大江戸散策徒然噺 Introducing Japanese culture and history

豊かな歴史に彩られた日本の文化と歴史を紹介

スポーツの神様「亀戸・香取神社」の例大祭~こんにゃく神輿の渡御風景~

2012年08月05日 16時02分00秒 | 江東区・歴史散策
盛夏の今日(8月5日)下町江東区の亀戸に鎮座する香取神社の例大祭が賑やかに執り行われています。ここ香取神社は「スポーツ振興の神様」としてスポーツ大会や試合の勝利にご利益があるとされています。

香取神社ご社殿

今まさにロンドンで行われているオリンピックで日本人選手の方々の戦勝祈願そしてメダル獲得を願って、遅ればせながらまずはご社殿に日本の男女サッカーの優勝とこれから活躍されるであろう日本選手の好成績を祈願させていただきました。

香取神社祭礼の幟

そして今日は4年に一度の本社神輿渡御(神幸大祭)が行われる日です。香取神社の本社神輿は俗称「こんにゃく神輿」と呼ばれています。この神輿は屋根の部分・胴体の部分・台座の部分とそれぞれが別の動きをするまるで「こんにゃく」のように弾力ある揺れ方をします。この種の神輿は国内に2基(1基は九州)しか存在しない、たいへん珍しく、貴重な神輿です。その本社神輿が神輿蔵からお出ましになり、渡御を静かに待っています。

俗称「こんにゃく神輿」

香取神社を辞して本社神輿の渡御行列が始まる江東区の大島駅前に移動する途中に、香取神社末社の神輿が亀戸駅前の交差点にさしかかってきました。本社神輿に比べ、小振りなのですが揃いの袢纏をまとった担ぎ手の威勢のいい声が響いています。

末社神輿
末社神輿

本社神輿の渡御が始まるのは、最も気温が高くなる午後の1時。車の荷台に積まれた神輿がまず担ぎ手の男たちによって降ろされ、男たちの肩に担がれます。

車の荷台の神輿
荷台から降ろされる神輿

すでに新大橋通りの片側2車線が交通規制され、いつでも行列は出発できる状態になっています。神輿行列の一番先頭の大太鼓が打ち鳴らされいよいよ神輿の渡御が始まりました。

神輿渡御
神輿渡御
神輿渡御

威勢のいい、粋で鯔背な下町の神輿渡御はいつみても惚れ惚れします。行列は大島駅前から西大島駅に至り、ここから明治通りを北上し亀戸駅前を通り、最終的には香取神社境内に宮入し渡御が終了します。

神馬
神輿渡御

江東区では8月中旬(8月11日と12日)に行われるお江戸の総鎮守・富岡八幡宮の例大祭が非常に有名です。今年は3年に一度の本祭りにあたり、50以上の神輿が行列をなし、担ぎ手に水をかける「水かけ」が深川八幡様の恒例になっています。

スカイツリーも人気だけど、今年は江東区の富岡八幡宮の例大祭が熱く燃えるはずです。是非、楽しみにしてください。

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