1980年に流行した
芥川賞作品である田中康夫さんの
「なんとなくクリスタル」が象徴しているように
高度経済成長期に生まれ育った世代は
戦争や戦後の貧しさが薄れて来たことにより
消費による自分のアイデンティティーの確立が目立ってきました。
ポストモダンなどとも呼ばれ
マスコミも企業も商人もそれを煽りました。
急激な円高の為替変動もあり
そこから国内経済が活性化して
1980年代後半にバブル経済が始まりました。
モノやお金の溢れる時代には
心身症といわれる心の病も急増してきました。
1990年代のバブル崩壊後も不景気と言われながら
世界一の金融資産持つ国になりました。
不景気だからこそ
お金への執着に心が奪われたのかも知れません。
モノやお金は大切なものですが
人並み以上に所有したとしても
心が満たされるとは限りません。
「足るを知る」という事が大切ですね。
心の豊かさが問われる時代は
所有からシェアへの考え方が増えて来るかも知れませんね。
奪い合えば足らずに憎しみ合い
分け合えば余り喜び合うことが出来ます。
分け合えば運も良くなります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます