マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

礼儀作法塾

2008-05-26 15:47:47 | 小林賢太郎・(有)大吟醸
礼儀作法塾・おしゃれ編


身だしなみとは、TPOに応じた清潔で、分相応なものを身につける事。

おしゃれとは、個性的でちょっと控えめに性を意識して、かといって媚びず品があり粋でキメがある事。



「はい、ボードに書きましたが、どうですか?身だしなみとおしゃれの違いがわかりましたか?」

「はい・・・。でも先生、個性的という言葉はとても、大雑把で私には今ひとつ、理解しかねます」

「う~~ん。いいですか、貴方の場合、背がとてもお高くていらっしゃる。お顔立ちもなかなか今風ではないにしろ、いい線いかれてますよ。ですから、無理に個性という言葉を意識されなくても、よろしいのではないでしょうか?」

「このままでいいと・・・」

「・・・・何故、こちらの講義をお受けになりたいと思われたのですか?」

「はあ~。私用で出かける時は、人に迷惑や不愉快な気持ちにさせない清潔さを心がけ、決して派手な装いはせずその場に浮き上がらない様に、最善の注意を払っているつもりなのですが、どうも、常に目だってしまう様なのです。しかも、惜しい感じで・・」

「惜しい感じ・・・。なかなか上手い言葉を用いますね。あははは、当たっている」

「先生!!」

「いやいや失礼しました。まあ、いくら洗濯して清潔だしそのシャツが着易く心地よいといっても、同じ服を何枚も購入して毎日そればかり着用していては、ダメですよ」

「えっ!!ドキ!!先生私のタンスの中身ご存知なのですか?」

「そんなの、誰だって分かりますよ。この講義の5日間中、毎日、ダンガリーのシャツばかり着ていらしてるじゃないですか」

「いけませんか?」

「うーーーーん。いけなくはないけど、実に惜しい感じです。しかもちょっとサイズ合って無いし・・」
コメント (2)
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