AKB48の旅

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「見逃した君たちへ2」S2nd

2013年03月20日 | AKB
S2nd公演は、チームS版とチームH版の両方が収録されている。チームHは演目がこれしかないので、他の選択肢がないのだから当然としても、ならばどうして同一演目を、チームS版でも入れたのか。理由は、実際に視聴してみれば、一目瞭然だった。厳密にAB比較をしたわけではないけど、その必要もないくらいのあまりの差。間違いなく同一の演目なのに、まったく別物にしか見えないんだから、これは両方入れるのが正解だと納得。

曲はまったく同一のものを使ってると思うし、フリは所々違ってるような気もするけど、たぶん大差ないだろう。なのに、ここまで違ったものになるとは。大人と子供と言ってしまえばそれまでだけど、まず体力面で違ってるように見えるし、スキルという意味での純粋に実力差もそうだけど、それ以上に、メンバーの存在感や表情に大差がある気がする。うーんなんか違うな。そういった個別の要素の問題ですらなくて、個々人からチームまでの階層構造の総体で、チームSにはあって、チームHには欠けてるものが多すぎるんだと思う。

もちろん、若さ、フレッシュさは、圧倒的にチームHの勝ちになる。そういう意味では、もしかして「ウインブルドン」だけは、かろうじて勝負できてるかも知れない。けれども、全体的に見て、そのアドバンテージは、ほとんど生かされていない。表現力というか、訴求力というか、そういうものが決定的に足りてない。どこまでも平板な感じで、薄く、緩く感じられる。ある種、田舎っぽさと表現しても良いのかも知れないな。まあ、AKBG最強のチームSと比較すると言うこと自体が、なんかルール違反のような気もするけど。

このチームHの「見逃した君たちへ2 S2nd」公演は、2012年5月13日の収録。確かにこれを見ると、相当レベルのテコ入れが必要だと、素人でも分かる。この直後にさっしーの移籍、そして5人の「辞退」が発生するわけで、なんかいろいろ感慨深いものがある。