イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

大山康晴永世名人の対局姿

2020-05-25 08:48:29 | 将棋
 昨日のNHK杯テレビ将棋トーナメントは、アーカイブ。
 第38回大会。大山康晴永世名人と羽生善治五段の対戦。
 解説は森雞二王位。

 大山永世名人の対局を最初から最後まで見たのは初めてだと思います。
 脇息にもたれる姿が何ともいえないというか、最近の棋士で脇息をあそこまでしっかり使っているケースはあまりないように思います。

 形勢が判断される場面はほとんどなくて、それでもやはり大山永世名人がいいような感じでした。結果は羽生五段が勝ったというのは、今までに何度も紹介されてきたのでわかっているのですが、どこで逆転となるのか…。

 角を打って王手としたときに、森王位は、「この手はよくないかもしれないですよ」と。
 当然のように歩合い。
 その時点で、なるほどと。
 歩を打つことで、その筋にはもう歩が打てない。
 森王位が解説した、後手番(大山永世名人)の勝ち手順には歩で王手をするのがあって、歩合いをしたことでそれができなくなった。

 まもなく投了となりました。85手。

 司会の方が「勝率8割1分8厘がまた上がりますね」と。
 
 感想戦では、大山永世名人がたくさん話していました。「この手が余計だったね」とか「先にこっちを指しておけばよくなっていたね」とか、いろいろ。
 羽生五段は、ほとんど話していなかったように思います。
 年齢差47。森王位と羽生五段がともに戌年で2回り違うと話していました。

 とんでもない若者が出てきたものだというのが、その当時の認識だったのでしょうが、大山永世名人の記録をことごとく塗り替えてきて、そこまでのことはまだ誰も予想していなかったと思います。
 
 1988年度。来週は谷川vs羽生という、その後に続く黄金カード。
 第38回をずっとピックアップです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