ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

母乳外来

2014-09-18 | ~ 出 産 ~
母の、思い出ぼろぼろ。涙のお披露目から二日後8月26日、母乳外来の日が訪れた。
この日は母乳チェックと、ドキドキの娘の体重測定がある。
これで体重が減っていれば…、再入院だ。
予約は二時半。
丁度授乳時間だが、飲むっぷりも診たいから、と
「母乳を飲ませず、お越し下さい」
産科婦人科の診療が終わった午後、静まり返った二階の待合室で、これから何が起こるか知らされていない娘はおくるみに包まれて、すやすや眠っていた。
「金田さん、まず、体重から測りますね」
娘は一瞬ビクッとなった。
当然、おくるみをはがされ、びっくりしたのだ。
「あ、ごめんごめん…」
10ヶ月あまり羊水に守られて過ごした娘には、ちょっとしたことでも大きな刺激なのだろう。
看護師さんに、ひょいと軽々と持ち上げられ、一人部屋の中へと連れて行かれた。
パタンッと大きな扉が閉まり、娘の体重測定…、私は急に不安が押し寄せた。
「増えているかな…」
授乳するたびに実感する命の重み…それが錯覚でないことを祈りつつ、娘を待つ。
「お母さんの方は、こちらの部屋へ」
娘が体重測定している隣の部屋に連れられ、私の母乳チェックが行われた。
むぎゅッと掴まれた胸が、
「イタッ」
右胸の奥に大きな塊があって、それに触れると痛い。
「搾乳する時も痛くて痛くて…これって、乳腺が詰まってる、ってことですか?」
詰まっているまではいかないが、流れが滞っているらしい。
つまり、お乳の渋滞だ。
押すと痛い。しかし、押して出して、解してマッサージしないと、詰まるらしい。
「授乳中も、ここ(右胸の塊)を押して、あげて」
授乳しないと、お乳は詰まる(止まる)。痛くても搾乳しないと、乳腺炎になる。
兎に角、痛くても、お乳を出すこと。
それが、お乳の出を良くする、最善策のようだ。


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