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ジャコウアゲハの産卵♪

2019年05月25日 | 自宅周辺の蝶

今日の最高気温は、午後の4時頃になって30.4℃まで上がって真夏日となりました。

昨秋に取り付けたエアコン、本日まさかの冷房デビューです。明日はもっと気温が上がるのだとか・・・

まだ5月だというのに、いったいどうなっちゃってるのでしょうね。

 

春のお庭訪問蝶の記録がまだなのに、本日はジャコウアゲハの話題です。

昨年のジャコウアゲハ第一化の羽化は、5月6日とかなり早かったのですが、

今年は、庭で♂を目撃したのが5月17日、これは一昨年と同じ日でした・・・

今季は蛹の越冬場所をほとんど把握してないから、いつどこで羽化した♂なのか不明です。

(この時のジャコウアゲハ♂は目撃だけで、証拠写真はありません…)

 

《5月17日、今季初見》

♂を確認したその日の夕方、まだ飛べないジャコウアゲハの♀を発見!

きっと羽化直後だったのでしょうね、ピッカピカのきれいな個体でした。

 

イカリソウの葉でじっとしている、ジャコウアゲハの♀♪(17時25分)

 

翌朝にはもうそこにいなかった。きっと、大きな木の葉陰にでも潜んでいるのでしょう・・・

 

《5月23日、産卵シーン》

17日以降、庭で見かけることがなかったジャコウアゲハの♂と♀ですが、

23日になって、♀が産卵にやってきました。

 

ウマノスズクサで産卵している、ジャコウアゲハの♀♪

 

すぐ近くには、大きく育って蔓が支柱に絡まっているウマノスズクサもあるのに、

この♀は、伸びてきたばかりの小さなウマノスズクサを選んで産卵してました。

これは、孵化した幼虫たちに柔らかい葉を食べさせたいという「母心」なのか?

でもこの小さな株の葉なんて、孵化した数匹の幼虫があっという間に食べ尽くしちゃう!

そうなれば、幼虫を大株のウマノスズクサへと引っ越しさせねば・・・

 

只今産卵中、3個目の卵を産み付ける瞬間です♪

 

これは、産み付けられた卵です♪

 

こっちの葉にも、また産卵~♪

 

ジャコウアゲハの♀は、ウマノスズクサの葉を見つけては何度も産卵を繰り返します。

今日何度か産卵した♀は明日も明後日も、また葉から葉へと渡りながら産卵を繰り返します。

1回に産み付ける卵は1個~8個位ということは、今までに確認できているのですが、

では、1頭の♀が全部で何個の卵を産むのかということは、いまだに確認ができてません。

この日は1頭の♀だけの産卵だったのですが、一日中♀の産卵に付き添っているわけにもいかず、

産卵した葉を全部確認することは到底不可能なことなのです。

それに、複数の♀が入れ替わり立ち替わりで産卵したり、

数頭一緒に産卵したりしているので、1頭の♀の全産卵数の確認というのは無理・・・

 

《5月24日、またまた♀の産卵と羽化直後の♂発見》

この日の♀は、たぶん前日の♀とは別個体かと思われます。

(翅が擦れていることと、尾状突起の長さが違うなどから…)

 

株元の小さな葉に産卵♪

 

支柱に絡んだ茎の葉に産卵♪

 

しゃがんでこの産卵シーンを撮り終え、上に向けていたカメラを下ろしてひと休み。


…と、その時です!


コンデジの画像モニターに、ベター!っとピンクの液体が落ちてきた。

 

もしかしてこれは…と、上を見上げれば、

そこには、羽化したジャコウアゲハの♂がぶら下がっていました。

(このピンクの液体には、見覚えがありました…)

 

羽化した♂を発見♪

(右に見えるのは抜け殻…)

 

上手に、鉄の棒につかまっているものですねぇ~♪

 

ぶどう棚の錆びた鉄棒で、蛹が越冬していたのですね。

そしてその蛹から♂が羽化して、翅を乾かしていた最中だった・・・

羽化した成虫は体液を翅に送りながら縮れた翅を伸ばして、残った液は排出されます。

それにしてもなんというタイミングだったのでしょう。

体液が手元のモニター上に落ちてくるなんて、もうビックリです!


