「子供は親の心を実演する名優」と言われます。
また「育てたように子は育つ」とも言います。
つまり自立できない子共は
親御さん、もしくは親代わりに当たる方の
心が自立させたくないのでしょう。
親御さん自身が
「自立」の意味が分らないのか
もしくは子供が自立して行くことが
さびしいと思っている方が多いです。
戦後10、20年ぐらいまでは
日本もまだ物質的に貧しく
自立うんぬん言わなくても
自然と地域社会の環境に揉まれながら
自立して行くことが自然に出来たものですが
戦後30年も過ぎると
多くの人が物質的に豊かになり
個人化社会が進行しました。
ラクで便利だからです。
「自分探し」など心にささるコピーによって
人の道を惑わし、たぶらかし
商売をしてきた大人や教育関係者や親御さんに
育てられた結果です。
戦後70年経って
ようやく相互扶助のためには自立が大切なことが
少しずつ、取り上げられるようになってきました。
真剣に本当の自立とは何か考え
大人が自立しないと
子供は自立できないことを
自覚しない限り
精神の格差社会は止まらないのではないでしょうか。
自立すると運が良くなるのです。