第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・団体女子ショートプログラム(ISUリザルト/ジャッジスコア)。いよいよフリーに進む5チームが決まる!!! 浅田真央選手、頑張れ
#1 <カナダ> ケイトリン・オズモンド
「Big Spender」「Rich Man's Frug」♪ グランプリシリーズ初戦ではSPの後で棄権したので、実質今季最初の国際大会がオリンピックだったが、そんなことは感じさせない落ち着き。3回転トウループ+3回転トウループが決まると、フリップやイーグルからのダブルアクセルもきれいに。黒い手袋の指先をコケティッシュに動かすのが可愛い。62.54。
#2 <中国> 張可欣
ローリング・ストーンズ「Paint It Black」「Sympathy for the Devil」♪ ストリングスとピアノでクラシック風のアレンジ。3回転トウループ+3回転トウループ、ルッツと高さのあるジャンプ。いつもより丁寧に、また気持ちをこめて滑っていた感じ。早い段階で団体戦起用が決まっていて、みっちり練習したのかな。54.58。
#3 <イギリス> ジェナ・マコーケル
「Imagined Oceans」♪ ジャンプでミスが出ることが多い選手だが、3回転フリップ+2回転トウループ、3回転トウループ、ダブルアクセルとしっかり決める。自分の演技に集中して、力を出し切った感じ。演技を終えてにっこり。50.09、シーズンベスト。
#4 <ウクライナ> ナタリア・ポポワ
「アランフェス協奏曲」♪ 3回転フリップ+2回転トウループ、3回転トウループ、ダブルアクセルと、ジャンプの構成はイギリスのマコーケル選手と同じ。どれもクリーンで、つなぎの動きもスムーズ。しっとりした中に切れもあった。終わってガッツポーズ。53.44、自己ベスト。ウクライナチーム大喜び。
#5 <ドイツ> ナタリー・ヴァインツィエル
「Fever」♪ 冒頭の3回転トウループのコンビネーションは、間にターンが入ったが根性で下りた。ルッツが決まったのに、ダブルアクセルで転倒は残念。徐々に盛り上がる曲に合わせていい感じのステップではあった。52.16、個人戦ではもう少しいい演技ができるかな。
#6 <フランス> マエ-ベレニス・メイテ
プリンス「The Question of U」♪ 冒頭の3回転トウループのコンビネーションは、セカンドの着氷で少しこらえた。ループとダブルアクセルはきれいに入る。フライングからすぐにブレードをキャッチする面白いキャメルスピンを見せたが、やや軸がぶれたかも。フランスチーム勢ぞろいで迎える。55.45。
#7 <アメリカ> アシュリー・ワグナー
Ping「Shine On You Crazy Diamond」♪ いつものように、くるんとポニーテールを振りながら滑りだす。3回転フリップ+3回転トウループ、ループ、ダブルアクセルと力強く決める。エレキのメロディに乗ってのびやかに滑った。全米の不調はもうふっ切れている。63.10。それほど点が出なかったのは、コンビネーションで回転不足があったためか。
#8 <ロシア> ユリア・リプニツカヤ
「You Don't Give Up on Love」♪ 大歓声の中で緊張した顔で出て行ったが、3回転ルッツ+3回転トウループ、ダブルアクセル、フリップときちんと決めていく。ステップでは前よりポーズを見せる部分が少ないように感じたが、ターンなどを増やしてさらに上のレベルを取ろうとしたのかも。キャンドルスピンやI字スピンで会場が沸く。72.90、自己ベスト更新。
#9 <日本> 浅田真央
ショパン「ノクターン」♪ コールされてから1分間を目いっぱい使ってポジションについた。ピアノの音とともに、リプニツカヤの演技で熱くなった会場がすっと静かになる。トリプルアクセルは惜しくも転倒。フリップ、3回転ループ+2回転ループはスムーズ。スピンやステップはいつもながら美しい。64.07。トリプルアクセルはダウングレードとなった。
#10 <イタリア> カロリナ・コストナー
シューベルト「アベマリア」♪ 薄いブルーに透ける生地をのせた美しい衣装。滑りだした瞬間にじわっと拍手。3回転トウループのコンビネーション、ループ、ダブルアクセルと雄大に決まった。スピードにのりながら柔らかなステップ。70.84、シーズンベスト。
結果、1位ロシア、2位イタリア、3位日本、4位アメリカ、5位カナダ、6位フランス、7位中国、8位ウクライナ、9位ドイツ、10位イギリス。
SP/SDを終えてのチーム順位は、1位ロシア(37)、2位カナダ(32)、3位アメリカ(27)、4位日本(24)、5位イタリア(23)。この5チームがフリーに進出。
6位フランス(22)、7位中国(20)、8位ドイツ(17)。ここまでが入賞となる。9位ウクライナ(10)、10位イギリス(8)だった。
もうこの後すぐ、ペアのフリーが始まる。高橋成美/木原龍一組、しっかり滑っておくれ
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