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2020/2021シーズンの課題について

2020年04月10日 12時45分48秒 | スポーツ

 ISU(国際スケート連盟)が発表したCommunication No. 2312で、フィギュアスケートの2020/2021シーズン課題について言及している。
 シーズンによってジャンプやスピンの種類、ダンスのリズムなどが指定されるが、新型コロナウイルス流行の影響で、多くのスケーターが新しいプログラムを作ることができないと考えられる。そのため、2020/2021シーズンも2019/2020シーズンの基本要素をそのまま使うことになった。
 アイスダンスとシンクロナイズドスケーティングは、毎年のISU Communicationで詳細が発表されている。今年はその発表はないことになる。一方、シングルとペアはSPECIAL REGULATIONS & TECHNICAL RULESの611と620で2020/2021シーズンの課題として記載されているものを使う。
 ショートプログラムの変更部分だけをまとめると:
男女シニア:変更なし
男子ジュニア:ルッツジャンプ(2or3) フライングキャメルスピン 足換えシットスピン
女子ジュニア:ルッツジャンプ(2or3) フライングキャメルスピン レイバック/サイドウェイズリーニングorシット(足換えなし)スピン
ペア・シニア:ヒップ(グループ3)リフト デススパイラル(フォアイン)
ペア・ジュニア:ヒップ(グループ3)リフト スロージャンプ(ループ2or3) 2ルッツor2アクセルジャンプ デススパイラル(フォアイン)
 男女シニアは基本的に同じプログラムをそのまま使うことが可能。男女ジュニアは単独ジャンプの種類が変わるため(ループ→ルッツ)、同じ曲を使う場合プログラムのどのあたりで入れるか、位置や軌道が変わってくるかも。
 ペアは、デススパイラルが比較的易しいものに変わるので楽? ジュニアはスロー、単独とジャンプの種類が変わるのが大変かもしれないが、ジュニアのシーズンは世界ジュニアで終了しているので、もう切り替えていると思われる。

 アイスダンスのリズムダンスについては変更なし。
テーマ:ミュージカル/オペレッタ
シニア:パターンダンス(フィンステップ)
ジュニア:パターンダンス(ティータイムフォックストロット)
 ISU Communication No.2257で、2020/2021のリズムダンスのテーマ:Folk、シニアのパターンダンス:ラヴェンスバーガーワルツ、ジュニアのパターンダンス:ウェストミンスターワルツと発表されていた。すでにこの要素で新プログラムを作り始めたり、練習したりしているカップルもあると思うが、元のプログラムのブラッシュアップということになりそう。
 2020/2021からアイスダンスに参戦する高橋大輔、最初のシーズンの課題がフィンステップというのは少し大変 村元哉中がアイスダンスに転向して最初のシーズンの課題がパソドブレだったが、周囲から「パソドブレでよかったね」と言われたと聞く。
 転向する選手にとっては、シーズン課題が何かも運があるかも。フィンステップは難しいかもしれないが、テーマのミュージカル/オペレッタは、大ちゃん得意かな
 ジュニアに上がるカップルもいるといいな

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16日にオンライン会議で

2020年04月10日 10時41分48秒 | スポーツ

 ISU(国際スケート連盟)がCommunication No. 2312を発表。今後の予定について明らかにした。
 今年6月にタイのプーケットで開催予定だったISU総会は、とりあえず来年5月末からに延期。
 この3月から4月に予定されていたが中止となった3つの世界選手権について、10月~12月の間に開催できるかどうか検討し、4月16日のオンライン会議で話し合う。
 ニュースでは世界フィギュアスケート選手権のことばかり報道されているが、世界ショートトラックスピードスケート選手権大会(日本派遣選手団)、世界シンクロナイズドスケーティング選手権(日本代表は神宮Ice Messengers)も対象になっている。
 開催は「次の2週間で世界中に明確な改善があることが条件になる」ので、正直難しい・・・
 仮に開催するとしたら、フィギュアスケートは例年なら10月に始まるグランプリシリーズとの調整が必要になる。GPS直前に選手権を開催したとしても、その結果を受けてアサインするのは時期的に無理がある。例年と違う方法、例えば2019/2020シーズンベスト等で決めることになるだろう。
 さらに、例年8月下旬から始まるジュニアグランプリシリーズ、チャレンジャーシリーズをどうするか。ほとんどの選手たちがリンクで練習できていない状況を考えると、開催は厳しそうだ。
 うんと楽観的に考えて…年内の国際大会は全て中止か延期、年明けのヨーロッパ・四大陸・世界選手権ができればラッキー、くらいじゃないだろうか。
 どんな結論が出るか、16日の結果を待とう

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