散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20181124ギャラリー巡り

2018年11月24日 16時45分22秒 | ART
本日は近美→新彩堂→コンチネンタル→サンプラザ→大丸→紀伊国屋→三越→さいとう→スカイホール→富士フイルム→大通→道新の12か所。荷物が重くて、挫折。

■北海道立近代美術館「新生30年記念さわらび会書展 記念企画平安古筆名宝展と現代作家」。記念企画の方に興味があり行ってみた。分かったような、分からないような。

■北海道立近代美術館「きらめく都市のものがたり」。
大久保作次郎「草上を歩む」:西洋画にもピクニック風景画は多いが、そんな感じの作品だ。



小早川清「ほろ酔い」:ほろ酔いという割には目の座った女性。マラスキーノチェリーらしきものが入ったカクテルは、マンハッタンか? 色はチェリーを生かすために透明にも見えるが。
深沢索一「浜町公園」:昭和一桁の懐かしい東京。
俣野第四郎「陽春池袋付近」:当時の東京は都市部と田舎に極端に分かれるように思う。池袋はもちろん後者である。
タイガー立石「ピサ」:ピサの斜塔が3カットでアスパラの束に変化していく、ユーモラス作品。



■北海道立近代美術館「ガラスと近代洋画の名品」。小樽芸術村のコレクションと近美コレクションの競演。
エミール・ガレ「雪中竹に鷹文花器」「笹に雀文花器」:前者が近美、後者が小樽芸術村の収蔵品。文様の違いはあれどもそっくりな作品なのだが、小樽芸術村の花器には青いエンブレムが入っており、クリスマスギフト用の品なんだとか。
和田英作「菜の花畠」:2m×1.5mはありそうな大きな作品。青い海と黄色い菜の花の対比、繊細な作品にも見える。
絹谷幸二「旭日富岳」:こちらは小樽芸術村の収蔵品。次回の展覧会に向けての展示というところか。

比較してみると、ガラス作品については互角、絵画作品については近美のコレクションの方が充実して見える。むろん、今回の展示で素人の私が感じたことなので、あまりツッコまないで欲しい。



■新彩堂「-いま、つくる。」。近美の側にある画廊による企画展。初めて訪問した。
葛西由香「呆然」:うっかりハンドソープの液を歯ブラシに垂らしてしまった図。
葛西由香「吐息」:ティッシュを投げれども投げれども、ごみ箱に入らない図。古典的な画題に拘らず、面白い。

実は一番目が行ったのはガラスケース内に展示されていた、室町時代の「勢至菩薩」である。前傾した勢至菩薩のお姿がいい。

■スカイホール「伎の和 ~11人の版表現~」。
ナカムラアリ「循環”ROTATE”」:植物の根と葉の間に横たわる人。植物と動物(人)の循環を表している。
木村多伎子「生」:ドローイングの大作。
高野理栄子「Ame」:エレベータ前にあった作品が一番良かった。爆撃のようにも見える雨である。

久しぶりに北24条に行ったので、少しその辺を歩いてみた。こんな食堂があるとは知らなかった。



サンプラザ内で初めて気がついたのだが、綿引道郎「生 力・律動・調和」。何となく昆布っぽく見えないことも無い。



暗くなってきたところで、そろそろ飲みに行きますか。


喫茶店ランチ

2018年11月24日 12時26分55秒 | 食べ歩き
地下鉄西18丁目付近で昼になった。この辺の北側はあまり食事をするところが無いんだよね。と思いつつ、バスで見かけるので気になっていた喫茶店「CT2」に行ってみることにした。

店頭の黒板を見ると、今日のサービスランチは和風スパ+コーヒーのようだ。日替り弁当というのもあるようだが、夕食が少し早めになると思われるので、スパゲッティにするかな。

