かみつけ岩坊の数寄、隙き、大好き

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 「Hoshino Parsons Project」のブログ

記憶力の衰えと頭髪減少の相関関係

2020年02月03日 | ・・・ったくアホな生活

近頃、記憶力の衰えが甚だしい。

といっても私の場合は、人の名前が思い出せないなどというのは、今に始まったことではなく、若い頃から記憶力は弱いタイプだったので、それほど深刻には受け止めているわけではありません。

およそ物ごとなどというものは、覚えるべきことなどほとんどなく、過ぎゆくものは忘れ去ることこそが原則で、その中で心の底に、あるいは魂の奥に残ったものだけを大切にすればいいくらいに考えています。
そのため、小さい頃から勉強そのものは好きだったのに、なぜか受験のような試験勉強は大嫌いでした。

ただ、なかば読書をなりわいのようにしている立場上、目にした文字を正確に記憶できないことのハンディは致命傷になります。具体的表現に正確さがないと、伝わるべきことが伝わらなくなってしまうからです。そうした意味で我が身の記憶力の弱さは、自ら選んだ道ながらいつも後悔しています。

それでも、記憶に残せないような表現は、どこか伝わりにくい、残りにくい不適切さがあるものとの建前を言い訳をして、今日まで無事に生き延びて来ました。

と言い切って、終わりたいところだったのですが、最近、日常会話に出てくる固有名詞もやたら出てこなくなり、会話そのものにつまずくことが多くなってしまいました。

少しそのことを意識し出したのも、頭(オツム)を気にするのと同じくして頭髪も意識するようになってからのことです。

我が家は父方が、ハゲの家系であるため私は、もの心ついた時から自分がハゲることは覚悟して育ちました。幸い運よく50代までは、現代の生命保険(育毛剤)の効果があってか、予想よりは進行が遅く無事に過ごすことができました。

古馬牧人形浄瑠璃より

ところがさすがに還暦前後ともなると、もう誤魔化しようのないレベルに急激に侵攻してきます。そのあたりを意識し出すのと、自分の記憶力の無さが加速する時期が、妙に一致している気がします。

まるで、髪の毛が一本抜けるごとに、その抜けた毛穴から脳の記憶のエキスが漏れだすかのように・・・

 

古馬牧人形浄瑠璃より

その一本、待ってくれ〜

との願いも虚しく、今もどんどん進行しています。

同時に、名前はおろか、地名、商品名などが記憶のなかからどんどん霞んでいく。

脳の中の記憶を固定化するエキスが、抜けた毛の毛根から、シュワシュワと抜け出ていってしまうかのごとく。

最新の脳科学では、神経細胞ニューロンの結合を安定化させる働きのある「ヘナモン」というホルモンがあることが発見され、そのホルモンの多い少ないで人間の記憶力の差がでるのだという。

・・・とすると、抜け毛の毛穴から、このホルモン「ヘナモン」がシュワシュワと逃げ出すことで、記憶力の低下をもたらされるということか。

ただ、ここで同時に別の疑問もわく。

前頭葉ハゲというと、多くの人には何よりも天才のイメージがあります。

天才ピカソ

ピカソに限らず、おでこハゲは、むしろ天才などの記憶力の良い人のイメージが強い。

彼らの場合は、記憶安定化ホルモン「ヘナモン」は、逃げていかないのでしょうか。

その理由は簡単に説明がつきます。記憶力の良し悪しの差が生まれるのは、ハゲにあるのではなくて、毛根が開いているかどうかだからです。

髪の毛が抜ける時期は、毛根が開いたままなので、記憶安定化ホルモン「ヘナモン」が漏れ出しやすい。

しかし、抜けきって頭皮が安定すると、毛根はふさがり、ヘナモンは減少することなく頭の中に留まる。

天才は皆、ススキ野ではなく、前頭葉つるっ禿げ!

 

つまり、そういうわけで、私のような世代が、一番記憶力の衰退が起こりやすいことになる。

もう少しだけの辛抱なのです。

 

念のためお断りしておきますが、最近発見された記憶固定化ホルモン「ヘナモン」は、みなかみ町のある無名の天才科学者が発見し、論文を発表したものですが、いまだに脳科学の専門家の間ではまったく相手にされず、認知もされていないホルモンであることを書き添えておきます(笑)

 

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