《5月24日、花での吸蜜シーン》 

この日は珍しく、ジャコウアゲハの♀がお花で吸蜜してました。

(たぶん産卵していた♀と同一個体ではないかと思われますが…)

 

日本桜草で吸蜜中のジャコウアゲハ♪

 

今度はツツジで吸蜜♪

 

花が終わりかけの、こちらのツツジでも吸蜜♪

 

日本桜草がお気に入りらしく、また桜草に戻ってきた♪

 

やっぱり花で吸蜜している姿を見ると、なんだか癒されますねぇ~

産卵、お疲れ様でした♪ …と、労いの言葉をかけてあげたくなります。

 

産卵シーンの確認ができ、これで二化への命のバトンタッチができそうでホッとしました。

我が家の環境下では、ジャコウアゲハの羽化は今の時期の一化から秋の三化までの年3回。

二化の一部と三化の蛹が冬を越して、また来年の春に一化が発生するというサイクルです。

 

例年はまず♂が羽化して、毎日庭を数頭の真っ黒な蝶が飛び回り、

かなり遅れて♀が羽化してきて、交尾シーンなどが見られ、

それから♀の産卵ラッシュとなるわけですが・・・

今年は♂と♀を同日に初見して、その後どちらも全く姿を見せなかったかと思えば、

突然♀の産卵が始まった・・・やっぱり今年は何かが変です! 異常天候のせい?

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20 コメント

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いよいよ (take)
2019-05-26 07:15:45
いよいよこの季節ですかぁ、みさとさんの観察日記にワクワクドキドキ。

こんなにもはっきりと産卵の様子を見られるのはこのブログのおかげ。
みさとさんの丁寧な観察のおかげです。

みさと様、このジャコウアゲハたちは チョンチョンと産み付けるのですか?
どのくらいの時間をかけているのでしょうかしら。
今更なのですが動画で見たいものです。
YouTubeとか 
あ、お互いにあまり活用していないfacebookにアップできませんか?

我が庭で飛び回っているツマグロヒョウモンとナミアゲハたち、いつも忙しそうにしています。
 どこへ産卵したかのか見て廻るのですが・・いまだ卵状態は見たことがありません。 
忙しがっているのは私の真似か。
もうちょいと ゆっくりと動いてほしいところです。

で、冒頭の
「今日の最高気温は4時頃になって30.4℃まで上がり、真夏日となりました」
それでエアコンデビューとね。
さすがに「暑さ慣れ」されていない方。
お家の中はまだまだ涼しいのではないかと思われます。
今の季節ですと「外は暑くても家の中に入ると涼しい」
もう少したつと「家の中も暑い!触るもの金属でもなんでも全部暑い」とくるのです・・我が家。
でもね、夫は2階の自室(2階は暑い)で仕事をしていますので 一昨日からエアコンデビューとなりました。居間にはまだ「こたつ」・・一昨日は電源を入れていました。夜は冷えます。
夜は寒くないですか?
おっと 一番乗りをはずしそう・・ここで送信!

あ、体のためには必要なときにはエアコン・オンですね。
義母はなかなか自分の部屋には「もったいないから」とつけないのですが 部屋でも熱中症・・にならないよう気をつけます
返信する
☆takeさんへ (みさと64)
2019-05-26 20:49:59
こんばんは。
また今年もこの季節がやってまいりました。
例年だったら、越冬蛹の場所をだいたい確認してあって、
羽化はまだかいなと、越冬場所を一回りしながら覗き込んでいるので、
季節の始まりには、蛹の様子とか羽化直後の♂や♀、
そして庭で翅を休めている姿などをアップできるのですが・・・
なぜか今年は、庭を飛び交う姿は全く見ることもなく、いきなり産卵シーンでした。
このところの暑さで羽化が進んだのか、今日は庭を飛び回る真っ黒な♂が一気に増えてきた♪

ツマグロヒョウモンもナミアゲハも、食草がご近所にもいっぱいありそうなので、
どこで産卵してるのか突き止めるのは、なかなか困難だと思いますよ。
ジャコウアゲハの食草は、我が家周辺では他にはないと思うから、
産卵は必ず、我が家の庭のウマノスズクサということになると思います。