ということで、カウンター席に座り、メニューを一応眺めた後にサービスランチをお願いした。他にはナポリタン、カツスパなども気になるところだった。

先客の親子連れの注文が出てから、私の和風スパが炒められ(音が聞こえる)、到着。白っぽいスパゲッティに山菜少々、海苔と玉子の黄身が乗っている。皿の奥側にはほんのお気持ち量くらいの野菜サラダが添えられている。



まずは玉子を崩さずにスパゲッティを食べる。塩味なのか、多少は醤油味も入っているように思うが、確かに和風の味付けだ。途中で玉子を崩すとかなり味がマイルドになるので、その後、粉チーズ、タバスコをかけて味を変化させる。となると、もう和風なんだか、何風なんだか。

最後はとてもオーソドックスなコーヒー。



勘定すると店主がキャンディをくれた。ほのぼのして良い店だと思う。


小樽ゴールデンコース(2)

2018年11月23日 20時27分37秒 | 飲み歩き・北海道内
続いて小樽のバー「A」へ。店内に入ると先客はいないが、なぜかバタバタしている。どうやら店の名物の一つ、ジュークボックスが故障し、修理の人がきているようだ。修理の人といっても、今どきジュークボックスを修理できるのは只者ではない。

私はジントニックでスタート。チーズ盛り合わせなどを頂く。



ジュークボックスの修理は無事終わったようで、テスト的に何曲かかかるのを楽しむ。これはちょうど良かった。2杯目はコーヒーをちょうど入れるというので、「アイリッシュコーヒーはできますか?」と聞いてみたが、アイリッシュウイスキーも生クリームも無いとのこと。

それではとコーヒーとマッカラン12を出してもらい、交互に飲むという荒業に出てみた。ウイスキーとコーヒー、満更合わないでもないのだ。



落ち着いてきたところで3杯目はいつものシャンゼリゼ。



4杯目はもう一杯ウイスキーもいいなと、ラガヴーリン16をストレートで頂いた(写真なし)。まだ時間は早めだが、酔っぱらって来たなあ。

ということで、そろそろ切り上げて(まだ19時台)、近くのバス停から高速バスに乗り札幌へ。ちょっとウトウトしかかったが、幸い、予定通りのバス停で降りることができた。帰りのバスは混雑していなくて、良かったなあ(行きはほぼ満席だったのだ)。



今日は雪が降らないのは良かったが、路面は早くもこんな感じ。慎重に歩いて帰る。



帰宅後シャワーを浴びて、22時頃沈没。もう飲めないよ…。

小樽ゴールデンコース(1)

2018年11月23日 18時18分12秒 | 食べ歩き
小樽で夜を迎え、一軒目は寿司などを出す「O」へ。私のお気に入りなのだが、時々、予約だけで満席になっていることもあるので、心配しながら入ったが、今日はカウンターに余裕があった。燗酒を頼んで、いつもの刺し盛りからスタート。



内容は赤貝、海老、ホタテ、カンパチ、イカ、ゲソ、マグロ、ホッキというところ。カンパチは腹身のところだそうで、素晴らしく鮮烈な脂の乗り具合。マグロもしっとりとした身で、味わいがちゃんとある。海老は頭の身もたっぷりで新鮮だった。

続いて銀鱈かま焼き。これは脂をちゃんと落として焼きあがるのにかなり時間がかかった。しかしながら、醤油ダレの味としっかりした魚の味が素晴らしい。手を止めず、骨の辺りにもしゃぶりついて食べる。



自分の小食っぷりが少し寂しいが、昼はとんかつ定食だったしやむを得ないよな。お酒も控えめにしておいて、鉄火巻で締める。これがいつもマグロたっぷりだし、山葵も爽やかだし、締めにいいのだ。



この店のいいところは、通しがないことと、家庭的で落ち着けるし、旅行客というよりは地元の人の来店が多いことかな。寿司も出すので、刺し盛りを頼むと魚のバリエーション(オーソドックスな物が中心だが)が豊富なのも嬉しいところだ。

