Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

ロステレコム杯2020アイスダンスFD

2020年11月21日 23時21分06秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2020、ロステレコム杯2020アイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

<G1>
ヴィクトリア・セメンジュク/イリヤ・ユキムク(ベラルーシ) RD:56.22(10) FD:90.16(10) 合計:146.38(10)
 「Cloud Pusher」「47 Ronin」「Kill the Fear」♪ ピンク、黒で共に着物風。「47 Ronin」は忠臣蔵かな? 刀を振るような振付も所々にある。逆立ち姿勢のリフトなど、リズムダンスよりは全体に流れがよかった感じ。

エカテリーナ・ミロノワ/エフゲニー・ウステンコ(ロシア) RD:56.47(9) FD:95.67(9) 合計:152.14(9)
 「Cry」「Now We Are Free」「Sweet Dreams」♪ 濃い緑、黒。ローテ―ショナルリフトから入り、濃密なムードのプログラム。語りの入るボーカルがドラマチック。

アンナ・ヤノフスカヤ/アダム・ルカシュ(ハンガリー) RD:61.34(8) FD:102.31(8) 合計:163.65(8)
 「愛の賛歌」♪ 黒で左胸にストーンで花、黒に白襟。スピンから入り、しゃがんだ姿勢の男性の膝に女性が背中で乗るリフト、男性が手を使わずアクロバティック! ローテ―ショナルリフトでは女性が男性の体に足を絡ませてキャッチフット。ツイズルも合っていた。
 コレオキャラクターステップは、それぞれ別の動きで激しく盛り上げる。

アリソン・リード/サウリウス・アンブルレヴィシウス(リトアニア) RD:72.43(7) FD:110.13(7) 合計:182.56(7)
 「Churchyard」「It Happened Quiet」「Soft Universe」♪ 紫系、黒系。非常に安定した滑らかな演技。大きなグライドのワンフットステップ、スピード感のあるツイズル、肩に体を前後に伸ばして乗るリフト。生き生きしたコレオステップ、終わって満足そうだった。

アレクサンドラ・ナザロワ/マクシム・ニキティン(ウクライナ) RD:74.86(6) FD:113.39(6) 合計:188.25(6)
 「Prima Donna」「Apres La Pluie」「Steppe」♪ 白黒ボーダー。サーカスのピエロ風の設定かな。女性が男性の前から上がって背中に手を置いて逆立ちするようなリフト、しゃがんだ靴と膝の上に乗るリフトなど、個性的。コミカルな振付でじわじわ盛り上がった。終わった瞬間女性が涙ぐみ、自己ベスト更新の得点。

<G2>
エリザヴェータ・クダイベルディエワ/イゴール・バジン(ロシア) RD:76.10(5) FD:117.08(4) 合計:193.18(4)
 「Experience」「Ni**as in Paris」♪ 赤、紫。非常にスピード感のある、切れのいいプログラム。肩乗せリフトは下りるまでの変化がきれい。低い姿勢のお腹に乗るリフト。スピン中に手をつなぐのは流行りかな。

アナベル・モロゾフ/アンドレイ・バギン(ロシア) RD:76.21(4) FD:114.79(5) 合計:191.00(5)
 「Terra Rossa」♪ 黒に金。ツイズルでずれたように見えたが、そろってレベル4なのでOKだった模様。女性がキャッチフットでのローテ―ショナルリフト、離れて足だけ絡ませるスピン。
 パパ・モロゾフの様子がリプレイ中に何度も映った

アナスタシア・スコプチョワ/キリル・アレシン(ロシア) RD:79.75(3) FD:119.50(3) 合計:199.25(3)
 「Never Tear Us Apart」♪ 黒系。スピードばっちり、ツイズルぴったり。男性が後ろ手になるスピンの姿勢が面白い。
 トップに立って表彰台確定。

ティファニー・ザゴルスキー/ジョナサン・ゲレイロ(ロシア) RD:84.46(2) FD:122.45(2) 合計:206.91(2)
 「Survivor」♪ グレー、黒で共に赤の差し色。昨季から持ち越しのプログラムで、観客もよくわかっている。回転の速いローテ―ショナルリフトで序盤から盛り上がり、リズムに乗ったツイズル、男性の前からジャンプして背中に乗るリフト。

ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア) RD:91.13(1) FD:126.38(1) 合計:217.51(1)
 「Smile」「Come Together」♪ 透け感のある黒、黒に白シャツを羽織って。しっとりした曲から、さっと低い姿勢をとるステーショナリーリフト。ツイズルはシャツが翻るのでずれたら目立つと思うが、見事に合わせた。男性の首回りを女性が足で挟むようなリフト、ちょっとワイルド。
 後半曲ががらっと変わって、全然違う表情が出せるのもさすが。

 結果、優勝はシニツィナ/カツァラポフ、2位ザゴルスキー/ゲレイロ、3位スコプチョワ/アレシンと、RDと順位変わらず。4位クダイベルディノワ/バジン、5位モロゾフ/バギン。6位ナザロワ/ニキティン、7位リード/アンブルレヴィシウス、8位ヤノフスカヤ/ルカシュ。
 この後はペア・フリー

