イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

厳密な科学実験

2012-01-31 11:54:34 | 雑感
 週刊新潮の連載「サイエンス宅配便」(竹内薫)で、厳密な科学実験の難しさが書かれていました。

 早期教育がテーマで、その効果はあるのかどうか。
 「臨界期」のことにも触れ、それがあるかどうかも。

 『臨界期については、厳密な科学実験をするのが難しい』
 なぜかというと、
 『対照実験をすることが困難』

 一つの条件のみを変えて、他は揃えて実験をして、違った結果が出てきたら、その条件が原因だと言えます。
 それが対照実験。

 中学校の理科で出てくるような実験だとシンプルでいいけれど、
 (例えば、デンプンのりを2本の試験管に分け、1本にはだ液を入れ、もう1本には水を入れる(以下略だ液がデンプンを糖に変えることを確かめる実験)
 現実の事象となると、一つの条件のみを変えて調べるというのは、何事においても難しいでしょうね。


 このことは、見過ごされやすいと思います。
 対照実験がないのに、効果を鵜呑みにする場合もあれば、逆に効果があるのに見逃されることもあるでしょう。

 それから、何事も一期一会だなぁと思いました。
 対照実験のために同じことを再現する、なんて人生においてもできないから。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