力士が飛んでくる

　昨日の大相撲、日馬富士・碧山戦。

　碧山が土俵下に落ちたあと、何かあったような感じ。
　テレビ中継でも。
　その時は特に説明なかったと思うけれど。

　お客さんが負傷。
　毎日新聞のウェブ記事では、
　『碧山が土俵下の観客に接触。観客が病院に搬送される事態』
　接触で負傷というあたりに、お相撲さんの大きさを感じます。特に碧山大きいですから。


　そして思い出したのは，相撲部屋の稽古。
　もうずいぶん古い話ですが，大阪出張の時、早起きして春日野部屋の稽古を見に行きました。春場所前ですね。
　栃乃和歌と栃司が現役の頃です。

　早い時間で，他のお客さんはほとんどいなくて、低視力の私は迷うことなく一番前の席に座りました。
　すると、元横綱栃ノ海がやってきて、
　「そこやめといて」と言われました。
　「すいません、有料席ですか？」と言ったら、
　「どの席も無料だけれど，一番前だと力士が吹っ飛んでくるよ」ということ。

　よけるとか、受けとめるとか，そういうのができるのならいいのかもしれませんが、とても無理なので、安全な場所まで下がりました。

　本場所の観客席は，その点では近すぎるように思います。
　かといって，あの席がなくなったら盛り上がりがないのでしょうし。
　だめ押しをするなという通達が出たようですが，だめ押しでなくてもね。
　白鵬が稀勢の里に敗れて連勝が止まった時も観客席に入ったと記憶。

　土俵下は危ない場所なんだと思います。