心が弱いとは

現代はストレス社会と言われます。

 

昔と現代は何が違うのでしょうか？

 

戦前は人口の６～７割が

農業に携わっていたそうです。

 

戦後は庶民にも

工業（産業）化が広がり

物質的に豊かな社会となりました。

 

その後は情報・サービス業が発達して

一段と便利な社会になりました。

 

令和の今日

デジタルテクノロジーやAI(人工知能）はますます進化して

機械が人間に取って代わる

自動化の波が押し寄せているようです。

 

豊かで便利なのは結構なのですが

忘れてはいけないことは

人間の身体は自然であり

アナログだということです。

 

東洋思想では心と身体はひとつです。

 

つまり心が弱いということは

身体が弱いということです。

 

特に便利で簡単なことに

子供の頃から慣れ親しんだ戦後世代は

心身が脆弱な人が増えてきました。

 

戦前でも明治・大正期に

ニートや精神病になる人達は

お金持ちのインテリが多いものでした。

 

その前の江戸時代の

インテリ層の武士は文武両道が基本でした。

 

すっかり知識・情報・高齢化社会になった現在は

文武両道の基本に帰って

身体性を高めることが

大切ではないでしょうか。

 

その際に気を付けたいことが

屈強な身体を目指すのではなく

たくましくてしなやかな身体を

目標にした方がいいですね。

 

たくましさは体幹を鍛えることから

しなやかさは柔軟性ですね。

 

身体が快活になると

心も快活になります。

 

加えて深く静かな呼吸法を身に付けると

ますます心も落ち着いてきます。

 

そこに禅や瞑想やマインドフルネスなどの

英知も結びついてきます。

 

心が弱いとは

ネガティブな想念に執着し

囚われている状態です。

 

頭でっかちになって

薬物に依存している状態でもあります。

 

身体性を高め

精神世界の智慧が身に付くと

心がたくましく・しなやかになり

運が良くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

精神教育の重要性

一般には明治の世から近代化と言われます。

 

近代化は西洋化でした。

 

当時の西洋文明とは

圧倒的なテクノロジーの差がありました。

 

追い付き、追い越せが

明治時代の目標でした。

 

日露戦争の勝利により

アジア初の西洋化が達成した国として

一旦、成功したように見えましたが

その後、下り坂に入り

大東亜（太平洋）戦争敗北まで堕ちて行きました。

 

戦後の日本は経済復興に舵を切りました。

 

世界第二位の経済大国になり

１９８０年代には

アメリカを脅かすほどになりました。

 

そして１９９０年代前半に

バブル経済崩壊が始まり

今日を迎えます。

 

明治時代も昭和の戦後もそうでしたが

大きくパラダイムが転換する時には

精神病が増加します。

 

おそらく２０１０年代前半で

今回のパラダイムシフトが起こりました。

 

それは長らく続いた

近代化の終わりの始まりではないでしょうか。

 

西洋文明から東洋文明へのシフトですね。

 

今回のコロナ騒動の結果を見ても

アジア諸国の死亡者数の少なさは

西洋文化の行き止まりを示しているのかも知れません。

 

格差問題も深刻ですね。

 

自然を制覇しようとする西洋文明から

自然と調和しようとする東洋文明への回帰が

始まっているのではないでしょうか。

 

大量生産・大量消費や

ピラミッド型のマネジメントも

ストレスと格差が増大するだけで

成功しても、しなくても

幸せ感が無いかも知れませんね。

 

適量生産と分かち合い

円形型・流動的なマネジメントは

自立力と相互扶助力を養い

それぞれが自己実現や自己超越を

目指せる社会ではないでしょうか。

 

その基本として

初等教育からの精神教育が

重要ではないかと思われます。

 

アメリカでは

ヨガやマインドフルネス等が

トップ企業でも行われているそうです。

 

それらは

もともとが東洋思想・哲学から来ていますね。

 

明治以前の教育の本学は

精神教育であったようです。

 

令和の今日

重要なことではないでしょうか。

 

精神性が高まると運も良くなります。

 

 

 

 

 

 

デジタルとアナログの調和

最近の若い人の出会いの場は

マッチングアプリだそうですね（笑）

 

オンラインゲームで出会って

結婚したカップルもいます。

 

現在の５０代後半以上の人達には

スマホやゲームで出会うことは

どこか怪しげな感じもあるようですね（笑）

 

最近では就職も転職もマッチングですし

今回のコロナ騒動により

リモート面接なども広がったようですね。

 

どうやら日本も

これまでの２０年間はゆっくりでしたが

２０２０年代は一気に

テクノロジーがあらゆる面で広がってきました。

 

