Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

パリの散歩道がコントで

2018年06月30日 22時31分24秒 | 

 夜中に耳になじんだエレキの音、「パリの散歩道」が聞こえてきた。羽生結弦の映像でも流れているのかと思ったら、コント番組
 NHKで昔のコント番組を振り返る「コンとコトン」とかいう番組で、懐かしい「サラリーマンNEO」の「セクスィー部長」だった。このシリーズは2010年か2011年くらいまでだったから、もちろん羽生結弦の名プログラム誕生前だ。
 「サラリーマンNEO」はたいてい見てたけど、バックに流れる曲までは覚えてなかった。まあ、この曲をちゃんと知ったのはフィギュアスケートでだから、この頃は知らなかったわけで
 元々、知る人ぞ知る名曲だったんだな、と納得

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ルールとフェアプレーの間

2018年06月30日 11時05分39秒 | スポーツ

 スポーツのルール。より面白く、より公平になるようにと考えて決められていくものだろう。選手・チームはルールの中で持てる力を尽くして戦う。
 が、時にルールを決めたときには想定しきれなかった事態が、“ルールの範囲内で”起こったりするわけで・・・

 FIFAワールドカップ2018、グループHの日本対ポーランド戦。最後の10分以上、0-1で負けている日本が攻めずにボールを回すという試合運びになった。勝っているほうが時間を使って逃げ切りを図るのはよく見るが、負けているほうが時間を使おうとするって、どういうこと
 日本がポーランドに負けた場合、同時に行われているグループHのもう1試合、コロンビア対セネガルの結果が関わってくる。日本とセネガルは勝ち点4、コロンビアは3。①セネガルが勝てば日本は負けても2位通過。②引き分けだとコロンビアと日本が勝ち点4で並び、得失点差で日本が3位になってしまう。③コロンビアが勝つと、セネガルと日本が勝ち点4で並ぶ。どっちが2位になれる?
 2試合終えてセネガルと日本は勝ち点、得失点差、総得点まで同じ。当該チーム間の結果は引き分け。唯一差があったのがフェアプレーポイント(警告・退場の数)で、日本が2ポイント上回っていた。
 日本が0-1とリードされ、コロンビアが1点入れたことで、③になりそうな状況が生まれる。1点取って引き分けに持ち込めれば文句なく日本は通過できるが、逆にもう1点取られたら得失点差で3位に落ちる。ここで西野監督が取った策が、これ以上失点せず、警告を受けず、だった。
 セネガルが追いついたらアウトという大きな賭け。会場中のブーイングを受けても、必死で時間を使い続けた日本チーム。「本意ではなかった」けれど、ベスト16に進むためのぎりぎりの選択だった。
 日韓大会で大活躍した名選手、アン・ジョンファンが解説で「韓国は美しく敗退し、日本は醜く突破した」と言ったそうだが、その通りだろう。それでも、ベスト16に進むのはそこまでする価値があるということだ。
 フェアプレーポイントをグループリーグ順位決定方法に取り入れたのは、悪質なファウルが少ないクリーンな試合を推奨したいFIFAの希望があったのだと思う。それがこんな形になるとは、ちょっと想定外だったかな。
 次の大会ではフェアプレーポイントを順位決定方法に入れるだろうか。得失点差・総得点・当該チーム間で並んだら抽選!なんてことにすれば、この作戦はできなくなるが

 「ワールドカップらしくない」「もう日本を応援しない」と海外のメディアからも叩かれてしまった作戦だったが、似たような感覚の試合は他にもあったようだ。
 グループGのベルギー対イングランド。どちらも2勝して突破は決めていて、あとはどちらが1位通過になるか。決勝トーナメントで当たる相手を考えると、1位通過ではブラジルのいる山になるが、2位通過ならコロンビア→スウェーデン対スイスの勝者。ブラジルよりは勝ち上がれそう?
 試合前は得失点差・総得点・当該チーム間で並び、フェアプレーポイントでイングランドが上だった。ベルギーが1点入れて勝ったが、監督はあまり喜ばなかったそうで イングランドも積極的に攻めていなかったらしい。(記事
 こういうことが起こるのは、決勝トーナメントの組み合わせがグループで決められているからだ。上からA組1位対B組2位、C組1位対D組2位、、、となっているから、どこと当たるか事前にわかってしまう。
 いっそ、グループリーグが終わったところで組み合わせ抽選をしたらどうだろう? まず1位通過8チームを割り振る。トーナメント表で上半分に入った1位チームと同じグループの2位チームは下半分に、1位が下半分に入ったグループの2位チームは上半分に入るように割り振る。(例:1位の上半分がADFGなら、当たる2位はBCEHのどれかになる)
 こうすれば、グループリーグの間は決勝トーナメントでどこと当たるかわからない。突破を決めた後の2位狙いはあまり意味がなくなると思うんだけど

 ふと思い出したのは、フィギュアスケートで「後半ジャンプは基礎点1.1倍」ルール。2017/2018シーズン、アリーナ・ザギトワ(ロシア)がジャンプを全部後半に跳ぶ作戦で高得点を叩き出し、見事オリンピックチャンピオンに。もちろんルールの範囲内だが、見ているほうに「なんだかなぁ・・・」と思わせてしまっていた。ジャンプが後半に続くのは、転倒などミスがあれば立て直すのが難しいというリスクもあり(世界選手権ではそうなってしまった)、それができるだけの力は凄いんだけど。
 後半ジャンプ1.1倍は、元々「プログラム全体にバランスよく要素を組み込む」ことを推奨するためのボーナスだったから、これは想定外だっただろう。「ジャンプを全部後半に跳ぶのはバランスがよくない」とされ、ルール改正で「後半ジャンプの基礎点が1.1倍になるのはショートプログラムで最後の1つ、フリーで最後の3つのみ」となった。のちに「ザギトワ・ルール」なんて呼ばれたりして

 泥をかぶるようにしてもぎ取ったベスト16で、ベルギーと戦う日本チーム。グループリーグの間ははらはらドキドキがしんどいので、あんまりじっくり見てなかったんだけど 今度は真面目に応援するから(?!)最高の試合を見せておくれ

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