作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが若い頃に
芸術家の岡本太郎さんにもらったアドバイスが
「芸術家は楽な道と困難な道があるとしたら困難な道を選ぶ」
とのことだったそうです。
瀬戸内さんはすでにそこそこの流行作家ではありましたが
そのアドバイスに従い、源氏物語の現代訳に取り組み
作家として一段と成長なさったそうです。
芸術家に限らずどんな仕事もそうなんではないでしょうか。
困難とはある意味では苦しみだと思います。
それでも自分を成長させてくれる
良い困難や苦しみは自ら飛び込んだ方がよいのではないでしょうか。
安易な楽な道に進むことは、怠惰なクセをつけてしまい
人生の後年期に後悔する確率が上がるのかも知れません。
もちろん悪い困難もありますが
若いときはあまり気にせずに
楽な道と困難な道があるのなら
困難な道を選んだ方が
結果的には愉しい人生になるのかも知れません。
運も良くなります。