「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

エゾフクロウ 久しぶり

2007-02-27 21:17:27 | 野幌森林公園
日曜日。青空とうっすらと積もった雪がまぶしい。
円山でキタキツネに出会う前に、野幌森林公園に行っていた。
前回、訪ねたとき、雄雌2羽とも留守で、その後が気になっていたから。
いないだろうな・・・と思いつつ、近づくと10数人のギャラリー。
が、洞の中には1羽。このペアの習性がよくわからない。
ぼちぼち、繁殖の時期なので、楽しみが増えた。

来た!来た!キタキツネ

2007-02-25 18:54:57 | 円山
円山の冬道を確かめる第2弾。
頂上から旭山方向に降りる冬道が気になっていた。
きょうは誰も使っていなく、新しい足跡はない。
くぼみをたどって降りてみる。
冬木立から覗く、真っ青な空が気持ちよい。
「ケ、ケ、ケ」とアオゲラが笑う。緑色のキツツキだ。
あっというまに住宅地に降りる。
が、民家の庭に入らないと道路に出られない。
この道は夏の廃道か?
限られた人たちだけが使っているのかしら?
住宅地に出るのをあきらめて登り返すことにする。



山並みを切りとる青空に見とれていると、遠くにキタキツネ。
カラスにからかわれていたが、
大きなあくびをしてから、こちらに近づいてくる。
人馴れしているらしく、じっと僕の目を見詰める。
「餌ください・・・」
かわいそうだが、ストックを振り回す。
後ろ髪ひかれるように遠ざかっていった。

エゾリスの足跡

2007-02-24 18:18:45 | 三角山
【写真:エゾリスの足跡】

三角山に登る。
登山道左手の樹木の脇にエゾリス。
その距離5メートルと近い。
目が合うと、登山路を横切って、
右側斜面を駆け下り、冬木立に姿を消した。
素早い軌跡は点々と雪原に刻まれていた。
周囲を見回すと、あちこちに同じような足跡がある。
遊びまわったエゾリス、雪の絵日記だ。
姿を実際に見たので、これがリスの足跡だとわかるのが楽しい。

きょうは三角山から、
大倉山のノルディック世界スキージャンプを見ようと、やってきた。
リフトは動いているが人は乗っていなく、試合を行っている気配もない。
大倉山に向かうため稜線に出ると風が強く、非常に寒い。
ジャンプも見られないことだし、寒さに負けて下山することに。
 
【写真:大倉山ラージヒル/背景は奥三角山】

登山口に近い「こぶし平」には、
三角山ファンの人たちが作ったイグルーがあった。
以前来た時に、作っている様子を目撃。
大勢のシニアが広場の雪を足で踏みしめていた。
その目的が不思議だったが、やがて訳がわかる。
踏みしめた雪をノコギリで、ブロック状に切り出すのだ。


寒風が吹き荒れるきょう、中に入ってみた。
暖かい。雪のテーブルもある。
目に浮かぶのは、ホットドリンク片手に談笑するシニアの顔と顔。
大人の遊び心も伝わり、さらにぬくもった。



鴨々川 オシドリ再び

2007-02-23 21:26:21 | 鴨々川の自然
22日、オシドリが鴨々川にいた。
護国神社・鳥居前の橋の下。携帯電話でシャメ。
まさに「鳥居」だ。
13日に確認して以来なので、本当に久しぶり。
神がかりの再会。

しかし、きょうはいなかった。
出勤途中のあやふやな確認なので、データ的な信頼感は薄い。
それでも、このオシドリは、
どこかと行き来きしているのだろう。

100羽はいたマガモの数も減ってきた。春の訪れ。

冬の道in円山

2007-02-20 21:58:38 | 円山
【写真:冬の分岐路付近です】

土日続けて、円山に登ったのには訳がある。
夏道ではない冬道があったから。
大師堂(八十八箇所)コースから登って、コル状の地形に達すると、
左手に円山墓地方向から登ってくる冬道。
右手に動物園側に降りていく冬道。
土曜日は頂上から戻ってきて、動物園側に降りてみる。
まさに森の中の雪渡り。カツラの巨木が印象的。
で、日曜日は墓地側に降りてみる。こちらもカツラが多い。
あまりにくっきりとした道で、おそらくスコップも使われている。
墓地の旭ケ丘よりに降りて、そのまま墓地内の除雪路につながっている。
たどると、なんと目前は僕がかつて15年間も住んでいたエリア。
ちょっとショック。知らない事が多いなあ。

どんな方が、この道を維持しているのだろう。

マヒワ

2007-02-18 18:51:51 | 円山
きょうも円山へ。
大師堂コース入り口にたくさんの野鳥が飛び交っていた。
黄色が目に入る。
マヒワだ。
3~40羽はいるだろうか。
木から木へ渡ったり、雪の上に降りたりと、せわしない。
雪の上では、木から落ちた種子などを夢中で食べている。
きのうはウソ。きょうはマヒワ。
この冬はウソとマヒワが多いそうだ。

鳥見は待つのではなく、偶然の出会いが楽しい。


ウソの群れ

2007-02-17 19:27:31 | 円山
         【写真はウソです】

だらだらと寝て調子が悪い。
午後も遅い時間になり、円山へ。
巨木と地蔵から、悠久の気をもらって、元気になる。


登山口でウソの群れが移動していった。

頂上直下の巨木の梢にもウソの群れ。

下山したら雪の上にもウソの群れ。

一面に落ちている種子を夢中になって食べていた。
距離が近いので、喉の紅色が肉眼でも鮮やかに見える。
バーダーの女性ふたりも夢中で双眼鏡をのぞいていた。
「オオハンゴウソウの種」だと、教えてくれた。