今日も満足して、次へ。


20181123ギャラリー巡り in 小樽

2018年11月23日 16時48分06秒 | ART
まずは前回の3館共通券の残りを使い、小樽芸術村・旧三井銀行小樽支店へ。

■旧三井銀行小樽支店「斎藤清版画展」。基本的に銀行の展示は変わりがないのだが、ミニ展覧会が開催されていた。
「会津の冬(70)若松」:雪に埋もれる菓子舗を描いた版画。札幌の辺りはこんなに雪が降らないが、感覚的には分かるところがある。



建築にはあまり興味のない私だが、一応建物内を見学。階段の手すりのカーブした部分は一つの木材からできているのだが、この形に仕上げるのは大変なのではあるまいか。



中庭にあるからくり仕掛けの作品は動くはずのボールが使えているのか、意図的に止めているのか停止中。

 

次のステンドグラス美術館で受付の人にお知らせしようかと思ったが、たまたま客が集中してごった返しており、それどころではなかった。

■ステンドグラス美術館。昨日、似鳥美術館のステンドグラスギャラリーがグランドオープンしている。プレオープンの間に来ていたため、持っている入場券では入れなかったのだが、あっちはまたいずれ見に来ることにしよう。

ステンドグラス美術館も3回目なので、今回は聖ゲオルギウスがやっつけているドラゴン特集。いつも私は思うのだが、西洋画のドラゴンは小さいため、どう見ても聖ゲオルギウスによるいじめ行為にしか見えないのである。

黄色っぽいドラゴン。顔と歯はともかく、犬っぽいよね。



赤いドラゴンはそれなりにカッコいい(位置が高いので写真がイマイチ)。



緑のドラゴンはもうシンボル化している。こうなると、日本の四天王における「邪鬼」との相似性を感じさせる。



■小樽市総合博物館運河館「タカシマアイヌを描いた絵巻物」。ちょうどギャラリートークの直前ということで、滅多にない程の人が集まっていた。展示物をじっくり見るのは良いが、その感想をひとわたりグループ内で話し終わるまで、一歩も動かない人々はいかがなものでしょうか…。しかも「ほら、あの人…」みたいに、こっちが悪いような印象を醸し出すのはやめてほしい(一応、内心ではムッとしているが、表情を変えずに黙って立っているだけなのだ)。

展示作には『子供便秘治療法の図』、「恐怖之図」(アイヌの男性が蛇に驚いている様子)、「酖酔ノ夷人ヲメノコ連帰ル図」(泥酔した男を女性が機嫌悪そうに連れ帰る)など、オモシロ風俗画という感じのものが多かった。作者の井上貫流左衛門が気に入ったのか、バフンウニとムラサキウニが突然描いてあるのも面白い。



その他、通常展示にあった昔の広告は興味深い。

 

小樽と札幌の人口グラフがあったが、明治初期だと小樽3169人に対して、札幌13人! と圧倒的な差だったことが分かる。現在では札幌の人口が10倍以上なので、悲しみもひとしおだろう。



■日本銀行旧小樽支店金融資料館「北海道150年特別展 開拓使兌換証券と「円」の誕生」。複製資料が多かったが、それなりに楽しめる。



館内には「経済を体にたとえてみよう」というのんきな展示があるが、現在の日本の状況を例えてみるならば「頭がバカすぎるため、全身から大出血しているにもかかわらず、じゃぶじゃぶと心臓から血液を流して『我々のおかげで身体は元気です!』と言い張っている状況」ということだろうか。そして、「本当にこんなに血を出していいのか考えようよ」というと、「お前は体から出ていけ!」「反・身体派だ!」といわれるのである。

 

■市立小樽美術館「中村善策と小樽・風景画の系譜」。
横山大観「月明」:これは特別展示で、美術館1階を入ってすぐの右手にある。作品そのものはそれほど感心しない。
中村善策「海港夕景」:新収蔵品。善策張りではあるような気がするが、普段見ているものより油彩がコッテリした感じがする。
金丸直衛「虹と北の港町」:海の上をスーッと、眼を見張るような色彩の虹が走る。
中村善策「風景(夏の牧舎)」:北大第二農場のモデルバーンを描いた素描画。札幌にも来ていたのか。



■市立小樽文学館「歌人・小田觀螢の生涯」。正直興味ないんだよなと思っていたが、この人は長く富良野界隈で学校に勤め、我が母校(中学、高校)の校歌を作った人であったことが分かった。しかしながら、今の私は校歌が全く思い出せない…



ということで、そろそろ飲みに行こう。

小樽でなぜかとんかつ

2018年11月23日 12時36分59秒 | 食べ歩き
三連休初日。普段は札幌市内のギャラリーを周らなくてはならないのだが(←大げさ)、三連休となると余裕がでて、小樽へと向かう。雪のせいかバスは遅れ気味だった(高速に入って以降は順調)。



小樽は終日雪という天気予報を見かけたような気もするのだが、幸いなことに晴れ。



まず昼食を取ろうとアーケード街を歩くが、なかなかの寒さである。



ということで、とんかつの店「Y」に到着。小樽はとんかつ専門店が非常に少ないようで、事前調査した中から、比較的駅に近い(といっても10分以上歩くか)店を選んでみた。店頭の看板を眺め、メニューを心に決めて店に入る。



カウンター席に座り、迷わず「特上ロースかつ定食で」と注文。最近、少し高級なとんかつを食べているが、それに比べると500円安くらいの値段なのである。ならばこれを食べるしか無いではないか(普通のとんかつ定食が980円のところ、今月900円だったのにも正直、魅力を感じた)。

仕出し弁当のようなのを作りつつなので、不安になったが、上手く合間を見て私の定食が仕上がった。ご飯、味噌汁、とんかつ(キャベツ、レタス、トマト添え)、ゴボウサラダ、柴漬け、そしてすり鉢に胡麻がついてくる。



早速、1切れ目は醤油と辛子で食べる。うむ、肉の厚みこそそれほどではないが、かなり柔らかい仕上がりで、肉の旨み(道産肉とのこと)がかなりある。これはこの値段だと、かなり良いのではないか?

2、3切れ目はソース。ソースは辛口スパイシーなので、これも良し。その次に急いで胡麻をすって、ゴマソースで食べてみた。ま、味の変化の一つとして悪くはないのだが、どうしても胡麻を使わなければならない必然性って感じないんだよな。特に肉が単独で美味いとなると。

野菜もちゃんと量がとれ、腹一杯となった。ご飯も美味いし、満足できる昼食であった。こうなるとメンチカツ、盛り合わせ、カツ重なども気になるね。それから隣が天ぷら屋さんだったのも気になる。また、そのうちに試してみよう。


20181122最近読んだ本

2018年11月22日 22時52分46秒 | 読書
■「身体を通して時代を読む」甲野善紀、内田樹

■「知に働けば蔵が建つ」内田樹
アメリカは日本の総理にアジア外交センスのない人間を選ぶのがベターと考えているとのこと。結構前の本なのだが、だから現総理の在任期間が長くなるのかとうなずかされる。

■「邪悪なものの鎮め方」内田樹
この本でも現在の政治状況を予見している。

■「認知症フレンドリー社会」徳田雄人

■「少年Nのいない世界05」石川宏千花

以下、図書館の3冊。
■「ゆっくりさよならをとなえる」川上弘美

■「ガソリン生活」伊坂幸太郎
自動車が意識を持って、身の回りの事件を推理するという設定。乗っている人の話は分かるし、車同士も会話が可能。よって、想像以上に情報通でもあるが、室内の様子は分からないし、車が人間に意思表示することはできないので、推理が完了しても傍観するしかないのである。なかなか面白かった。

■「ジンリキシャングリラ」山本幸久

久しぶりに締める

2018年11月21日 20時41分25秒 | 食べ歩き
すすきのから歩いて西11丁目方面へ。久々にちょっと締めるか。

ということで、ファストフードの「S」へ。軽めに牛丼かカレーでいいか、と思っていたのだが、変なメニューが目に入ってしまい注文。牛丼・カレーとん汁・おしんこセットである。少し冷静になり、牛丼は小サイズにしてみた。



