ISU(国際スケート連盟)が発表したCommunication No. 2312で、フィギュアスケートの2020/2021シーズン課題について言及している。
シーズンによってジャンプやスピンの種類、ダンスのリズムなどが指定されるが、新型コロナウイルス流行の影響で、多くのスケーターが新しいプログラムを作ることができないと考えられる。そのため、2020/2021シーズンも2019/2020シーズンの基本要素をそのまま使うことになった。
アイスダンスとシンクロナイズドスケーティングは、毎年のISU Communicationで詳細が発表されている。今年はその発表はないことになる。一方、シングルとペアはSPECIAL REGULATIONS & TECHNICAL RULESの611と620で2020/2021シーズンの課題として記載されているものを使う。
ショートプログラムの変更部分だけをまとめると:
男女シニア:変更なし
男子ジュニア:ルッツジャンプ(2or3) フライングキャメルスピン 足換えシットスピン
女子ジュニア:ルッツジャンプ(2or3) フライングキャメルスピン レイバック/サイドウェイズリーニングorシット(足換えなし)スピン
ペア・シニア:ヒップ(グループ3)リフト デススパイラル(フォアイン)
ペア・ジュニア:ヒップ(グループ3)リフト スロージャンプ(ループ2or3) 2ルッツor2アクセルジャンプ デススパイラル(フォアイン)
男女シニアは基本的に同じプログラムをそのまま使うことが可能。男女ジュニアは単独ジャンプの種類が変わるため(ループ→ルッツ)、同じ曲を使う場合プログラムのどのあたりで入れるか、位置や軌道が変わってくるかも。
ペアは、デススパイラルが比較的易しいものに変わるので楽? ジュニアはスロー、単独とジャンプの種類が変わるのが大変かもしれないが、ジュニアのシーズンは世界ジュニアで終了しているので、もう切り替えていると思われる。
アイスダンスのリズムダンスについては変更なし。
テーマ:ミュージカル/オペレッタ
シニア:パターンダンス(フィンステップ)
ジュニア:パターンダンス(ティータイムフォックストロット)
ISU Communication No.2257で、2020/2021のリズムダンスのテーマ:Folk、シニアのパターンダンス:ラヴェンスバーガーワルツ、ジュニアのパターンダンス:ウェストミンスターワルツと発表されていた。すでにこの要素で新プログラムを作り始めたり、練習したりしているカップルもあると思うが、元のプログラムのブラッシュアップということになりそう。
2020/2021からアイスダンスに参戦する高橋大輔、最初のシーズンの課題がフィンステップというのは少し大変 村元哉中がアイスダンスに転向して最初のシーズンの課題がパソドブレだったが、周囲から「パソドブレでよかったね」と言われたと聞く。
転向する選手にとっては、シーズン課題が何かも運があるかも。フィンステップは難しいかもしれないが、テーマのミュージカル/オペレッタは、大ちゃん得意かな
ジュニアに上がるカップルもいるといいな
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