  

会いたかったウソの群れに三度も遭遇。
きょうはついている。

ウソ

2007-02-12 17:41:50 | 藻岩山
昨日の藻岩山での出来事。
【写真はウソではありません】

目を足元から上げると、低木にウソの群れ。
近い。
喉もとをピンクに染めた色彩が雪景色に映える。
ドライフラワー状になった「装飾花?」の周りの「種子?」を
食べているらしい。
この樹木は、オオカメノキの類だと思うのだが、
知識がなく、残念。

焦らずあわてず、デジカメを準備。
が、気配を感じられたのか、移動していく。
カラ類の声が近いので、その場で静かにしていると、
やってきた。
ハシブトガラか、コガラ。
夢中になって、種子を食べている。
これが、ウソだったらなあ。

予想外の青空 雪渡り藻岩山

2007-02-11 19:24:27 | 藻岩山
【写真:目指す藻岩山・北斜面】

荒れ模様の天気予報が、はずれ。
青空に誘われて、きょうも藻岩山へ。
きのうは下りに利用した冬限定・北斜面コースを登ってみた。
深い森、緩やかな斜面の雪渡り。気持ちよい。
すれ違った人はひとりだけ。

腹式呼吸で、空気をいっぱい取り込むと、
さらに気持ちよい。
頂上直下はジグを数回繰り返す。
そのジクを一直線で下る尻滑り。シニアの女性4人が楽しんでいた。
童心に返る雪遊び。


藻岩山 冬限定の森林浴ルート 

2007-02-10 23:40:05 | 藻岩山
【写真:北斜面・冬限定コースから見た円山】

午後から1カ月ぶりに藻岩山へ。
積雪期の楽しみは、3番地蔵から森の中へ続く道。
ロープウェイ山頂駅(北斜面)に直登する冬限定の森林浴コースだ。
きょうは下りに利用した。
踏み跡は、ほぼ固まり、道らしくなっている。
1月早々はラッセルで厳しいが、この時期は歩きやすい。
「森の中に存在する自分を実感できる」
これが、野趣なのか。
一方で、常に札幌の街が見下ろせる開放感と安心感。
楽しかった。





奥三角山(よこして山) ラッセルで直登

2007-02-04 17:04:33 | 三角山
3日の記録:三角山~大倉山~奥三角山
【写真:奥三角山】

青空が嬉しい縦走日和。三角山登山口から大倉山ベンチまで1時間。
目指す「奥三角山」が、真正面に見える。
ベンチから下ってしばらく進むと、
奥三角山に直登するポイントに達する。
この日の先行者は1人で、直登しないで
右に折れて、小別沢方向に足跡を残している。
数日間、誰も直登していなく、トレースはない。

ここは初めてだが、頂上は見える。手も届きそうだ。
目印の赤いテープも、所々にある。
意を決して、膝から腰まで新雪に埋まりながら、直登する。
辛くて何度か引き返そうと思ったら、背後から人の声。
親子連れが僕のトレースをたどって登ってきた。
数えたら2家族8人もいる。
お役に立つ事がうれしくて、さらにラッセル。
8割ほど登った所で、小学生2人とお母さんに前を譲る。
道を作ってもらったので、このあとは楽に登れた。
ここまで1時間、往路は計2時間のほどよい縦走だった

頂上に連なる稜線には、西側から巻いてきた「林道」の
地形を確認。
頂上(354m)には立派な標識もあり「よこして山」とあった。
市街地の見晴らしは1級だ!
地元の人は夏も利用しているのだろう。
「よこして」という名前の由来を知りたい。
 

帰路は「夏道の地形」をたどって、
稜線を小別沢方向に下りる。
「夏道」は左折しているが、正面の木立から人が登ってきた。
けさのたった一人の先行者だった。
いったん小別沢の登山口に到達してから、再び登ってきたという。
その跡を拝借して、小別沢ルートに降りる。
大倉山方向に進むと、さきほど利用した直登ポイントと出合う。
その後、何人かが利用したらしく、頂上に向かう立派な道になっていた。
若い女性がスノシューで登ってゆく。
僕の1歩がお役に立てました。





鴨々川のオシドリ

2007-02-03 20:46:35 | 鴨々川の自然
休みなのに早起きして7時30分ごろに、鴨々川に。
お目当てのオシドリは、
マガモより、一回り小さい。
ときおり、首を下ろして、すばやく水を飲む。
ちょっと警戒すると、
ほほの周りの羽毛を膨らませる。
護国神社の除雪作業に驚いて飛んだが、
地下鉄幌平橋駅近くの川面に下りた。
ここのマガモの集団は人馴れして逃げない。
おかげで、ゆっくりとオシドリを観察する事ができた。




きょうは、ラッキー。天気も良い。
奥三角山に行く事にする。


出勤途中のオシドリ

2007-02-02 23:20:50 | 鴨々川の自然
出勤途中。寒い、寒いと、川を見たらオシドリ。
鴨々川の名の通り、マガモが数十羽。
で、1羽だけ、色鮮やかな♂のオシドリ1羽。
どき、どき・・・
「デジカメがない」
「いや!携帯があるじゃないか」
しかし、
ズームしてもフレームに入っているかどうかもわからない。
会社に着いて、確認したら、米粒しかも超ピンボケ。
がっかり・・・
明日の朝に賭けるか。