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春には春の

2013年04月10日 05時05分29秒 | スポーツ

 ウィンタースポーツに春が来ると、シーズンの終わり
 フィギュアスケートの今シーズン最後は国別対抗戦だが、その前に国際大会がいくつか行われた。選手権に派遣されなかった選手たちには、シーズン最後に力を試すチャンス。ノービスやもっと小さい子のカテゴリーもあったりして、若手育成の目的もあるようだ。
 日本の選手たちが出場した大会の成績をまとめておこう。(世界選手権より少し前の大会も含めて)

バヴァリアン・オープン>2.6~2.11 オーベルスドルフ(ドイツ)
男子・・・優勝:織田信成 250.80(SP72.74、FP178.06) 2位:中村健人 227.85
 織田のフリーは完璧 これが全日本でできてたら、、、と思ってしまうが、来シーズンに向けていい締めくくりになったのかな。国別対抗戦前の段階で、今季3番目に高得点だった(1番と2番はハビエル・フェルナンデス)。
女子・・・8位:西野友毬 127.80 (優勝:ナタリー・ヴァインツィエル(ドイツ)157.42)

チャレンジ・カップ>2.21~2.24 ハーグ(オランダ)
男子・・・小塚崇彦がエントリーを予定していたが、怪我が回復しきっていなかったので取りやめた。優勝はブライアン・ジュベール。
女子・・・日本勢参加なし。優勝はカロリナ・コストナー。
ノービス男子・・・2位:石塚玲雄 93.52 (優勝:イリヤ・ソロミン(スウェーデン)100.59)
 石塚選手は全日本ノービスA3位、全日本ジュニア26位。
ノービス女子・・・優勝:樋口新葉 116.43
 樋口選手は全日本ノービスA2位、全日本ジュニア7位。ところで7位にMinori YUGEというドイツ選手が入っているが、もしや日本人

クープ・ド・プランタン>3.22~3.24 ルクセンブルク(ルクセンブルク)
男子・・・2位:町田樹 181.58(SP61.47、FS120.11) (優勝:ヨリク・ヘンドリクス(ベルギー)186.76(SP67.34、FS119.42))
 髪を短くした町田選手にちょっとびっくり。GPシリーズの頃の元気良さはなかったものの、もう少し演技構成点を出してくれても…と思う。せめて6点台半ばくらいは
女子・・・3位:庄司理紗 129.66 (優勝:ヨシ・ヘルゲション(スウェーデン)153.13)
ジュニア男子・・・3位:川原星 151.31 (優勝:Simon HOCQUAUX(フランス)163.63) 川原選手はSPでは1位だったので、ちょっと惜しい。
ジュニア女子・・・優勝:加藤利緒菜 146.25
アドバンストノービス女子・・・優勝:三原舞依 112.26 9位:紀藤裕香 76.09
 三原選手は全日本ノービスA3位、全日本ジュニア8位。紀藤選手は全日本ノービスA4位、全日本ジュニア15位。

トリグラフ・トロフィー>3.27~3.31 イェセニツェ(スロベニア)
男子・・・3位:村上大介 177.43 4位:佐々木彰生 (優勝:アルトゥール・ガチンスキー(ロシア)210.15)
 NHK杯を肩の故障で無念の棄権をした村上大介選手、まずまずの復帰戦。佐々木選手も久々の国際大会で悪くない成績。
女子・・・2位:大庭雅 150.65 (優勝:ニコル・ゴスヴィアニ(ロシア)156.72)
ジュニア男子・・・2位:本田太一 153.51 (優勝:アレクサンドル・ペトロフ(ロシア)192.97)
ジュニア女子・・・2位:松田悠良 150.61 (優勝:エレナ・ラディオノワ(ロシア)172.77)
アドバンストノービス男子・・・優勝:山本草太 121.69 山本選手は全日本ノービスA1位。
アドバンストノービス女子・・・優勝:本田真凜 124.76 2位:坂本花織 115.15
 本田真凜選手は全日本ノービスB1位。坂本選手は全日本ノービスA1位、全日本ジュニア9位。太一・真凜の本田兄妹は、子役で活躍する本田望結ちゃんの兄姉。それにしても真凜ちゃん、高得点

ガルデナ・スプリング・トロフィー>4.2~4.3 セルヴァ・ヴァル・ガルデナ(イタリア)
男子・・・優勝:小塚崇彦 228.63(SP81.18 、FS147.45) (2位:アダム・リッポン(米)(SP63.64、FS155.52))
 小塚選手は足の怪我からの復帰を優勝で飾った。フリーは1位だったリッポンもなかなか見事。4回転ルッツを試合で成功させて話題になったブランドン・ムロズ(米)も参加していて4位。アブザル・ラキムガリエフ(カザフスタン)はトリグラフ・トロフィーと連続出場していた。
女子・・・2位:今井遥 154.19(SP46.67、FS107.52) (優勝:ヴァレンティナ・マルケイ(イタリア)162.81(SP49.39、FS113.42))
 今井遥、SPの出遅れをフリーでしっかり挽回できてよかった。世界選手権では残念だったマルケイも復活の兆し。
ジュニア男子・・・2位:中村優 163.82(SP47.36、FS116.46) (優勝:ジョーダン・モイラー(米)195.67(SP63.62、FS132.05))
 中村優選手、SPとフリーをそろえられたらもっとレベルアップできるんだけど。優勝のモイラー選手は全米ジュニア5位。
ジュニア女子・・・2位:新田谷凛 123.61 (優勝:ポリーナ・エドモンズ(米)158.45)
アドバンストノービス男子・・・2位:山隈太一朗 119.13 (優勝:ヴィンセント・ジョウ(米)153.55)
 山隈太一朗選手は全日本ノービスA2位、全日本ジュニア7位。優勝のジョウ選手は全米ジュニアのチャンピオン(全米は年齢でなく技術レベルでカテゴリー分けされるので、まだ12歳だがジュニアに出場していた)。
アドバンストノービス女子・・・2位:横井ゆは菜 111.77 3位:山隈恵里子 104.65 (優勝:カレン・チェン(米)131.24)
 横井選手は全日本ノービスA6位。山隈恵里子選手は全日本ノービスA5位。山隈太一朗くんと恵里子ちゃんは日本スケート連盟強化選手Bのリストに載っているが、生年月日が同じで顔もよく似てるので双子ちゃんと思われる そろって表彰台で何より。優勝したカレン・チェンは全米ジュニア4位。

 ノービス・ジュニアの選手たちは、春の試合を終えて、新しい学年になったところ。シニアの選手たちも、来季のプログラムを考え始めているところかな。
 あとは国別対抗戦。


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