決して合わないわけではないが、カレーとん汁は少し微妙な気がする…



これで本当に帰ろう。いよいよ冬が来る。


やはり立ち寄る

2018年11月21日 20時06分04秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
ちょっとアルコールが入ってしまうと、もう少しとばかりにバー「N」へ。1杯目はさっぱりとアクアビットモスコミュール。



どうやら私から香ばしい香りがしているのに気がつかれる。すみません、焼肉の香りをさせながらバーに来る人間です…。

2杯目はウイスキー+梅酒+カンパリのカクテル。梅酒とウイスキーの相性は悪くないものだが、全体としてかなり軽めの仕上がりになってしまった。まあ、風味は良いし、飲みやすさもある。



3杯目は締めくくりのウイスキーシリーズ、再び、ローズバンク21OMC。やっぱり美味い! と味を再確認したが、これで瓶が空になってしまった。またいつかお目にかかることを期待しよう。



まずまず酔っぱらって次へ。

今週は短い

2018年11月21日 18時39分56秒 | 食べ歩き
今週は金曜日が祝日のため4営業日である。水曜日になり、外で食事をしなければならなくなり、焼肉の「K」へ。そうだ、今日は平日だから「セット」にしよう。

この店の「セット」というのは、焼肉2品(値段により選択範囲は決まっている)に小ビール、飲み物2杯(これも選択範囲あり)で1000円という、とてもお得なものなのである。しかし、そう言いながらも、普通に注文した時のミニキムチ・ナムルセットの通しも嬉しかったりするのだが。

今日は上ホルモンと鶏もも肉、小ビールでスタート。





どうも私が炭火の扱いがへたくそなのか、マスターが新しい炭を足したりして面倒を見てくれる。そのおかげで火力も安定してきて、いい感じに焼けるようになってきた。



飲み物を焼酎お茶割り(量がたっぷりある。熱い/冷たいのどちらも選べるのだが、私は冷たいのを注文)に切り替え、追加はサガリと普通のホルモン。やはり赤身肉(内臓肉だが)を食べたくなる。薄いホルモンもこれはこれで味わいがあるのだ。



というところで、何と2060円。いつもありがたいことだ。


日曜日、琴似

2018年11月18日 14時20分21秒 | 食べ歩き
日曜日は外出するものの、いつも通り琴似どまりである。新古書店に行ってから、昼食。久しぶりにイタリアンの「TI」に入ってみることにした(帰って来てから調べると、微妙に名前が変わっている模様。昔の店名は滅茶苦茶難しかったからね)。

ランチは以前のコース形式と変わっていて、メイン(今日のパスタがお得)に選択式で前菜・サラダ・デザート・飲み物を付け加えるスタイル。やはり琴似ではコース仕立ては難しいようだ…。以前にもいいコースを出していた店が、段々変化していって無くなったのを見ているからなあ。

私はランチパスタに前菜、サラダ、飲み物(ホットコーヒー)をつけるという選択にしてみた。

まずは前菜から。キノコの蒸し煮(なんか、正式名は難しかった)、インゲンのトマトソース、鶏ハム。いずれもちょうど良い味付けで、これは白ワインが飲みたくなるところだが、今日は断念。



続いてサラダ。本日のサラダ100円なんて期待していなかったが、ドレッシングをあえた野菜の上に、鰯のマリネが乗っている。おお、これはいいじゃない。鰯を一緒に食べてもなかなかさわやか、期待が高まる味だ。



しかし、ここで大事故が…。私以外の客が帰った後で、どうも厨房でもめだしたのである。それも「さっきのミスは良くない」という話ならいいのだが、「君は前々から何回も…、いったいどうするつもりなんだ」とネチネチしたお叱りが切れ切れに聞こえてくる。

これで私の食欲は大幅に減退だ。君たち! 「孤独のグルメ」を読んだこと(見たこと)はないのかね!

