世界水泳2015、日本が4つ目の銅メダル獲得
シンクロナイズド・スイミングの最終種目、フリーコンビネーション。10人が入り乱れて、なかなか見ごたえがある。
8人のチームとはどこが変わってくるかと思ったら、全員そろって同じ動きをする時間が圧倒的に少ないことだった。隊形変化のバリエーションが増え、1人か2人をフィーチャーして周りを固めるとか、8人の隊形の中に2人が入ってくるとか。ほぼ半々に分かれて全く違う動きを見せたりする。
8人か9人が1人を持ち上げるリフトは、高さもさることながら、水上にいる時間を長くできるので、ポーズがばっちり決まってハイライトになる。2人が1人を持ち上げるくらいのリフトは、同時に3つくらい余裕
水着も全員おそろいにしなくてもいい。「オペラ座の怪人」を使った中国は、怪人/クリスティーヌ役らしき選手だけ違う水着だった。ビートルズメドレーのメキシコは、6人が音符とイギリス国旗、4人が"Beatles"と背中に。水中に入る前から楽しめる。
気になるのは、隊形変化の都合上なのか、ただ移動しているだけに見える選手が1人か2人いる瞬間があること。リフトされて飛び込んだあと、次の自分の役割に入る前など、休んでる?と思ってしまう。まあ、だいたいそういう時間は、残りの8人が速い足技を見せてたりするが
バレエの群舞を水上で踊ったようなロシアの「ドンキホーテ」が見事だった。シンクロ競技の最後を飾った日本は、全体の流れの良さがあったかな。0.4点差でウクライナをかわして3位、チーム全体で力がついてきたことを証明した。
これでリオ五輪に期待がかかるけど、まだロシアや中国とは少し差がある。当分はウクライナと3位争いになりそう。来年までに、もっと上を狙えるくらいになっていけるか?
“マーメイド・ジャパン”頑張れ~
<追記>
フィギュアスケートで聞き慣れた曲がたくさん♪ イタリアが「シェヘラザード」、ウクライナは「こうもり」。
解説を聞くと、ソロやデュエットのパートを入れることになっているらしい。10人いるのでトリオもいける。
ソロやデュエット、あるいは2つに分かれての動きが、別々のことをやっていても一体感があると、プログラム全体の完成度が高く感じる。上位チームはそのあたりがやはり素晴らしい。
日本チームは、正直リフトのジャンプなどはロシアやウクライナに比べると高くない。そこは入水するあたりでソロやデュエットの選手が上昇や小さいリフトをして、組み合わせで見せていた。
リオ五輪の種目にチーム(8人)はあるので、リフトなどはきっとさらに強化していくだろう。
明日からは競泳
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