「簡単に言うと」が口癖?

　今朝のラジオ第一「社会の見方・私の視点」

　一億総中流といわれた時代が去って、中流が2つに分かれ、上にある富裕層、下にある貧困層との4つの階層になってきたと、日本の現状を話していました。

　いろいろな理由や背景、世界の状況等も説明されて、聞き手の問いに対し、
　「簡単に言うと」という言葉が何度も出てきました。
　口癖かな?

　話が終わって、北海道大法学部教授、遠藤乾さんと紹介がありました。
　なるほど、大学の先生だと講義の時にも「簡単に言うと」があるかも。

　小学校の先生は、基本的にわかりやすく簡単にかみ砕いて説明しないと、児童に伝わらないはず。
　中学校でも、各教科の用語は増えるにしても、わかりやすい説明が基本。

　高校に入ると、それまでの積み重ねを前提にするから、専門的な内容も増えてきて、場合によっては「簡単に言うと」がでてくるかも。
　そして大学は専門教育を行う場だから、通常は難しいんだ。でも、学生がちんぷんかんぷん顔だと「簡単に言うと」となるのかな。

　つなぎとして使う言葉は、単語通りの意味とは限らないので、聞く時も話す時も要注意です。