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コレオステップシークエンスって

2020年11月21日 21時40分16秒 | スポーツ

 現在の男子シングル競技に、存在してましたっけ???
 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2020、ロステレコム杯男子フリーをCSテレ朝チャンネル2で観戦。解説の佐野稔さんが技術要素名を言ってくれるが、なんか古めかしい名前を使っちゃってる
 コレオステップシークエンス、2010/2011と2011/2012シーズンの男子フリーで必須とされた要素。レベルはなく、固定した基礎点とGOEのみで評価されるステップだった。
 2012/2013シーズンからは、コレオグラフィック・シークエンスになって今に至るのに、いまだに「コレオステップシークエンス」と言ってしまうって
 本田武史さんが、やっと言わなくなったと思ったら、佐野稔さんがいたか~。古い単語を使ってると、古い人だと思われちゃうぞ~。
 (アイスダンスのフリーには、コレオグラフィック・キャラクター・ステップシークエンスという要素がある。短く言うなら、これが「コレオステップシークエンス」になるのでは

 細かいことが気になって、観戦に集中できなかったのだった

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全日本ジュニア選手権2020アイスダンスRD

2020年11月21日 20時27分46秒 | スポーツ

 全日本ジュニア選手権2020アイスダンス・リズムダンス(ジャッジスコア)。FODプレミアムでライブ観戦。

山下珂歩/永田裕人 RD:33.89
 「ラ・ラ・ランド」♪ ブルーのドレス、黒シャツにグレーのベスト。ティータイム・フォックストロットから、丁寧に合わせていく。ツイズルもきちんと、後半はテンポアップしてスピードも出てきた。ローテ―ショナルリフトで女性が体を伸ばした状態でのホールド、小柄な男性だけど頑張っていた。
 西日本選手権のときはコンディションが良くなかったと聞くが、今日はかなり良くなっていた キス&クライでコーチと3人手を繋いで得点を待つ様子が可愛い

吉田唄菜/西山真瑚 RD:58.74
 「コーラスライン」♪ ピンク、濃紺。軽やかに滑らかに滑っていく。今日も見事なツイズル!と思ったら画面が乱れて パターンダンスもさらに洗練されて見惚れるが、西山君が一瞬引っかかって焦った 大きな乱れにはならずに一安心。
 いつ見ても、何度見ても、素敵なプログラム 60点超えるかと思ったけど・・・

佐々木彩乃/田村篤彦 RD:36.85
 「サウンド・オブ・ミュージック」♪ 緑系、ベージュのジャケット。ツイズルは回転がゆっくりなので、2人がずれたとき少し目立ってしまうかも。ホールドして滑っているときの女性が姿勢が、もう少しきれいになるといいと思った。東日本選手権よりはまとまった演技。
 リンクサイドでうたしんが見守っていた。

 結果、1位吉田/西山、2位佐々木/田村、3位山下/永田。3組しかいないので、全組にQマーク(フリーに進む)が付く。フリーは明日16時15分から。

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ロステレコム杯2020ペアSP

2020年11月21日 19時27分26秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2020、ロステレコム杯2020ペア・ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
エカテリーナ・カディロワ/イワン・バルチェンコ(ロシア) SP:70.62
 「サユリ」♪ 水色にピンクなどの花、ライトブルーのグラデーション。高い3ツイスト、3トウそろえる。スロー3ループ鮮やか。ステップは同調性を見せる部分と、あえて違う動きを見せる部分がある。

イオウリア・シチェティニナ/マルク・マジャル(ハンガリー) SP:58.60
 「Renaissance」♪ 赤、グレー。3ツイスト無難にまとめ、3トウは男性がやや乱れたが転倒はなし。スロー3フリップ決まり、なかなか難しそうなダンスリフトも。ほぼノーミスに満足げなガッツポーズが出た。

イウリア・アルテメワ/ミハイル・ナザリチェフ(ロシア) SP:70.11
 「Senza Parole」イル・ディーヴォ♪ 透け感のある黒。3ツイストは女性が縦姿勢に近いタイプで回転速い。3トウ合わせ、スロー3ループがダイナミック。デススパイラルなど基本的な技術がしっかりしている。リフトではきれいなスプリットポジションを見せた。

<G2>
クセニア・アカンテワ/ヴァレリー・コレソフ(ロシア) SP:67.50
 「Mirko」(シルク・ド・ソレイユ)♪ 紺にオレンジのサスペンダー。割とトランジションは細かく入っている気がした。ツイストは姿勢がまだきれいじゃないけど高い。3サルコウ揃え、スロー3ループはうまく押さえて着氷。ステップでは近い距離を保っていた。キャメルスピンはやや苦手

アポリナリア・パンフィロワ/ドミトリー・リロフ(ロシア) SP:73.84
 「Bathroom Dance」「Rock & Roll (part 2)」「Joke's on You」♪ 白からグレーのつなぎに色のひらひら、赤スーツ。高々と放り投げる3ツイスト、2人とも得意なのか、ジャンプは2アクセルを選択。スロー3フリップ、距離が出た。合わせ過ぎず自由な感じのステップ、一体感は保っている。

