イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

1961年の積雪の写真

2021-01-14 11:57:05 | 雑感
 大雪の被害が地元紙にたくさん載っています。

 今年が特別すごいことなのかどうかは、微妙です。
 観測史上という言葉がついて紹介されるデータは、観測データのない時代と比較できません。

 自分のアルバムに、雪の上で撮影された写真があります。
 
 38豪雪(1963年)の時のものかと思っていたら、裏面には昭和36年1月と書かれていました。たぶん、写して下さった方が書いてくれたのでしょう。
 1961年、50年前です。

 当時は除雪車というのはなくて、ブルドーザーが雪を押していきました。春になるとまとめてどかしてくれるので、それまではかんじき等で踏み固めて1本道。

 両親が全盲で、こどもの私たちが手引き(介添え歩行)をしていたんだけれど、雪道だと縦に並んで、白杖を蒸気機関車のクランク棒のようにして、歩きました。
 踏んでないところに足を入れてしまえば、ズボッと埋まって大変でした。
 
 荷物の運搬等はそりを使っていたのを憶えています。それが70年代に入った頃にはまだあったように思います。

 50年たって、除雪態勢も、天気予報も各段の進歩をとげた……はずですが、毎年のように大雪に関する被害や混乱、不便な生活が報道されて、実はちっとも進歩してないような気もします。

 気象情報も、いったい信じていいのかどうか。
 今回も、大雪になると言ってたのに、新潟市の対応は全くなかったように思います。
 市民はけっこう信じていたように思うけど。

 父は、全盲でも雪おろしをしていました。命綱は子供たちが握る役目でした。
 玄関から雪の上に出るための、雪の階段も父が作っていました。
 
 自衛隊の人たちが雪おろしをしてくれたという話を聞いた覚えがあって、それが38豪雪だったのかな…。

 写真サイズがL判の半分くらい。当時はカメラはもちろん、プリントすることも高価だったのだと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