北の富士さん、大関とりの場所

　大相撲中継の幕内取り組み前に、北の富士さんが大関に昇進した時の話がありました。

　昭和41年の名古屋場所後、大関昇進。
　直近3場所は、8勝、10勝、10勝。
　まさかそれで昇進とは思ってなかったと。
　場所中は大関とりといわれてなかったのかな?

　大鵬と熱戦だったのが「内容評価」だったのかもと。
　さすがに、その当時のことは全く覚えていません。

　佐田の山、栃ノ海、栃光と横綱、大関がいて稽古はできていたと。
　佐田の山は出羽海部屋ですが、栃ノ海と栃光は春日野部屋。
　詳しい話はなかったけれど、一門だからということでしょうか。

　当時だと、大関・豊山を応援していて、たぶん、新潟県では大鵬より豊山という人気だったのでは…。
　
　北の富士さんは十両で全勝優勝しています。それが昭和38年九州場所。
　新入幕で13勝2敗。2場所目で小結。4勝11敗でしたが、関脇を通算9場所、小結を通算2場所。平幕は通算5場所。
　昇進前6場所を見ると、小結のあと5場所関脇。勝ち星は10勝、9勝、10勝、8勝、10勝、10勝。
　これなら、大関になってもおかしくないと思います。

　当時の昇進目安というのがどうだったのかは、全くわからないのですが、3場所合計28勝なのに…と、低く見る必要はないと思います。

　いろいろと、エピソードには事欠かないのが北の富士さんでもありますし、今より時代そのものが豪放磊落という傾向にあったのかもしれません。