産卵についてですが・・・
 キアゲハの場合は、小さな卵を素早くチョンチョンと産み付けて、
 ハイお次〜ってな感じで、短時間の産卵ですぐに飛び立ってしまいます。

 ジャコウアゲハはというと、ウマノスズクサの1枚の葉裏に、
 大き目の卵を1個ずつ絞り出すようにしながら産みます。
 1個産んではひと休みして、そしてまた1個、2個と産み、
 1回の産卵で8個以上も産むこともありますから、
 そんな時は、かなりの時間をかけて産卵してます。
 ゆえに、ジャコウアゲハの産卵シーンは案外じっくりと撮影できるんですよ。
動画ねぇ〜 以前挑戦したけれど、わたしのコンデジではイマイチ上手に撮影できず!
たぶんYouTubeで探せば、産卵シーンの動画もあるかもしれませんね。
facebookは、友人たちの記事を見るためだけに使っていますけど、
どうもあの手のタイプへの公開は尻込みしてしまう、シャイなわたしです(笑)

エアコンは昨秋遅くに第1号を購入しました。2号購入の予定はないですが・・・
主人の体調を考えると薪の入手が無理なので、薪ストーブ暮らしに終止符かと。
…で、我が家もエアコンデビューで「ズバ暖 霧ヶ峰〜」です。
(ご親切な方々のおかげで薪も少し増え、来季も薪ストーブライフが楽しめそうですが…)
今まではエアコン要らずでしたが、主人の体調的には暑さ(特に汗をかくこと)がダメで、
今はお部屋の中での暑さ対策も必須となり、これまでの暮らしがかなり変化しています。
2階は暑いですよねぇ〜 だって山梨だもの!
我が家よりも1日早くに「冷房でのエアコンデビュー」されたのですね。
ん? 「こたつ」にも電源が? あれまぁ〜
こちら、夜も冷えることはないですよ。夜使用の湯たんぽも片付けてしまいました。
そうです! 部屋の中での熱中症がかなり多いと聞きました。
お年寄りは自身の体温の変化に気付けないこともありますから、お部屋の中でも気を付けないとね。

一番乗りを祝して、こちらからの返コメも長いです(笑)
返信する
信州が暑いって不思議です (くちかずこ)
2019-05-27 21:36:24
今年、こちらは、蝶が少ないとみんなが言っています。
だから、受粉がうまくできていない、と。
くちこんちは、鉄製の玄関ドアにさなぎが一つ・・・
ちょっと小さ目だから大丈夫かしら?と。
卵の色にびっくり!
返信する
☆くちかずこさんへ (みさと64)
2019-05-28 09:17:31
こんにちは。
そうですよね、信州が暑いなんて・・・
それに、一昨日は北海道が全国一の暑さだったようで、なんだか変ですよね!

そちら、蝶が少ないのですか? こっちはほぼ例年通りかなぁ…って思いますけど、
ただね、ジャコウアゲハの羽化状況が今年はいつもと違うような気がしています。
気候のせいなのか、お花の咲き方もいつもと違って色々と変です。
草丈が極端に短かく咲いていたり、花の咲いてる時期が短かったり、
ジャーマンアイリスなんかは、花が萎む前に花色が白っぽく変化してきたり・・・
5月だというのに真夏日が続くのですから、人間だけでなく蝶も花も戸惑いますよね(笑)

鉄製の玄関ドアに蛹ですか? わぁ〜、どんな蛹だろうか・・・
もし可能でしたら、ブログアップを是非!
蛹を見れば、どんな蝶が羽化するのかわかるかもしれません。
くちこさんちのお庭にパンジーやビオラなどが咲いていたのなら、
もしかしてツマグロヒョウモンの蛹かもしれませんね。
セリやパセリなどが鉢植えでもされていれば、キアゲハかも・・・
柑橘類の木が植えられていればナミアゲハの可能性も…なんてね、あれこれ想像してます。
これらの蝶でしたら、たぶん蛹を見れば確認ができそうです。

