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アンチって?

2014年05月30日 05時08分09秒 | Weblog

 参加しているmixiのスポーツ関連コミュ、雑談系のトピでちょっとした論争(?!)があった。
 スポーツ新聞に、先輩たちの引退などで新シーズンはエースとしての活躍が期待される選手が、意欲的に練習に取り組んでいるという内容の記事が出た。選手のコメントに「以前は練習もやらされている感じがあったが、今は違う」とあり、「それを読んでがっかりした」という投稿がきっかけ。
 「がっかりした」のは、「健気に頑張っているんだと思ってたのに」。投稿者は以前から、その選手が競技者としての自覚・意識が弱いのでは?と薄々感じていて、“やらされている感じがあった”という表現に、やっぱりそうだったか、、、と思ったようだ。
 「“頑張る”と口ではいうけど、期待しても、、、」ここ1、2シーズンの成績はたしかにもう一つ。高い意識を持って努力していれば、もっと良くなったはず!やればできたのに!と思う気持ちもうかがえる。
 投稿に対して、「これからを見てあげれば」「いろいろなタイプの選手がいてもいい」「早い引退も考えられていたから、続けてくれるのがうれしい」等の返信。「アンチはいますね」と投稿者の批判的なコメントを捉える人も。
 それに対しては、「自分はアンチではない」「辛口コメントはアンチにされるんですね」と投稿者は反論。「褒めるのは簡単だが、きれいごとばかり言うのはどうか」「良い部分もあれば悪い部分もある」「応援したいが、違和感のあるファンもいる」。
 「コミュのルール(お互い快く感じる書き込みを)を重視して。言っても構わないが言葉を選んで。選手のファンが見たらどう思うか」「誰だって好き嫌いも失望もあるが、このコミュには書かないでほしい」等の返信を受け、「友達に『どう思う』と話すような感じだった」「意見を聞けてよかった」と投稿者はこの話題を終わらせた。

 この一連のやりとりの中で考えたこと、その1。選手に批判的なコメントをする人は、アンチなんだろうか。そもそもアンチって?
 某巨大掲示板には、いわゆる“アンチスレ”がたくさんある。しみじみ読んだことはないが、スレッドのタイトルを見ただけでも“大嫌い”感がよく伝わってくるものばかり アンチでないファン(ヲタ)が反論する書き込みは、スルー(無視)がルールらしい。(逆にファンのスレッドでは、アンチの書き込みをスルー)
 私がなんとなく思う定義は、アンチ=生理的・感覚的・感情的に嫌いだから全面的に否定、という感じ アンチスレに集まるのは、同じ好き嫌いの人たちと悪口や粗さがしを楽しみたいから、、、
 (まだインターネットがなかった時代、アメリカの人気ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書/青春白書」シリーズの登場人物ブレンダに、"I hate Brenda"なるアンチ・ファンクラブができたという話を聞いた。集まってブレンダのここが嫌い、なんて話で盛り上がったりしてたらしい。共感できることはなんでも楽しいという心理かな^^;)
 実は私も、感覚的に嫌いな選手が何人かいる。大会に出ていても見たくないし、成績がいいと面白くない。アンチといえばアンチ 単なる好みの問題だと自覚してるので、mixiなどSNSにはその辺りの話は書かない。
 投稿者の方は、その選手に関して何から何まで嫌い、というわけでもないようだから、アンチに分類されるのも不本意だろうと思う。

 考えたことその2。期待をこめての批判、辛口なコメントを含めて意見交換できる場って、あるようでない
 アンチ、アンチじゃない、なんて話が出てしまうと、普通に討論できなくなってしまう。投稿者の方は、みんなはどう思うのか、自分と同じ意見の人はいるのか、知りたかっただけだと思うが、コミュでは同調する意見の書き込みはなかった。厳しい見方をする人はいたかもしれないが、コミュの趣旨からすると、書き込むのは難しかっただろう。
 いいところを褒めるのも残念なところを批判するのも両方有り、冷静に議論することを趣旨にしたコミュの類を作ればいいんだろうか。感情的・非論理的な書き込みはスルー、ヲタやアンチ呼ばわり禁止というルールで、参加者はある程度辛口なコメントにも動じずに対処することが求められる。そういう前提なら、今回のような話題も活発な意見交換ができたかも?
 「日本代表になるトップ選手に、競技者としての意識はどこまで求めるべきか」「靴・シューズが競技に与える影響」といったテーマも話の流れの中で出てきたので、議論を深められたら面白かったと思うんだけど。

 やっぱりややこしいネットの世界

コメント (2)
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