ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

いや〜良かった

2016-06-23 | ~ 育児 ~
水曜はサークルの日である。
今日は、幼児の救護講習だ。
「お子さんにとってはつまらないけど…」
親にとっては大変重要なことだ。
続々と集まるサークルメンバー。
いつも車がお隣の男の子、
「おはようございます」
彼はおばあちゃんと参加している。
「おとなしいのね」と声をかけると、
「内弁慶なんぜ」とおばあちゃんが。
家の中では結構活発らしい。
ここではおばあちゃんの膝から離れない。

さてと、
娘はメンバーが揃うまでひと遊び。
列車を動かしたり、ブロックで遊んだり、
おっと今日おままごとで落ち着いた。
ちらっと、彼を見ると、
まだお膝の元…と?
顔が真っ赤になって、
気分でも悪いのかな?
「ううぅううぅ」
泣き出した。
そういえば、
よくぐずっている、彼。
理由は分からない。
みんなママと一緒なのに、
自分だけおばあちゃんだから、なの?
おばあちゃんは「仕方ないにか、ねぇ」
というが、
彼は、泣いている。
無意識なのだろう、
おばあちゃんの胸元に手を入れる。
乳房…
ママの象徴を探る。
けど、届かない。
どうしてかな?

仕方ない、けど、
みんな、ママのお膝で、
ぼくだけおばあちゃん。
親子サークルだよね。
ぼくだけ、ぼくだけ、ぼくだけ…
仕方ないにか…仕方ない…にか…
「ううぅううぅ…」
仕方ない、のに、涙が出る。
「さぁちゃん、一緒に遊ぼって」
紗花は呼びかける。
「あそぼぅ」
説得力がない。ならば、
ナデナデ、する。
と、
余計に、泣いた。
なら私、と、
もう一人の女の子はおもちゃを差し出す。
このおもちゃがダメならあのおもちゃ、
次々と差し出す。
あの手この手を使って、なだめる。
「優しいのねぇ」
微笑ましい姿だ。
しばらくして落ち着いたようだ。
そして、サークルメンバーも集まり、
講習が始まる。
もちろん、今日はつまらない。
お話をちんと座って聴かない。
一旦片付けられたおもちゃを引っ張り出し、遊びだす。
場内馳け廻る子、
お立ち台に登る子、
先生のお膝を独占する子、まぁ様々だ。
30分ほどの講習、だが、
後からプリント学習しよう。ダメだ。
講習も終盤、
誤飲除去実習で場内ざわめきだす。
バッグから取り出された、
ドイツ生まれのお人形、
「(げっ、リアル…)」
4歳くらいのBoyが登場。
「…えぇ、こうして、背中を叩きます」
どんどん、叩く。
気道回復、異物が出るまで、
どんどん、叩く。
すると娘は、
「わぁんわん」
泣く。
叩いちゃダメ、
と泣き出しのだ。
「さやちゃん、あぁして助けるんだよ」
ほら、トーマスも「助けてェ」って、
助かったでしょ?
娘の大好きなトーマスを例に説明する。
それで納得したか、とんとん、
とんとん、笑って、とんとんする。
「助かったねぇ、お兄ちゃん、助かった」
ドイツ生まれのリアル人形は救われ、
バッグの中に戻って行った。
いや〜良かった。
娘がこんな優しい子だったなんて、
いや〜嬉しいよ。
こうして感情は育まれるのか。

今日のサークルが終わって、
「バイバイ」
帰り際、彼も手を振ってくれた。
良かった。サークルに参加して、
彼にもそう思って欲しいなぁ。

実家に着くと、
ババが待ち構えていた。
ジャガイモ掘りだと?
小さなスコップとバケツを持って、
畑にGo!
ミネラルにまみれる娘、
「おおっきい」
ジャガイモをかじる。
洗ってないし…。
体じゅうどろんちょだ。

「もうそろそろ…」
娘を土から引っこ抜こうとすると、
根が付いている。
「あそぶ!」
娘一人泥遊びをさせて
母はババとイモを掘る。
せっせと、掘る。
全部掘れた。
もういいだろ?
娘の根っこを引っこ抜き、
浴槽プールに入れて、
ひと遊び。
遊んだら、

ご飯食べて…、
食べて…、
食べて、

なんて元気な娘だ。

昼寝してくれないか?

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