アナスタシア・ミシナ/アレクサンドル・ガリアモフ(ロシア) SP:79.34
 「Variations on the ballet Esmeralda」♪ 黒から赤のスリップドレス、濃紺。回転の速い3ツイズル、3サルコウは女性がこらえた。スロー3ルッツばっちり。ロシア風の曲で次第に観客も一体になっていく。後ろ向きで腰の下に手を入れるようにしていきなり逆さに持ち上げ、さらに女性がノーハンドになるリフトは見事 ラストはスライドした男性を女性がパンと撃ち、起こしてあげる手にチュッ

アレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー(ロシア) SP:78.29
 「Star of Captivating Happiness」♪ ターコイズブルー、黒の詰襟。長めのイーグルから3サルコウ、ぴたりと揃った。片手上げの3ツイストがなんとも華やか。随所に織り込むダンスリフトやツイズルが美しい。
 ステップは恋の物語を紡いでいくような表現。ラストのサイドバイサイドスピンが一糸乱れぬユニゾンだった。
 余裕で1位かと思ったが、1位は取れず。スロー3フリップでオーバーターンしたのが響いたかな。

 結果、ミシナ/ガリアモフがトップに立ち、2位にボイコワ/コズロフスキー。3位パンフィロワ/リロフ、4位カディロワ/バルチェンコ。
 このあとは女子ショートプログラム

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ティム・コレト選手、日本国籍取得

2020年11月21日 18時44分55秒 | スポーツ

 嬉しいニュースが入ってきたのは一昨日
 フィギュアスケート・アイスダンスの日本代表、ティム・コレト選手が日本国籍を取得した。パートナーの小松原美里と結婚したのが2017年で、オリンピック出場を目標に日本国籍取得を目指していた。帰化申請が認められ、日本名は小松原選手のお母さんが考えたという「小松原尊(たける)」だそうな。
 少し前からTwitterで「小松原尊」という表記を使っていたので、この名前で申請しているんだろうと思っていたが、なかなか素敵な名前 “日本武尊(やまとたける)の「たける」から取り、「尊い」という意味も入ることで本人も気に入った”、お母さんグッジョブ
 日本人の配偶者だからといって、すぐに国籍が取れるわけではない。年間の日本滞在日数や日本語のテストなど、いろいろ条件があるらしい。カナダのコーチに指導を受けている小松原/コレト組は、日数を計算しながら日本とカナダを往復していたと聞く。
 今年のコロナ禍で、想定外に日本に長く滞在することになったが、逆に許可が早く下りる結果になったのかも
 これで今後は五輪代表枠獲得&代表になる戦いに専念できる。まずはNHK杯が楽しみ(選手登録名は今年度いっぱいは変わらないようなので、小松原美里/コレト・ティム組でコールされるのかな?)

 しかし、ネット書き込みには心無いものもあり
 名前に関しては「闘莉王とかあて字にしろよ。日本武尊って神様だぞ」。帰化する人は元々の名前の音を漢字にする人が多いので、意外に思われたかもしれないが、、、。尊って名前の日本人男性、別に珍しくないと思うけど
 「オリンピックのためなら簡単に日本国籍が取得できるのかなあ」と訝る声も。上に書いたとおり、全然簡単ではない。国によっては、びっくりするくらい簡単に国籍を付与するところもあるようだが
 「米国出身→韓国代表→ノルウェー代表→日本代表?こんな節操のない、書類だけのなんちゃって日本人を日本代表などと認めてはいけない」・・・おいおい・・・
 日本人の親のもとに、日本で生まれて育った人でなければだめ??? インタビューで見事な日本語で応対しているのを見れば、“なんちゃって”なんて言えないと思うが
 そんなこんなは、これからの活躍で払拭されるだろう。

 実際に五輪代表になるかどうか。実力的に一番近いところにいるのが小松原/コレト組だと思うが、、、
 「うたしんは実力では小松原組を既に超えているし、伸び代ははかり知れない。当然来シーズンはオリンピックに合わせてシニア入りして来るでしょう。高橋大輔さんの所は今のところ仕上がりも将来性もわかりませんが、少なくとも来年までには簡単に小松原組超えは出来そう。という事は、万年ダンス一枠の日本で三組三つ巴・・・で正直小松原組の勝ち目はどうかなぁ。」
 こう分析する人もいるが、ジュニアのプログラムしかまだ見せていない“うたしん”が小松原/コレトを超えているかどうかは、正直判断できない。来季シニアに上がってほしいけど、それも決まってはいない。村元哉中/高橋大輔組の実力は、NHK杯を見るまでは何とも言えない。
 複数枠が取れることを期待する声も多いが、世界選手権で10位以内は本当に高い壁で これまでの日本勢は村元哉中/クリス・リードの11位が最高。五輪枠獲りの世界選手権ともなれば、厳しい戦いは必至だろう。まずは1枠を確実に獲得したいところだ。

 男女シングルのように、アイスダンスも強い選手が出せるようになるには、競技人口が増えて競えるのが一番。シニアの熱い戦いを見て、ジュニアやノービスも盛り上がってほしい


 

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