先日「youTube」で「アフリカ水牛(ケープ・バッファロー)」の群れが雌ライオンを取り囲んで、いいよういもてあそび殺してしまう悲惨な光景を見ました。
「YouTube」のその題名は「Stampeding Buffaloes Trample Lion(群れの水牛がライオンを踏みつけて殺す踏みつける)」でした。去年12月17日に「you Tube」にアップされてました。
ライオンは百獣の王と言います。ライオンは動物の頂点に君臨する、と言われています。だが時にはそんなライオンたちも、命を奪われる側に回ることがないわけじゃないだと思いました。
この動画を見ていますと、水場に集まっているバッファローの群れに踏まれ、突かれて命を落としました。殺されたライオンも水牛と同じように水を飲みたかったようです。
この光景を撮影していたダニカ・ルーさんによると、もう1頭の雌ライオンはなすすべもなく様子を見ていました。水牛たちが去ると仲間の亡骸のもとへとやって来て、撮影者が現場を離れるまで、呆然と傍らに寄り添っていたそうだ。
アフリカスイギュウは気性が荒く、どう猛なことでも知られています。特に身体の大きな雄の水牛に、ライオンが4~5頭で挑んで、ようやく勝負になるかどうかなんだとか。
今回この動画を撮影したダニカ・ルーさんをはじめ、サファリツアーのメンバーは、一様に「こんな光景を目にするのは、きっと人生で最初で最後」だろうと語っています。
それでもライオンはジャングルの帝王だと思うんです。45年以上前、イギリスで、カトリック神父が運営する「インターナショナル・ステューデント・ホステル」でルームメイトだったケニア人のジェームズは私に「東アフリカで一番利口な動物は何か」と尋ねました。私は「わからない」と返答したところ、彼はライオンだと力説しました。
シマウマやキリンなどの動物を獲物(えもの)にできない老いたライオンだけが人を襲う、と彼は言っていました。ジェームズはケニア南部からタンザニア北部一帯の部族、マサイ族出身でした。
ジェームズの話は続きます。「足に大きな矢のようなとげが刺さっている若いライオンを見かけた彼の友人が、足に刺さっているそのトゲを取り除いた」。それから数週間後、その友人が隣村から薄暗くなった夕方、自分の村に日暮れまでには帰ろうと草原を急いでいたところ、40~50メートル先にライオンを見かけました。
やばいと友人は思って死の覚悟したところ、ライオンはつかず離れずで自分を守ってくれるように歩いていた。村の近くまで来るとライオンは姿を消した。その時、ジェームズの友人は自分が助けたライオンだと理解しました。
私は半信半疑で、なんども「本当か」と尋ねました。ジェームズは不快そうな顔をして「本当だ。真実だ」と返答しました。私は彼の話を信じたんです。老齢になると、ふと遠い昔の懐かしい話を思い出すんですね。
「YouTube」のその題名は「Stampeding Buffaloes Trample Lion(群れの水牛がライオンを踏みつけて殺す踏みつける)」でした。去年12月17日に「you Tube」にアップされてました。
ライオンは百獣の王と言います。ライオンは動物の頂点に君臨する、と言われています。だが時にはそんなライオンたちも、命を奪われる側に回ることがないわけじゃないだと思いました。
この動画を見ていますと、水場に集まっているバッファローの群れに踏まれ、突かれて命を落としました。殺されたライオンも水牛と同じように水を飲みたかったようです。
この光景を撮影していたダニカ・ルーさんによると、もう1頭の雌ライオンはなすすべもなく様子を見ていました。水牛たちが去ると仲間の亡骸のもとへとやって来て、撮影者が現場を離れるまで、呆然と傍らに寄り添っていたそうだ。
アフリカスイギュウは気性が荒く、どう猛なことでも知られています。特に身体の大きな雄の水牛に、ライオンが4~5頭で挑んで、ようやく勝負になるかどうかなんだとか。
今回この動画を撮影したダニカ・ルーさんをはじめ、サファリツアーのメンバーは、一様に「こんな光景を目にするのは、きっと人生で最初で最後」だろうと語っています。
それでもライオンはジャングルの帝王だと思うんです。45年以上前、イギリスで、カトリック神父が運営する「インターナショナル・ステューデント・ホステル」でルームメイトだったケニア人のジェームズは私に「東アフリカで一番利口な動物は何か」と尋ねました。私は「わからない」と返答したところ、彼はライオンだと力説しました。
シマウマやキリンなどの動物を獲物(えもの)にできない老いたライオンだけが人を襲う、と彼は言っていました。ジェームズはケニア南部からタンザニア北部一帯の部族、マサイ族出身でした。
ジェームズの話は続きます。「足に大きな矢のようなとげが刺さっている若いライオンを見かけた彼の友人が、足に刺さっているそのトゲを取り除いた」。それから数週間後、その友人が隣村から薄暗くなった夕方、自分の村に日暮れまでには帰ろうと草原を急いでいたところ、40~50メートル先にライオンを見かけました。
やばいと友人は思って死の覚悟したところ、ライオンはつかず離れずで自分を守ってくれるように歩いていた。村の近くまで来るとライオンは姿を消した。その時、ジェームズの友人は自分が助けたライオンだと理解しました。
私は半信半疑で、なんども「本当か」と尋ねました。ジェームズは不快そうな顔をして「本当だ。真実だ」と返答しました。私は彼の話を信じたんです。老齢になると、ふと遠い昔の懐かしい話を思い出すんですね。