今朝の新聞の全面広告、見ましたか?
国枝選手の現役卒業に対してユニクロの粋なはなむけの言葉でした。
「11歳の国枝慎吾くんへ」と題して、テニスを始めた11歳の国枝少年と勝利の瞬間の国枝選手の
写真とともに載っていました。
9歳の時にせき髄の病気で両足に障がいが残り、
母の勧めで車いすテニスに出会ったばかりのあなたに
思い描くことができるでしょうか。
自分が世界を舞台に戦い、車いす男子史上初の
生涯ゴールデンスラムを達成する姿を。
(中略)
あなたが活躍する度に、車いすテニスのファンは増え、
障がい者スポーツがメジャーになっていきます。
障がいのある方もない方も垣根なく活躍できる社会へと、
世界は着実に向かっていきます・
(中略)
11歳の国枝慎吾くん、
車いすテニスを始めてくれてありがとう。
昨日の引退会見も素敵でしたね。
「最高のテニス人生を送れた」その笑顔が最高に爽やかでした。
夜のニュースでのインタビューでは「これから料理作りをやってみたい」と。
奥さんに親子丼を作ってあげたいそうです。
何て率直で、いい人なんでしょう。
これからの活躍も楽しみです。
引退会見というといつも思い出すのが、昭和最後の横綱千代の富士の言葉です。
「体力の限界!」と言い切り、涙をこらえ、言葉を絞り出すように「気力も無くなり、引退することになりました」
今もあの時の表情が浮かんできます。
国枝選手の笑顔と千代の富士の涙、相反してもこの二人には「潔さ」という共通点を感じます。
何事も引き際が大切ですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます