西武ロフトに「北斎と広重展」を見に行く。

珍しく休みを取った日、午前10時の開店と共に会場へ。1番目の入場となった。まず最初に北斎の「富嶽三十六景」、続いて広重の「東海道五拾三次」が並んでいる。この辺は、本で見たのを含めると一通り見ているような気がするのだが、それでもやっぱり「そういえばこれもあったか」「こんな画があったか」と新鮮な気分になる。
今回は霧の中、富士が中空に浮いて見える「甲州伊沢暁」と、ありえない急坂が斬新な「日坂」に目が行った。その他、大好きな滝廻りシリーズ「阿弥陀ヶ滝」の水がゆらゆらと溜まる様も良かった。続いて肉筆画。この中では北斎の「神功皇后」が非常に色彩鮮やか。「鮑と細魚」のデザインも興味深い。
「富嶽三十六景」「東海道五拾三次」そして肉筆画で終わりだろうと思ってみてきたのだが、この展覧会は出展数が多い。この後も「東都名所」「近江八景」・・・とまだまだ展示は続く。ペースを誤ったせいで、ちょっとグッタリして来たが、実にお得な展覧会と言うしかない。一番に入ったのと、気の短い人達はどんどん私を追い越していってくれるために、他人が邪魔になることもなくじっくり見ることができた。
富士山と東海道というテーマの違いのせいだと思うが、北斎作品はある瞬間を切り取った感じ、広重作品は人・家・山等のつらなりでリズム感を生んでいる感じがした。ただ、今回出展の広重作品は一文字ぼかしが今一つに見えたのだがどうだろう。
予想外に疲れ、その後は大同→たぴお→STV北2条→時計台ギャラリーを回って終了。STVでは「椎名澄子展」。普段は土曜日に見に行くのだが、平日のため仕事中で出入りする人が多く、よりいっそう不思議空間になっていた。

珍しく休みを取った日、午前10時の開店と共に会場へ。1番目の入場となった。まず最初に北斎の「富嶽三十六景」、続いて広重の「東海道五拾三次」が並んでいる。この辺は、本で見たのを含めると一通り見ているような気がするのだが、それでもやっぱり「そういえばこれもあったか」「こんな画があったか」と新鮮な気分になる。
今回は霧の中、富士が中空に浮いて見える「甲州伊沢暁」と、ありえない急坂が斬新な「日坂」に目が行った。その他、大好きな滝廻りシリーズ「阿弥陀ヶ滝」の水がゆらゆらと溜まる様も良かった。続いて肉筆画。この中では北斎の「神功皇后」が非常に色彩鮮やか。「鮑と細魚」のデザインも興味深い。
「富嶽三十六景」「東海道五拾三次」そして肉筆画で終わりだろうと思ってみてきたのだが、この展覧会は出展数が多い。この後も「東都名所」「近江八景」・・・とまだまだ展示は続く。ペースを誤ったせいで、ちょっとグッタリして来たが、実にお得な展覧会と言うしかない。一番に入ったのと、気の短い人達はどんどん私を追い越していってくれるために、他人が邪魔になることもなくじっくり見ることができた。
富士山と東海道というテーマの違いのせいだと思うが、北斎作品はある瞬間を切り取った感じ、広重作品は人・家・山等のつらなりでリズム感を生んでいる感じがした。ただ、今回出展の広重作品は一文字ぼかしが今一つに見えたのだがどうだろう。
予想外に疲れ、その後は大同→たぴお→STV北2条→時計台ギャラリーを回って終了。STVでは「椎名澄子展」。普段は土曜日に見に行くのだが、平日のため仕事中で出入りする人が多く、よりいっそう不思議空間になっていた。
