松下幸之助さんの言葉に
「貧しい時代は、いたわりで人は育つ
豊かな時代は、厳しさがなけえれば鍛えられない」とあります。
日本は1945年、敗戦により廃墟になりました。
1960年代の高度経済成長から世界第2位の経済大国となり(現在は第3位ですが
金融資産は第1位)1970年代には一億総中流と呼ばれるようになりました。
この頃から、物の時代から心の時代へと少しずつ言われましたが
時代は1980年代後半のバブル経済へ向かいます。
1990年代前半にバブルは崩壊しましたが
世界一の長寿国になり、世界一のお金持ち国になりました。
ところが、年間3万人の自殺者が定着し、精神病の増加も後を絶ちません。
豊かな時代は、心が貧しい時代なのです。
お米やトマトなどの農作物は、苗や種からの成長期に、水や肥料をやり過ぎると
良い農作物に育たないようです。
良く育ってほしいと愛情を持って毎日、よく観察して
甘やかさないように、水や肥料を与え過ぎないようにして
苗や種のそのもの自身の成長力を信じて育てることが大切だそうです。
心の貧しさとは何か?、本当の愛情とは何か?
豊かな時代にもう一度、問うてみなければいけないようです。