ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

紋付Tシャツ

2010-09-25 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
志鷹「イヤな話の流れになってきた、あぁやだやだ」とお茶をすすっていた。ずず…っと
冷泉院「私たち先に部屋に戻って、お風呂入って来る」もっと美人になるんだ♪と食器をお盆に乗せて片づけなら言ったから、
義経「何度(風呂)入っても、それ以上何にもならん。歳を考えろ、歳を」後は下り坂!
冷泉院「キッ!」と一睨みして「行きましょ!」と瑠璃と連れ立って先に部屋に戻った。
義経「全く、血の気の引いた貧血顔が!」真っ白じゃねぇか。瑠璃はまたお面被るし。
朝風呂で長湯したら、午後から雨降って湿度高くなるから貧血起きっぞ。まったく!
海尊「心配しているなら、もっと優しく言えばいいじゃん」
志鷹「照れ屋なんだよ」無理無理、こういうの性格だもん。
義経「うるせっ」それより、火鷹、麻酔から目覚めたか?
志鷹「あ…忘れてた」とそそくさと部屋に戻っていった。
海尊「俺、鹿角と鹿の子の様子見てくるわ…」義隆行く?
義隆「うん」海尊が義隆を肩車して旅館玄関で待機中の鹿ップルの元へ行って、義経一人、しばらくのんびり瞑想と妄想を織りなぜながら呆けていたら、
弁慶「おう!」と顔を出した。(睡眠時間2,3時間&仮眠程度の昼寝で十分なタフな奴なんだ)
義経「で…どうだった?」酒拷問の結果は、
弁慶「やつらのバック、桐生だって」と、朝食を取りに行き、
義経「(呑んで朝帰り…よくすぐにメシ食えるよな)ふー…ん、で、富樫まだ寝てる?」
弁慶「寝てる」昼過ぎまで起きないんじゃねぇ?松尾さんらもダウンしている。
義経「って、(普通ダウンするだろ)面倒だ。置いていこ」鹿の子に乗って追いかけて来るだろ「午後から雨だ、早いうちに出発するぞ」と告げて席を立ち、部屋に戻った。ら!?
クリーニングに出したはずの着物がTシャツに代わって、しかもメンバーのサイズ110センチ(義隆 子供用)及び、レディースからメンズ3Lまで取り揃えて置いてあった。メンズSサイズのTシャツを広げて表柄を見て、くるりと裏返して裏柄を見て…、
義経「…これを着れって?」恥ずいんだけど…と思ったが、もうすでに着ている奴らがいた。
海尊「どう、俺っていい感じ?」と背向けて腰を当てて、顔だけこっち向けてポーズ取った。
義経「はいはい…」背中の鹿角紋が気に入ったらしいが、堂々と藤原家の家紋を背負って、まるで目印だ。でも、真田幸村の脇立の角よりいいかな…。(赤兜に角が生えてるやつね)
義隆「わぁ♪鹿角君のシャツだ!」と喜んでいるが、家紋だ、家紋。鹿角紋。
志鷹「春日 鹿島神の印だよね、それに表の柄。これって九曜紋だね」