データ・AI(人工知能）の時代とか

データ資本主義とか

電子決済とか

無形資産への投資とか

知識・情報化社会の全容が

だんだんと見えて来ましたね。

 

自動化やロボットも

ますます進化して来ると思われます。

 

年齢が上がる程

テクノロジーの発達について行くのは大変ですが

えっちらおっちらでも（笑）

何とかついて行かなければいけないですね。

 

ただ産業革命からの

これまでの２００年間がそうだったように

社会が便利になったからと言って

皆に幸福感が増したとは言えませんね。

 

特にデジタル技術は

心や精神に負の影響を与えることは

もうすでに起こった未来でもあります。

 

知識・情報化が進化するほどに

心身も進化しないと

気の病が蔓延することになるでしょう。

 

アメリカのトップ企業では

ヨガやマインドフルネス等を取り入れていますし

インテリ層には禅や仏教も流行っているそうですね。

 

単に金儲けの仕事のために気を病んだり

ネット依存して生活が狂ってしまうのではなく

心身やライフスタイルを健全にするために

テクノロジーを上手に活用して行きたいものですね。

 

デジタルとアナログの調和で

運も良くなります。

 

 

 

 

 

 

 

非常時と平常時

歴史を眺めていると

非常時と平常時を繰り返しながら

進化しています。

 

だいたい３０～３５年で

非常時と平常時が繰り返されます。

 

そして非常時の３０～３５年の間に

パラダイム転換が起こります。

 

今回の非常時の始まりは

１９９０年代前半のバブル経済崩壊でした。

おそらく非常時の終わりは

２０２０年前半から

２０３０年にかけてではないでしょうか。

 

新しいパラダイム（世界観）の

準備はできているでしょうか？

 

今回のコロナ騒動は

新しい時代へのハードランディングの

ひとつだったかも知れませんね。

 

それでは新しいパラダイムとは何でしょうか？

 

知識・情報・高齢化であり

物の豊かさから心の豊かさへの

転換ではないでしょうか。

 

この２０年間言われていたことではありますが

２０３０年までの

この１０年程間に完全に移行して

次の３０～３５年間は

平常時に進むことだと思われます。

 

この１０年間は

頭の固い人には辛く苦しい１０年に

なるかも知れませんね。

 

感性を高めて

愉しくイノベーションして行きたいものですね。

運も良くなります。

将来何になりたいの？

今の２０代が小中学生ぐらいの頃から

親も教師も子供に対して

「将来どう（何に）なりたいの？」という質問が増えました。

 

当時の２０・３０代の

人生目標もなく

フリーターや派遣社員をやっている若者たちを見て感じた

親御さんや教師の

子供たちへのアドバイスだったのではないでしょうか。

 

確かにバブル経済崩壊以後

価値観やパラダイムの転換期であった

この２０～３０年間は

「自分探し」

「やりたいことが見つからない」等

社会も自分自身も

どこに進んでいるか見失った人も

多かった時代かも知れませんね。

 

そもそも大人にも分からない将来のことなど

小中学生に分かる訳なく

テレビやネットで見掛ける

芸能人やスポーツ選手や成金（笑）や

最近ではユーチューバーぐらいしか

とりあえず頭に浮かばないのではないでしょうか。

 

子供たちに大切な事は

「自立」を伝えることではないでしょうか。

 

自立力を高めることは

言い換えると

自己マネジメント力を高めることでもあります。

 

加えて

相互扶助である人間関係力を高めることも

大人になるためには大切なことではないでしょうか。

 

もしかしたら

親御さんや教師も

自立や相互扶助の人間関係が

上手く出来ていないかも知れませんね（笑）

 

戦前はほとんどの女性の自立は結婚でした。

 

あるいは母になることでした。

 

男性も多くの場合

生まれや家柄で

将来の職業が決まっていました。

 

戦後はパラダイム転換が起こり

個人主義・自由主義・資本主義が進んで

職業選択の自由になりました。

 

生き方の価値観も自由になりましたが

自由になった分選択が多すぎて

難しくなってきたのかも知れませんね。

 

今回のコロナ騒動によって

４０・５０代のフリーターや派遣社員の方々で

お給料が払われなかったり

仕事が無くなったりして

生活が困窮している人も出て来ているようですね。

 

なんとか心身の健康には気を付けて

国の援助を受けられるといいですね。

 

今回は緊急事態で致し方ないですが

やはりこれからの時代は

自立力と相互扶助力を高めて行くことが

人生のリスクヘッジになることではないでしょうか。

運も良くなります。