ということで、そそくさと白菜のペペロンチーノを食べる(悪くはなかった)。



コーヒーを飲む。



勘定をするときに「モノを食べる時はね、…」などと言わずに店を出る。図書館に立ち寄ってから帰宅。

20181117最近読んだ本

2018年11月17日 23時10分19秒 | 読書
■「恋牡丹」戸田義長
ミステリ、時代物、人情物のバランスがよく取れた作品。1冊の中でも、あっという間に時は流れ、繰り返しにならないところが潔い。

■「からみ隊」辛口ミシュラン探検隊
13年前の本が発掘された。店も大きく様変わりしたことだろう(再読)。

■「青線」八木澤高明
興味深い本。

■「O.tone Vol.121」
鉄板焼き特集。ランチタイムにでも行ってみるかと思ったが、あまり昼やっている店が紹介されていない。

■「九十九書店の地下には秘密のバーがある」岡崎琢磨
バー要素があまりない。

■「待場の現代思想」内田樹

■「不条理な殺人」パット・マガー

以下、図書館の1冊。
■「想い出かたり」鈴木正典
回想法にまつわる写真などを紹介した本。

20181117ギャラリー巡り

2018年11月17日 16時19分48秒 | ART
本日は新さっぽろ→HUG→SCARTS→STV北2条→STV時計台→チカホ→紀伊国屋→三越→さいとう→スカイホール→オマージュ→富士フイルム→大通→道新の14か所。

■HUG「神話とサイボーグ」。興味深い展覧会だ。
舩岳紘行「少年と鳥」:少年の口元のハイライトはフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を意識したのではあるまいか。
舩岳紘行「ずっと前」:”神話”部門を担当する舩岳。人類の歴史が始まる前にこのような時代があったのではないかと思わせるような作品。



狩野宏明「≪M:FABRICA≫エスキース」「M-EXTENSION-」「M-DETACHMENT-」「M-SCAFFOLDING-」。”サイボーグ”担当の狩野。しかし、有用というよりはどうにも生きづらそうなサイボーグ群であるように見える。



■HUG「福崎翼作品展 PARTICLES」。鉛筆画に部分的な彩色、金箔等を使った作品。細やかで不思議な動物たち、気に行った。



■SCARTSスタジオ「山城大督公開制作&展示」(明確な作品名はない模様)。
スタジオ形式のエリアにいろいろなものが配置されている。中央の三日月は満ち欠けをしている。



見えない中心の周りを円形の光が回転している。中心から遠い光ほど遅く移動しているということも無いので、天体の回転を模したものではなさそう。



二つの管から青いと赤の球が落下してボールで受けられ、入らなかったものは外に散らばってしまう動画。今考えると、青は”分”、赤は”秒”を表しているのかな。



この物体たちも時間が来たら何かが起きるのだろう。



突然「ガーン!」と大きな音がしたと思ったら、金属の棒が倒れていた。私より前に入っていた年配の女性が受付の女性に「2回くらい何かが起こったんだけど、また見逃したわ!」と訴えていた。1時間に1度レベルのイベントもあるのだろう。これはひと回り見るのは大変な作品だ。



■チカホ「ART WALK2018」。
五十嵐淳「チカホの家」:長さ30mの紙を張り、人や家具を配置した作品。

 

山崎愛彦「untitled」。



鷲尾幸輝「失羽」。



小野敬広「海天狗」「家族」:布製のものに反応しない私なのだが、これは造形が面白い。



竹内大樹「収束地点」:札幌市の収束地点としてのチカホをイメージした作品。人の動的な流れを映像化すると面白いかも。



■ギャラリー・オマージュ「金沢一彦版画展」。
「素朴な大地」:丘に向かう道路と人々を描いたものを上限反転させてつなぎ、小さな惑星を一周するかのような作品にしたもの。今回の作品は木口木版ということで、珍しい黒白画面(黒の方が強い)が印象的な作品展であった。

