「人生を楽しもう」とか
「好きを仕事にしよう」とか
耳障りの良い言葉が
コマーシャル等で溢れています。
逆に考えると
それだけ「人生が苦しい」人や
「嫌いな仕事」に就いている人が
世間には多いのかも知れません。
実は、苦と楽は表裏一体ですし
好きと嫌いも表裏一体です。
人生を送る中で
苦しみや嫌いを感じる時に
意志の力で
楽しみや好きと一体化できるかが
魂の修業や学びになります。
仕方がないことですが
一億総中流と呼ばれた
１９７０年代後半ぐらいから
「心の時代」と呼ばれ
精神的に脆弱になって来ました。
１９９０年代の
バブル経済崩壊以後は
その傾向が加速して
現在を迎えています。
玉石混交ですが
精神医学や
様々な民間療法も含めて
心の問題に取り組んでいます。
アメリカでは
マインドフルネスや瞑想やヨガや仏教なども
積極的に取り入れている企業も
少なくないようですね。
無我や無心も
簡単に言うと
自分の心が苦しさに執着している
状態に気づいて手放すことです。
その智慧が仏教であり
その手法がマインドフルネスや瞑想やヨガですね。
ただそれを習得したり
習慣になるまで身に付けるには
意志の力が必要になりますね。
精神の脆弱な人は
意志の力が弱い人が多いものです。
先進国の傾向ですが
物質的に豊かな社会では
ダイエットや早起きや適度な運動など
生活の初歩となる良い習慣さえも
改善することが困難になっているようです。
テクノロジーの発達による
便利で快適な生活は
意志の力を弱める傾向にありますね。
昔から「志を立てる」ことから
人生が始まると言われます。
苦楽や好き嫌いに囚われず
なされるべきことに即座に取り組み
習慣になるまでに継続することが
意志の力を高めるコツですね。
まずは何でも良いのですが
生活の中の小さいことから
改善して行きたいものですね。
運動でも学びでも掃除でも
３０～６０分間ぐらい
意志の力を高めるために
取り組んで行きたいものですね。
小さいことの継続が
実は大きなことにも
つながっているものです。
意志の力を高めると
運が良くなります。
