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観客と共に

2011年04月30日 23時57分09秒 | スポーツ

 シーズン最初に出場する大会がシーズン最後の大会、すなわち世界フィギュアスケート選手権となったキム・ヨナ選手。ショートプログラムでの動きは良く(点数が妥当かどうかは別として)、フリーはどんな滑りになるかと期待させていた。
 いざ滑ってみると、、、元気がないとか滑ってないとか重たいとか、そういうことは全然ないんだけど、いかんせんジャンプにミスが出た。安藤美姫を上回ることはできなかった。
 練習で完璧にできていても、そのとおりに試合でやることは、やはり難しいこと。それができるという自信は、実際に試合でできたという実績から生まれる。今季のキム・ヨナは、このプログラムに関してはその実績を積んでこなかった。
 観客の前で滑って見せて、プログラムは磨かれ、完成していく。フィギュアスケートが観客の前で行うことを要素の一つとして持つ競技である以上、練習は所詮練習でしかないのかもしれない。
 「ジゼル」も「アリラン」も、出来不出来以前に、練り足りないというか、熟成してない感じがしたのは、人前で滑った回数の少なさだろう。やり切った感じが全然しないまま、来季はもう新しいプログラムを作るんだろうか。それとも、このプログラムを手直しして完成形にしていくんだろうか。
 久しぶりに見たキム・ヨナは、とりあえず楽しそうにスケートをしていた気がする。結局、オリンピック後のリフレッシュ期間になったのかな。

 安藤美姫は、シーズンを通して観客と共に時間をかけて作り上げてきたものを、ほほ笑みながら観客と分かち合った。
 再びの女王、おめでとう


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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おめでとう! (デビット リー)
2011-05-01 11:43:21
今季の美姫ちゃんには「ジャンプ跳べるかな」という心配は全くしませんでした。滑り全体で魅せてくれたから。
まだまだ続けてくれるんでしょうね!
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もちろん、まだまだ (HO太)
2011-05-01 12:01:10
本当に、今季の美姫ちゃんは安定してましたね。
自分で考えながら重ねた練習の裏付けがある自信が、安定した演技を生んだと思います。
高橋大輔が続ける宣言してるくらいですから、美姫ちゃんがやめる理由はどこにもないでしょう。
来季はまた新しい面を見せてくれたら、素敵だな
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