戦後の復興から１０年を経た
１９５５年（昭和３０年）の経済白書に
「もはや戦後ではない」と明記されました。
ここから高度経済成長が始まりました。
１９６０年（昭和３５年）の池田隼人内閣は
「所得倍増計画」を掲げました。
戦後から１５年を経て
庶民の物質的豊かさへの欲求と相まって
高度経済成長は加速しました。
１９６４年（昭和３９年）には
東京オリンピックが開催され
１９６８年（昭和４３年）には
世界第二位の経済大国になりました。
１９７３年（昭和４８年）の
オイルショックまでの間に
日本は驚異的な経済成長を達成しました。
経済だけを見るならば
とにかくその当時の人々は働きました。
良くも悪くも
貧しさからの脱却のために
懸命に働いて働いて働いたからこそ
経済成長できたのでした。
さて令和版所得倍増計画は
本当に出来るのでしょうか？
このすでに物質的に豊かで
貯蓄大国で高齢化が進む現在の日本で
懸命に働いて働いて働くことが
多くの国民が出来るのでしょうか？
むしろ格差が広がる可能性が
あるのではないでしょうか。
もちろん
所得を増やすことは
悪いことではありませんが
精神と身体を壊さないように
心身のマネジメントに
気を付けた方が良いと思います。
所得を増やすには
単純に仕事を増やせばいいことですが
心身を壊さず働くためにも
壮健な心身が大切ですね。
調和ある
心身のマネジメントが高まると
運も良くなります。
