分:姿見駅から入山
10時20分:6合目
10時30分:断念して下山開始
旭岳温泉 ロッジヌタプカウシペ 500円
ログハウスの温泉ペンション。手作りの木肌の風呂が落ち着く。6人ほどで満員になる小さな湯船だが、窓が大きく紅葉が美しかった。露天風呂も評判だが、混浴なので遠慮した。湯上りに食堂で食べたキトピロ(ギョウジャニンニク)ラーメンがおいしかった。宿は継続するが、食堂は年内で30年の営業に幕を下ろすという。食べて正解だった。
※登山歴
03年09月07日 姿見駅~旭岳山頂~間宮岳~中岳分岐~裾合平~姿見駅
04年08月28日 姿見駅~旭岳山頂~姿見駅
04年09月04日 姿見駅~旭岳山頂~北海岳~黒岳~黒岳ロープウェイ駅
04年09月12日 姿見駅~旭岳山頂~間宮岳~中岳分岐~裾合平~姿見駅
05年08月06日 姿見駅~旭岳山頂~北海岳~北鎮岳~中岳分岐~裾合平~姿見駅
きょうも早起き、北を目指す。例年より早い大雪山の冠雪が見たくて、旭岳へ。ロープウェイ山麓駅付近は黄葉が見ごろを迎えつつ。
しかし、好天の予報が外れて、無情にも雲が厚い。標高1500mの姿見駅は白銀の世界だった。新鮮な気持ちで初冬を眺めるも、視界が悪い。さてどうしたらよいものかと、コーヒ二杯で日和を待つ。
しかし、好天の予報が外れて、無情にも雲が厚い。標高1500mの姿見駅は白銀の世界だった。新鮮な気持ちで初冬を眺めるも、視界が悪い。さてどうしたらよいものかと、コーヒ二杯で日和を待つ。