散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20181117最近読んだ本

2018年11月17日 23時10分19秒 | 読書
■「恋牡丹」戸田義長
ミステリ、時代物、人情物のバランスがよく取れた作品。1冊の中でも、あっという間に時は流れ、繰り返しにならないところが潔い。

■「からみ隊」辛口ミシュラン探検隊
13年前の本が発掘された。店も大きく様変わりしたことだろう(再読)。

■「青線」八木澤高明
興味深い本。

■「O.tone Vol.121」
鉄板焼き特集。ランチタイムにでも行ってみるかと思ったが、あまり昼やっている店が紹介されていない。

■「九十九書店の地下には秘密のバーがある」岡崎琢磨
バー要素があまりない。

■「待場の現代思想」内田樹

■「不条理な殺人」パット・マガー

以下、図書館の1冊。
■「想い出かたり」鈴木正典
回想法にまつわる写真などを紹介した本。

20181117ギャラリー巡り

2018年11月17日 16時19分48秒 | ART
本日は新さっぽろ→HUG→SCARTS→STV北2条→STV時計台→チカホ→紀伊国屋→三越→さいとう→スカイホール→オマージュ→富士フイルム→大通→道新の14か所。

■HUG「神話とサイボーグ」。興味深い展覧会だ。
舩岳紘行「少年と鳥」:少年の口元のハイライトはフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を意識したのではあるまいか。
舩岳紘行「ずっと前」:”神話”部門を担当する舩岳。人類の歴史が始まる前にこのような時代があったのではないかと思わせるような作品。



狩野宏明「≪M:FABRICA≫エスキース」「M-EXTENSION-」「M-DETACHMENT-」「M-SCAFFOLDING-」。”サイボーグ”担当の狩野。しかし、有用というよりはどうにも生きづらそうなサイボーグ群であるように見える。



■HUG「福崎翼作品展 PARTICLES」。鉛筆画に部分的な彩色、金箔等を使った作品。細やかで不思議な動物たち、気に行った。



■SCARTSスタジオ「山城大督公開制作&展示」(明確な作品名はない模様)。
スタジオ形式のエリアにいろいろなものが配置されている。中央の三日月は満ち欠けをしている。



見えない中心の周りを円形の光が回転している。中心から遠い光ほど遅く移動しているということも無いので、天体の回転を模したものではなさそう。



二つの管から青いと赤の球が落下してボールで受けられ、入らなかったものは外に散らばってしまう動画。今考えると、青は”分”、赤は”秒”を表しているのかな。



この物体たちも時間が来たら何かが起きるのだろう。



突然「ガーン!」と大きな音がしたと思ったら、金属の棒が倒れていた。私より前に入っていた年配の女性が受付の女性に「2回くらい何かが起こったんだけど、また見逃したわ!」と訴えていた。1時間に1度レベルのイベントもあるのだろう。これはひと回り見るのは大変な作品だ。



■チカホ「ART WALK2018」。
五十嵐淳「チカホの家」:長さ30mの紙を張り、人や家具を配置した作品。

 

山崎愛彦「untitled」。



鷲尾幸輝「失羽」。



小野敬広「海天狗」「家族」:布製のものに反応しない私なのだが、これは造形が面白い。



竹内大樹「収束地点」:札幌市の収束地点としてのチカホをイメージした作品。人の動的な流れを映像化すると面白いかも。



■ギャラリー・オマージュ「金沢一彦版画展」。
「素朴な大地」:丘に向かう道路と人々を描いたものを上限反転させてつなぎ、小さな惑星を一周するかのような作品にしたもの。今回の作品は木口木版ということで、珍しい黒白画面(黒の方が強い)が印象的な作品展であった。

もう、こんな季節か。寒さでいくつかの展覧会をパスしてしまった。


祝祭感

2018年11月17日 12時26分59秒 | 食べ歩き
本日はギャラリー巡りの流れ上、新さっぽろの「TF」で昼食。新さっぽろ界隈のショッピングモールがリニューアルされて、この店も以前の和風な感じからすっかり雰囲気が変わった。前、行ったときは座敷の4人席に一人座るという気まずいことになってしまったのだが、カウンター席があり、そのすみっこにすんなりと収まる。

ほろ酔お得セットに目が行きつつ、今日はそういう日ではない。



さて注文だが、肉の種類が「熟成」と「三元豚」の2種類ある。ここは高い「三元豚」を選び、ボリュームはおすすめの180gではなく160gにしよう。ということで、三元豚ロースかつ定食を注文。揚がるのには少し時間がかかるが、この店はやることがいろいろある。

まずはゴマをすらなくてはならない。ゴマをすった上で、ここに甘口、または辛口のソースを投入してつけダレ風にするのである。



それから漬物がやってきた。ゴボウ、小茄子、柴漬けワカメの3種類。取り分けておいて後半に食べたのだが、塩分がきつくなく、かなり美味い。お土産として販売していたら購入してしまうのではあるまいか。こういうところから「休みの日のちょっと贅沢なご飯」感が高まってくる。やっぱり人気チェーンだよね、ここは。



そしてロースかつ登場。ご飯は白米ときのこご飯。選べるというので迷っていたら(かつには白米か、いやきのこご飯も食べたい)、店の方が「ハーフもできます」というのだ。味噌汁は赤だしあさり汁。こちらも白みそのみつ葉・なめこ汁との選択制なのである。こういうのを迷いつつ選ぶのも、ちょっと嬉しいよね。



さて、早速ロースかつをゴマ+辛口ソースで食べる。ちょっと硬めの歯ざわり(といっても柔らかければ良いというものでもない)、しかしながら肉の味がしっかりしていて、かなり美味い。ソースをつけるのがもったいないような気がして、後で1切れ何も付けずに食べたが、そうしたくなるくらいの美味さだ。

タレはもう一種類、おろし醤油タレがついてくるので、普段はいろいろ味を切り替える私もこの2つの味で食べ進むことにした。おろし醤油タレはさっぱり食べられるが、衣がしんなりするところが惜しいかな。

ということで、最後まで一息に食べ、もたれ感が無かった(これは体調にもよる)。最後にお茶が出てくるので、それで一息つく。

ロースカツの美味さもさることながら、ご飯・味噌汁を選べること、タレはソースとおろし醤油、漬物3種が相当以上に美味いなど、ちょっとしたごちそう感を味わうことのできる昼食であった。