もう、こんな季節か。寒さでいくつかの展覧会をパスしてしまった。


祝祭感

2018年11月17日 12時26分59秒 | 食べ歩き
本日はギャラリー巡りの流れ上、新さっぽろの「TF」で昼食。新さっぽろ界隈のショッピングモールがリニューアルされて、この店も以前の和風な感じからすっかり雰囲気が変わった。前、行ったときは座敷の4人席に一人座るという気まずいことになってしまったのだが、カウンター席があり、そのすみっこにすんなりと収まる。

ほろ酔お得セットに目が行きつつ、今日はそういう日ではない。



さて注文だが、肉の種類が「熟成」と「三元豚」の2種類ある。ここは高い「三元豚」を選び、ボリュームはおすすめの180gではなく160gにしよう。ということで、三元豚ロースかつ定食を注文。揚がるのには少し時間がかかるが、この店はやることがいろいろある。

まずはゴマをすらなくてはならない。ゴマをすった上で、ここに甘口、または辛口のソースを投入してつけダレ風にするのである。



それから漬物がやってきた。ゴボウ、小茄子、柴漬けワカメの3種類。取り分けておいて後半に食べたのだが、塩分がきつくなく、かなり美味い。お土産として販売していたら購入してしまうのではあるまいか。こういうところから「休みの日のちょっと贅沢なご飯」感が高まってくる。やっぱり人気チェーンだよね、ここは。



そしてロースかつ登場。ご飯は白米ときのこご飯。選べるというので迷っていたら(かつには白米か、いやきのこご飯も食べたい)、店の方が「ハーフもできます」というのだ。味噌汁は赤だしあさり汁。こちらも白みそのみつ葉・なめこ汁との選択制なのである。こういうのを迷いつつ選ぶのも、ちょっと嬉しいよね。



さて、早速ロースかつをゴマ+辛口ソースで食べる。ちょっと硬めの歯ざわり(といっても柔らかければ良いというものでもない)、しかしながら肉の味がしっかりしていて、かなり美味い。ソースをつけるのがもったいないような気がして、後で1切れ何も付けずに食べたが、そうしたくなるくらいの美味さだ。

タレはもう一種類、おろし醤油タレがついてくるので、普段はいろいろ味を切り替える私もこの2つの味で食べ進むことにした。おろし醤油タレはさっぱり食べられるが、衣がしんなりするところが惜しいかな。

ということで、最後まで一息に食べ、もたれ感が無かった(これは体調にもよる)。最後にお茶が出てくるので、それで一息つく。

ロースカツの美味さもさることながら、ご飯・味噌汁を選べること、タレはソースとおろし醤油、漬物3種が相当以上に美味いなど、ちょっとしたごちそう感を味わうことのできる昼食であった。


道がったがた

2018年11月15日 19時00分39秒 | 飲み歩き・琴似界隈
私の通勤路は現在道路工事中で、歩道の舗装もはがされている。所によっては砂利、土むき出しの上を歩くのだが、いつまでに工事は終わるのだろうか。雪が本格的に降る前には済ませてほしいものだが。

その酷い道を歩きながら、二十四軒の居酒屋「F」へ。いつもの通り酎ハイを頼み、通しは焼肉サラダとでもいう感じのメニュー。



ヤングジャンプを読むものの、ひど過ぎて読めないマンガが多い(エロ、グロ)。決してエロも嫌いではないのだが、皆パターンが同じなんだよね。全然面白くない。続けて読んでいる「銀河英雄伝説」は1話読めたが、もう1巻の方では休載。休載多いな。ちなみに死んでいる人の数では「銀英伝」の方が多く、よく考えるとヒドイとは言える(この間、核兵器の投入で200万人が死んでいる)。

続いて鶏串。



今日は焼き物だけではなく、冷奴を注文。家でも食べられるものだが、こういうつまみがありがたい。



酎ハイをお代わりして、最後に豚串で締める。今日は普段よりも安上がりだった。