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散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

札幌国際芸術祭(6) 教育文化会館「CHROMA」

2014年07月27日 16時18分56秒 | ART
■札幌教育文化会館「CHROMA 高谷史郎」。招待券を入手し、「CHROMA」に行ってきた。初めて大ホールに入る。



ほぼ8割方は席が埋まっただろうか。特に1階はほぼ満席に近かったのだが、作品の構成上、絶対に2階の方が見やすかったと思う。全席同じ値段だったが、このことを最初に知っていれば、人によっては購入する席が違ってきただろう。私は中2階ということで、かなり隅っこの席ではあったが、舞台の床面もかなり良く見ることができた。

感想は個別には良かったパート(特に赤い服の女性のダンスを中心にしたパートは良くできており、目が離せないと言っても良かったと思う)もあるが、全体的にはストーリーのなさが辛かった。ストーリーは元々なく、直感的に捉えてほしいパフォーマンスなのだろうが、物語派の人には(私もそうだ)辛い。

タイトルの「CHROMA」は「色彩」の事なのだそうだが、確かにダンス、音楽(ノイズミュージックっぽかった)の要素の次に、絵画的要素が多かったと思う。舞台で使用される小道具にも、絵画のキャンバスを模したものがあり、途中で著名人(レオナルド・ダ・ヴィンチ、ゲーテ、ニュートンなど)の著述の引用がされたのだが、色彩に関するものばかりだったように思う。

時間は約1時間15分で、終了するやいなや拍手が巻き起こったのだが、一体、どうして終わったのが分かるのか不思議であった。私の周りはどうもいろいろな筋から動員された人が多かったようなのだが、終了時には「ポカーン」「これで終わり?」という雰囲気が非常に強かった。その後、その人たちは苦笑しつつも「お疲れさま」と会社員的挨拶を交わしながら帰るのであった。

この後、強い風雨の中バスに乗り帰る。

20140727ギャラリー巡り

2014年07月27日 14時19分29秒 | ART
本日はCAI→レタラ→円山公園駅メトロギャラリー→教育文化会館の4か所。

■CAI現代芸術研究所「「自然史-北海道/福島/徳島」+「福島の光景」」。福島の原子力発電所周辺の光景を淡々と撮った映像はつい、いろいろな事を考えながら見てしまう。これも札幌国際芸術祭2014連携事業の一つ。



■ギャラリーレタラ「思考気流」。ギャラリー内での第1弾展示。
泉修次「記憶の浸みこんだテーブル」:確かになかなか良い塗りをしたテーブルなのである。
野又圭司「レミング(100億の難民)」:人のあふれる城壁から乗り出す船。しかしその船にも人はあふれ、あと何日持つのだろうか。
阿地信美智「The domain which does not Become useful IX」:ジャッキで上げることのできるゴルフのグリーン。ホールがあるのだが、その中には小さな家が建っているのだ。
荒井善則「Soft Landing to Field in Retara」:3組の絵画とインスタレーション。宗教的でもあり、作品の中に使われている紐が電気回路をイメージするようにも見える。

隣の空地スペースでは「レタラ野外前線」が開催中。雨の中で撮影した写真を思いっきり掲載するが、ぜひ実物を見に行ってほしいものだ。



渡辺行夫「道」。



山本美沙「そして一つの」。



野村裕之「向こう側へは行けないんだ」。



次は隣の駐車場にある車止めなのだが、何となくアート作品に見えてくるような…



菅原尚俊「Godzillaの卵~拝啓アトム様「終わり」はいつですか?~」。



鈴木隆「ベンチ」。数字があるのは何だか好きだ。



菱野史彦「Cubic」。



伊藤隆弘「時空-個の起源」。



伊藤三千代「日本-和の考察」。



冨長敦也「Love Stone Project in Sapporo」。



藤本和彦「端緒・動揺」。



向いの公園にワグナー・ナンドール「母子像・ふるさと」という彫刻もあるので、アートファンは忘れずに。

■円山公園駅メトロギャラリー「Ten ten 2014 三人の書」。



教育文化会館の話は別項で。

軽めに蕎麦

2014年07月27日 12時52分23秒 | 食べ歩き
二日酔いで少々朝食が遅かったため、昼食は軽めに済ませておく。以前から気になっていた、円山の「AM」へ。



写真を見るとそれほど量が多くなかったので、大盛山そばセットを注文。田舎蕎麦にとろろ、卵、揚げ玉、小むすびから一品付けられるというセットなのである。しかしこの店は田舎蕎麦の方が100円安いんだね。機械打ちなのかな?



で、私はとろろを選択してみた。田舎蕎麦は少々もっさりした歯触りだったので、後半、とろろを投入することで、俄然なめらかな感じになった。選択としては正解だったかな。

今回はボリューム感を感じて回避したものの、鶏塩野菜ラーメンというのがあるので、ぜひ蕎麦屋のラーメンとして食べに来たいものである。店を出ると、雨が強くなっていた。