AKB48の旅

AKB48の旅

誰かのために

2013年03月12日 | AKB
確定情報を待つべきなのかも知れないけど、3月11日というその日に、これまでに被災地訪問で行った中から、10カ所、岩手県陸前高田市、釜石市、大槌町、山田町、宮城県気仙沼市、多賀城市、女川町、亘理町、福島県南相馬市、いわき市に、それぞれ6人ずつ、同時再訪問を果たした模様。

総勢60人を同時に10カ所に送り出す、こんなことができるのは、もちろんAKBGだけだけど、現地との連絡、交渉、スケジュール手配、実際の物資や機材の搬入搬出とメンバーの送り迎え、その膨大な手間と経費を考えても、これを実現できてるということのすばらしさを、いくら賞賛しても仕切れない。

被災地の皆さん、とりわけ子供さん達が喜んでくれたであろうことを確信するとともに、逆に、これはメンバーにとっても大きな経験となってるのは言うまでもなく、大島優子さんが語っていたように、グループとしての士気を高める、自らの立ち位置を確認できる、そんなすばらしい相互関係になってると思う。

AKBムーブメントが、千年に一度の大震災のその同じ時間に存在しているという、ドレイクの方程式のごとき「奇跡」の意味というものを、どうしても考えたくなる、そんな誘惑に駆られてしまう。そんな「奇跡」が起こる日本というものの過大評価をしてしまいたくなる。それが誤った因果律の援用であることは、分かっているのだけれども。

NHKのMUSIC JAPANを見てると、だいたい「また来る」旨のことを言ってたんで、これで約束を果たした形になってるし、心の底から、日本人の一人として、ありがとうございますと言いたい。