先月下旬のことになりますが、ポーランドでウクライナ避難民の方々へのボランティアをしてきた大学生たちの活動報告をZoomで見ました。
東京2020大会の都市ボランティアに登録していましたので、大会終了後もさまざまなボランティア募集や、Zoomでの手話講座、英会話、防災講座などの案内が届いています。
今回もそのひとつで、私は学生たちがどのように活動し、感じてきたかに関心がありました。
日本財団ボランティアセンターが全国から募集し、選抜した学生ボランティアを5月末から10月まで7回に渡りウクライナ隣国へ派遣しています。
1グループ15名、今回は6月から8月半ばまでに活動してきた、グループ1からグループ3の学生たちの報告でした。
上智大、日体大、立教大、神田外語大の学生たち4名がポーランドのプシェミシルを拠点に、主に避難民一時滞在施設で活動した約2週間の体験を話しました。
そこで避難民の子どもたちとの交流や施設の清掃、物資や備品の管理などを行いました。
与えられた仕事をやるのではなく、自分たちが何をできるのか自発性に任されていたそうです。
4人の学生さんの話より
避難民の方々は2,3日の滞在が多いけれど、次の行き先が決まらず1~2か月滞在する人々もいた。
避難民でありながら、ボランティアをしている18歳の女性の姿に感銘を受けた。
体調不良になるまでボランティアを続ける他国の男性、誰かのために頑張ることの尊さを感じた。
20年生きていた中で今回の体験は自分の中で最大のビッグイベントだった。
世界は広い、行かなきゃ気づけないことが多い。
仮設ベッドの上の老夫婦の姿、ビデオ通話で父親と話す子どもたちの姿が忘れられない。
サッカーをしたり、鬼ごっこをしたり、子どもたちと楽しい思い出ができた。
プシェミシル駅周辺のゴミ拾いをしたとき、支給品のペットボトルやスープカップの空容器などでゴミ箱が溢れていた。
ゴミ収集が追いついていない現状があった。
テレビ等で報道されないことなど、受け入れ国の支援情報発信のWEBサイトを立ち上げ中。
You Tube(https://www.youtube.com/watch?v=JeHEf50DRaE)では「これまでの人生でウクライナ語が話せないことがこんなに悲しかったことはない」と嘆く女子学生が印象的でした。
言葉が分かれば、もっともっとできる事があるのに、そんな気持ちが伝わってくるようでした。
話を聞いて、頼もしい若い力を感じました。
戦争という想像すらしなかった事態に家を離れ、家族バラバラになり、日常生活を奪われた人々の手助けをする。
この貴重な体験はきっとこれから行く道の道標となることでしょう。
将来世界で活躍する人材が出てくるのではと期待しています。
春にウクライナ支援のチャリティバザーを開いた時の寄付金を先月末、ようやくウクライナ大使館に持参しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/1e/2276e895f904941140a5cf3ec5a9944f.jpg)
西麻布にあるウクライナ大使館
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/23/5c06ef628cc23d3c1f53f6a014b8a2e9.jpg)
大使館職員の方々
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