ジャコウアゲハの卵の色、ちょっときれいでしょう! これが案外大きな卵なんですよ。
卵から孵化した幼虫が真っ先に食べるのが、卵の抜け殻です。
食草のウマノスズクサには、毒性のある物質が含まれているそうで、
ジャコウアゲハの幼虫は、ウマノスズクサをせっせと食べて毒を体内に蓄積し、
鳥などの天敵から身を守っているのだとか・・・
そして驚くことに、♀はウマノスズクサに産卵する際に、
産んだ卵に毒の成分を含むクリームを塗布して、外敵から守るのだそうですよ。
(これはネット情報なので、確かなことはわからないけれど…)
その卵の殻をチビッコ幼虫が食べて、まずは毒成分を体内に摂取するのですね・・・
自然の摂理って、ホント計り知れませんねぇ〜 凄いことです!
返信する
Unknown (自然を尋ねる人)
2019-05-28 10:11:51
これだけの証拠写真を撮影するには時間と
とるぞという気持ちが必要と思いますが
どちらも立派に達成された成果ゲ出ています。
私も好きですからできるだけ時間を割いて撮影します。
しかし肝心な部分はいつもパスしているようです。
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☆自然を尋ねる人さんへ (みさと64)
2019-05-28 17:05:15
こんにちは。
このところ毎日、日に何度も産卵シーンが見られますから、
このような写真も案外撮りやすいんですよ。

野原ではどこへ飛んで行くのかわからない蝶なのですが、
ジャコウアゲハの♀の場合は、ウマノスズクサにしか産卵しませんから、
ウマノスズクサの生えている場所以外には、あまり飛んで行きません。

我が家の庭、しかも囲まれたような中庭にメインのウマノスズクサがありますから、
ほとんど我が家の庭限定での産卵となっています。
もしかして、他にもウマノスズクサが生えている場所があるかもしれませんが、
今のところそういった場所は確認できてません・・・

ジャコウアゲハの産卵は、
キアゲハなどのようにチョンチョンと瞬時の産卵ではなく、
葉にしっかりとつかまった状態で、葉裏へ数個の卵を産み付けます。
…なので、たくさんの卵を産み付ける時には時間をかけて産卵してますから、
撮影チャンスは結構あるのです。
ただ、せっかくのシーンなのに、撮影技術が伴わないところが残念ですが・・・
近頃は眼鏡をかけたままで撮影することも多くなり、
後でPCに落としてみれば、ボツ画像が結構あります(笑)
返信する
貴重な写真 (タッジーマッジー)
2019-05-28 21:49:09
こんばんは。
今日は暑さも治まってほっと一息…
でも昨日までの暑さがこたえてちょっとぐったりです。
今まで母の部屋とリビングにしかエアコンがなかった我が家…
この暑さに私たちの部屋にもエアコンが欲しくなりました。

今年もまた貴重な写真が撮れましたね。
羽化や産卵の現場写真が撮れるなんて…
さすが、みさとさんの観察力の賜物!
おかげで感動の場面を共有できてありがたいことです。

今年もまた生命のつながりができたことへの感動!
これがまたとっても嬉しいことですね。
ウマノスズクサも成長してきていて、その繋がりも嬉しいこと…
どんどん成長してたくさんの幼虫を養ってくれるといいですね。

サクラソウやツツジとのコラボ写真も素敵です。
今後の貴重な写真も楽しみにしています!
返信する
ジャコウアゲハの産卵 (uke-en)
2019-05-28 22:40:21
4日続きの真夏日が昨日途切れたかと思うと、雨模様の本日の最高気温は21.5℃でした。ただ、雨模様とは言うものの本日の雨量累計は11.5mm、水がめの早明浦ダム(高知県本山町)でも28mmで節水モード解消にはほど遠い状況です。

ジャコウ密度(ちょと苦しい?)は相変わらず高いですね。
旧住所地もウマノスズクサが伸びてきて、ジャコウアゲハが翔んでいるのかなと
懐かしく思い出しました。

♂の羽化が♀より先行するのは概ねそうなのでしょうけれど、個体差は当然あるし、♀が同日一斉に羽化する訳はありませんので、当然♂の羽化時期に近接して羽化することもあってしかるべきと考えます。
また、みさとさんが気づかないうちに♂が羽化したこともあるでしょうし、今季の気性のせいとは言い切れませんね。
しかも、まだ羽化が終わらない♀に交尾しているシーンもあったと思いますし、交尾すればその日のうちにでも産卵するから、たまたま今季はそんな経緯を観察されたのではないでしょうか。
返信する
編集機能 (uke-en)
2019-05-28 22:43:23
みさとさんの気性のせい?
気性→気象 (^^ゞ
返信する
いよいよですね (すずらんの妖精)
2019-05-29 07:14:18
さすが、細かい所に目が行き感心しています。
蝶々も安心して、貴女の観察に協力してくれてるみたいですね!これから、益々忙しくなりそうですね、
明日はいい天気になりそうで楽しみにしています。
よろしくね。
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