中国は広い。だから中国語といっても、多様な地方言語がある。そして中国語の歴史は長い。だから中国語読みといっても、現代の発音と昔の発音は違う。
ということを、少しは考えて番組作ってよ!と毎度テレビに向かってつっこんでいるのだが、「平成教育委員会」でもまたあった。
「総合学習」の第三問、例としてあげた「ひょん(なこと)」の語源がおみくじの凶だという話。おみくじで凶はめったに出ないので、思いがけない意外なこと。凶の中国語読みが「ひょん」だから、という説明だった。
凶の中国語読み、現代の標準中国語では[xiong1](シォン)。ちなみに広東語では[hung1](ホン)。こちらのほうが「ひょん」に近い。南方から伝わったのか?
と思ってちょっと検索すると、「『凶』の唐音で『ひょん』」という説明が出てきた。唐音は鎌倉時代以降に伝わった漢字の音で、禅僧や南宋貿易の商人などが伝えたものだそうだ。それなら「ひょん」なのも頷ける。どちらかといえば南方の音と思われる。
「中国語読み」と一言で括らずに、ちゃんと説明入れてほしいな~
ちなみに「ひょん」の語源には、「イスノキ(という名前の木)のこと」とか、「ヤドリギのこと」とか、諸説あるようだ
ということを、少しは考えて番組作ってよ!と毎度テレビに向かってつっこんでいるのだが、「平成教育委員会」でもまたあった。
「総合学習」の第三問、例としてあげた「ひょん(なこと)」の語源がおみくじの凶だという話。おみくじで凶はめったに出ないので、思いがけない意外なこと。凶の中国語読みが「ひょん」だから、という説明だった。
凶の中国語読み、現代の標準中国語では[xiong1](シォン)。ちなみに広東語では[hung1](ホン)。こちらのほうが「ひょん」に近い。南方から伝わったのか?
と思ってちょっと検索すると、「『凶』の唐音で『ひょん』」という説明が出てきた。唐音は鎌倉時代以降に伝わった漢字の音で、禅僧や南宋貿易の商人などが伝えたものだそうだ。それなら「ひょん」なのも頷ける。どちらかといえば南方の音と思われる。
「中国語読み」と一言で括らずに、ちゃんと説明入れてほしいな~
ちなみに「ひょん」の語源には、「イスノキ(という名前の木)のこと」とか、「ヤドリギのこと」とか、諸説あるようだ
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