AKB48の旅

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NMB48近畿コンサートツアー~みなさん、ちゃぷちゃぷしましょ~

2013年03月01日 | AKB
「見逃した君たちへ」の時もそうだったけど、フリの揃いが素晴らしい。しかも前に感じた、どこか小粒感も、今回は特に感じない。ダイナミックさを保ちながら、それでも嘘みたいにフリが揃ってる。こりゃ凄いわ。・・・と思ったら、ユニット曲になるとそうでもないのか。うーん、気のせいとかとは思えないほど、全体曲の時の揃いかたが半端ない感じ。これは練習量の違いなのか。

やはりNMBは、山本さんが突出してるんだな。歌もダンスも圧倒的に巧くて存在感があって、そんなのがセンターでキャプテンなんだから、当然と言えば当然か。声量もあって強い声質なんで、ユニゾンでも山本色が前面に出る感じ。

そして、今年のリクアワの配信で初めて見てびっくりしたけど、圧倒的じゃないか「わるきー」は。昭和のアイドル色全開なんだけど、ホンモノは時代を超えるとばかり、なんか問答無用だなあ。凄い。

上にも書いた「見逃した君たちへ」以外のNMBのコンサートを、こうしてそれなりにガン見したのは初めてだけど、そして私の勝手な思い込みとかではないと思うんだけど、「スター姫」でも書いたとおり、やはり山本さん、渡辺さんの二人がぶっちぎってる感じ。人気とかだけではない、モロに実力差がある感じで、こういうのって、他のAKBGでは見られない現象のように思う。

NMBの内部事情に立ち入るような情報を持ってるわけではないけれど、もしかして、これはあれか。内部的に勝負が付いてしまってる、序列がはっきりしてると言うことなのか。テクニカルな面で山本さんが、アイドルとしての存在様式で渡辺美優紀さんが圧倒的であるが故、他の全員がこの二人を仰ぎ見る関係性になってるんじゃないか。

そして、しんがりに山田さんがどっしり構えてるんで、この構造が固定して安定してしまってるように見える。だからこその、全員が二人に付き従っての、驚異的なフリの揃いになってるんじゃないか。NMBを芸妓集団、職能集団としてみるなら、それでも良いとは思う。けれどもAKBGはメンバー個々人の夢を叶える場所を謳ってるんであり、であれば、こういうのは「違う」んじゃないか。

もちろん山本さん、渡辺さんを非難するとかの意図はない。実力は実力なんであり、それは大いに発揮されるべきなのは言うまでもない。けれども、こういう圧倒的な力の差みたいなものを見せつけられる、当事者にとってはたまったもんじゃないんじゃないか。視聴中に城絵里子さんがアップになる度に感じたことなんだけど、その笑顔は間違いなく逸材だった。この、目を引かれる感じがスターオーラの芽生えなんだろう。けれども、その心が折れてしまったのもまた事実であり、城さんにとって山本さんはあまりに遠く感じられたんだろう。

以上のような考え方にいくらかでも妥当性があるとすれば、夢を断念して、失意のうちにNMBをやめる、そういう卒業者が続く可能性があるし、一方で、山本さん、渡辺さんとの対峙を避ける、別の方向性を模索するなんて動きも盛んになるのかも知れない。

横山さんの兼任は、まずはこのNMBの硬直性を打破することを目的にしてるんだろうか。秋元氏がどこまで把握してるのかは分からないけど、因果関係としては、城さんの卒業で問題点が明らかになっての兼任であり、解決すべき問題点もここじゃないかと思う。