AKB48の旅

AKB48の旅

ゴム手袋鼻風船

2013年03月23日 | AKB
「スキ!スキ!スキップ!」の特典映像、「メンバー全員一発ギャグ集」のさっしーが繰り出した芸が、ある意味凄かった。ゴム手袋を鼻までかぶって、鼻息で膨らまして割るという、それだけなんだけど、身体張ってる感があって、確かに他のメンバーとは一線を画してた。審査員からは、エスパー伊東さんの名前が出て、高評価(満点)をもらってたけど、そこでふつふつと疑問が沸いて来た。

事前のさっしーの言葉も意味深に思えた。以下言葉おこし「秋元先生にも、もうやっちゃダメと言われてるんですけど、今回特別に許可を頂いて、指原にHKTシングルにかける気持ちがあるなら、やっても良いよという言葉を頂いた」

というわけで、さっそくぐぐってみたら・・・、なるほどという結果になった。これは、もともとはエスパー伊東さんの持ちネタで、それをテレビ番組の罰ゲームとしてやらされた、そういう経緯のよう。このネタを渋谷のスクランブル交差点で実際にやったらしい。週刊AKB 2010年7月16日放送という情報が出てくる。同時期の動向については、以下指原莉乃Wikipedia引用

2010年

3月25日に行われた『AKB48 満席祭り希望 賛否両論』の夜公演において、太田プロダクションから移籍打診があったことが発表され、移籍する。

4月30日から、指原莉乃オフィシャルブログ「指原クオリティー」を開始した。

5月から6月にかけて実施された『AKB48 17thシングル選抜総選挙「母さんに誓って、ガチです」』では19位で、「涙サプライズ!」以来の選抜復帰を果たした。

8月28日、指原本人には知らされずに「ヘビーローテーション」のテレビコマーシャルに挿入する形で、「指原莉乃 改め さしこ」という改名告知が行われた。『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』出演中の名札も「さしこ」名義のものであり、AKB48公式プロフィールおよび太田プロダクション公式プロフィールも「さしこ」に変更された。しかし、翌8月29日に改名は冗談であり、単なる企画であったと発表された。名札、プロフィールを変更するまでの徹底ぶり、本人のブログ記事などを受け、インターネットニュースなどでは実際に「さしこに改名する」との報道がなされた。28日は戸惑っていた指原だったが、ことの顛末を教えられ、29日深夜にことの経緯について語った。

以上引用

というわけで、太田プロ所属が転機となった、という理解で合ってるのかな。当時、太田プロには、既にして前田敦子、大島優子、小野恵令奈のいわゆる太田三姉妹が所属していたわけで、さっしー採用の目的が、アイドル需要ではなかったことは明らかだろう。と言うか、太田プロが、秋元氏のプロデュース方針に乗ったという見方が正しいか。

結果、例のブログが始まり、選抜メンバーに復帰したタイミングであるにもかかわらず、このゴム手袋鼻風船芸をやらされた、その意味するところは、少なくともさっしー当人にとっては、もの凄く大きかったんではないか。その後も「さしこ」改名騒ぎが仕掛けられるわけで、これははっきりと事務所の、そして秋元氏の売り込み方針であることが分かる。

つまりはこの時点で、さっしーの「特異才能」が秋元氏によって見抜かれ、たぶんさっしー当人は訳も分からぬまま、ドルオタ的な意味でのアイドルになるという夢を諦めさせられ、なんちゃって芸人路線を決定づけられんじゃないか。ならばこそ、そんな人生の転機の象徴であるところの「ゴム手袋鼻風船」芸の封印を、このタイミングで解く。秋元氏曰く「HKTシングルにかける気持ち」の、その意味するところは深い。さっしーの覚悟を示すものと言えそう。

今後も「さっしー」呼びは、少なくとも当分は変わらないと思うけど、決して見下しているのではないことは、表明しておくべきかなと。ほんと、尊敬してます。