今から思うと笑ってしまうのですが
2000年に
当時首相であった森喜朗さんの
神道政治連盟懇談会での
「神の国発言」
が問題になりました。
神道の席で
「日本は神の国」と言うことは
別に悪い事ではないと思うのですが
当時から森喜朗さんの発言は
揚げ足を取られやすいので
話題になりました(笑)
政教分離に引っかかる程の発言ではないのですが
「神の国」というワードに敏感になる空気が
色濃く世間にはありました。
1995年のオーム真理教の
地下鉄サリン事件の記憶も
まだまだ鮮明だったからかも知れません。
一方で
バブル経済崩壊後から始まった長期不況や
終身雇用制の終わりの始まりである
リストラ等による自殺者の急増など
不安心理が社会を覆っていました。
「苦しい時の神頼み」と言われますが
心の平安や救いも
求められていた世相でした。
そこにテレビメディアの影響により
スピリチュアルブームが起こりました。
2000年代は堂々と
精神世界や占いを扱う番組が
視聴率を取れるようになりました。
良くも悪くも
精神病が急増したのも2000年代でした。
2010年代に入ると
それまでいかがわしさを感じていた
精神世界の話題や
精神科や心療内科などに
気軽に受診できる空気になりました。
「引き寄せの法則」や「アドラー心理学」
などもベストセラーとなりましたね。
詐欺めいた
グッズやセミナーなども暗躍しているので
気を付けた方が良いと思いますが
モノからココロへ
時代は移行したのではないでしょうか。
昨年から続くコロナ騒動は
心身の健康や経済に
大きなショックを与えました。
辛い生活を
余儀なくされている人も
多いことと思います。
心と身体はつながっているので
まずは第一に
心身の健康を心掛けて
この精神(ココロ)の時代を
運を良くして生きて行きたいものですね。