二日目(4日)
今日は剱、頂上アタックの日です。
夜中にパラパラと小雨がありました。
早朝4:30、テントから顔を出すと、寒くて外は真っ白。
周りの景色は何も見えません。
おかしいなぁ~
天気予報では晴れが続く、絶好の日和のはずなのに。
早朝出発した人がゾクゾクと戻ってきた。
強風で寒い、鎖場から先雪で凍結しているので危険だと言っていた。
小屋で情報収集、
昼ごろから回復傾向とのことなので情報を信じて遅れて出発、途中何度も撤退かなと思った。
▼寒さと強風で反対の斜面ではゴーという風の音が出ていました。
手が冷たい。
スカートの女性が私達を追い抜いて行きます。
日帰りです・・・速い・・・しかし、この気候条件では単独では危険だ。
12時までに頂上に立てそうでなかったら引き上げると言って先を行きました。
結局、この女性は無事登頂出来下山していきました。
小屋、剱頂上、ドコモならば電波は通じます。
▼周りの景色はガスで全く見えません。
▼特に今日みたいな日は、小屋から先は全て危険地帯です。
▼回りは切れ落ちています。
青空ならば紅葉もあるので気持ちが良いのですが、体が重くテンションが上がりません。
▼途中で引き上げてきます。
健脚者なのに無念でしょう。
▼会話した雰囲気では相当ベテランだと思います。
鎖場から先凍って危険と言って戻ってきました。
行きが大変ならば、下山はもっと大変です。
撤退する勇気も必要だとつくづく思いました。
▼鎖場に入りました。
時間を遅らせたせいか、雪、凍結は消えていました。
▼危険な核心部を終え頂上まで10分。
風が強いので大きな岩場に入り昼食にしました。
頂上では証拠写真だけ撮ってサット帰る予定ですが、結局は30分近くいました。
人の気配は全く感じられません。
▼エビの尻尾が残っていました。
これがあると言うことは風雪が強かったのでしょう。
▼祠の真後ろに出ました。
▼ガスが渦巻いて回りは見えたり見えなかったり。
眺望は全く効きません。
▼時たまサット、ガスが引き、長続きしませんが青空が見え出し始めました。
▼まろいまろい玉が置いてありました。
結構重く大理石ででも出来ているようでした。
▼ ヾ(( ゜)д( ゜))ノイヒヒヒヒー♪♪
可愛い看板ちゃん
▼結構重い看板です。
割れているのに上手に持ち上げました。
▼1m違う、古い標高
▼目立たないところに結婚記念碑のプレートが打ち込まれていました。
昔だから出来たのでしょう。
日付が1978年
▼頂上は岩の殿堂
▼下山です。
下山は足下、足の置き場が見つけにくく危険です。
▼小屋まで我慢のしどころです。
▼急に青空です。
青空になると、テンション、モチベーションが上がりますが油断は出来ません。
▼道は細く切れ落ちています。
楽になったたと思うと又危険になりスリルどころではありません。
名曲BBキング、スリル・イズ・ゴーン
▼カニの横ばい
▼足下から滑ら無いように注意が必要です。
▼カニの鋏
▼岩の上が登山道です。
▼ブロッケン現象
今日は何10回もありました。
二人はブロッケン祭りだと言って騒いでいましたが、私は騒ぎません。
▼登りにはロープは使いませんでしたが、下山ではロープを使います。
急斜面、スッテンコロリンでもしようもんなら止まりません。
▼両斜面は切れ落ちています。
▼青空が安定してきました。
暑くなり、着衣を調整します。
▼正面、薬師岳(2,926m富山)
▼薬師岳(2,926m富山)
▼別山(2,874m富山)の祠と人が見えます。
▼危険地帯の核心部を終えました。
剱御前 (2776.6m)が見え出します。
▼小屋に着きました。
夕暮れ時ですが、汗をかいた後なので寒くて夕焼けはどうでも良かった。
さっとヘリポートに行って、即テントにもぐります。
▼テントも減りました。
目標も貫徹できホッとしました。
明日、テントをなるべく乾かしてから下山します。
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今日は下山の日です。
ゆっくり目のAM8:00に下山します。
7:00過ぎからテント撤収
放射冷却のせいもあるのでしょう。
テントは天井の方がうっすらと凍っていました。
▼テント撤収中に登っていく登山者
▼下山途中
テントも二張りだけになりました。
馬場島に無事下山
湯神子温泉で三日間の汗を流し、千葉に自宅のあるお二方を、
富山空港へ送り羽田にでて帰宅です。
完
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