ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

ガリレオの奇跡

2013-09-06 | Italy-聖地巡礼の旅-
彼はドゥオーモ内の照明、ランプの揺れを観測し、
『振り子の等時性』を発見したと言われています。
自分の脈でランプの揺れを量り、
大きな揺れでも小さな揺れでも、
「一往復するのに掛かる時間は同じである」と発見した。

さらに、ピサの斜塔で落下物の実験をしました(諸説あり)
物体が自由落下する時の時間は落下する物体の質量には依存しない、
物体の落下に掛かる距離は落下時間の2乗に比例する、と実験結果を発表しました。

しかし、事実を発表されては困ると、仰る方おられます。
歴史と宗教概念がガラリと変わる、つまり、
新事実は、都合の悪い事も多々あるのです。
お偉いさんに目を付けられ、
「あいつは変わった奴だ…」と異端扱いされ、
弾圧されます。異端には生きにくい時代です。

ガリレオの生きていた時代は、
地球は宇宙の中心あり、全ての天体が地球に従って動く、
「天動説」が主流でした。
中世ヨーロッパにおいて、このアリストテレスの考えはキリスト教の教えと合致するもので、キリスト教は天動説を公認していました。
時が流れ、17世紀に作られた望遠鏡により、この説が覆ります。
ガリレオ「地球は、太陽を中心に回っている」
木星の発見が証明した、地動説。
“地球は、動いている”
この事実は、キリスト教の教え、主の考えに反します。
よって、異端審問を受けることになりました。
正統信仰に反し、異端であると、
ガリレオへの判決は有罪でした。

そこで、
いやいや、私が間違っていた。
と、明らかになった事実に否定し、
真実に重い蓋をして己の心を偽る、
そんな事出来なかったのでしょうね、
少々頑固を思わせる研究者は刑に服します。
無実の裁きが終わったら全てを失っていた。
悲しい事実です。

神に代わって、真実を裁き、
間違った教えを、堂々説く。

神の教えとは、何なのか?
神の裁きとは、何なのか?

神が、主が、彼の世紀の発見を封じたのであろうか?
いや違う。全て神の名を盾にした人間の裁きである。

奇跡の発見、その後、
彼が残した『地動説』は後世、
ガリレオの意志を引き継いだ研究者の中で生きている。

宇宙への果てしない思いを乗せて、
宇宙の神秘と、謎の解明のために、
日々邁進している、それを見て、
ガリレオさんも大満足であろう。

私は、この宇宙に繋がる一歩を、
一つの奇跡(軌跡)と、呼びたい。

本日は晴天。マリア被昇天祭、也

2013-09-05 | Italy-聖地巡礼の旅-
さて、日本とイタリアの時差は、七時間。
日本はお盆、一方イタリアは御祭りです。
今日15日はマリア様が天に召された日、
『聖母マリア被昇天祭』です。よって、
添乗員さん「もしかしたら…」
特別礼拝のため、ドゥオーモ内に入れない…かも、知れない。
特別な日であるため、どこもかしこも休業…かも、知れない。
しかも、イタリアの方々は夏季休暇を取る…かも、知れない。
かもかもしかも…と、旅先では大変困る不確定事項だが、
イタリアのお祀りと礼拝事情…こればかりは、
流石の添乗員さんだって、予定日程をズラす、
なんて事が出来るはずもない。よって、
成り行きと運に任せて、参りましょう。

昨日と打って変わって、
お天道様も御加減宜しく、

晴天也。

天空がマリアのローブのように濃く青く、
広がる大地はイタリア国旗のように碧く、
ドゥオーモの大理石は聖衣のように白い。

世界遺産で、時代の栄華、繁栄、
建築美と権力を示す広場ですが、
とっても長い名前ですので、
奇跡の広場と覚えましょう。

奇跡というと、なんかすっごい神秘的な事が起こったかのように思われがちですが、人によってその尺度は異なります。
小事も後世大事となり、『奇跡』と呼ばれる事もあります。
大概の人はその小事に気が付かない、
だから、小さな奇跡にも気付けない。

世紀の発見だったにも関わらず、その発見が裁判沙汰、軟禁生活で、刑が明けたら職を失い、娘を失い、失明の後、臨終したそんな異端と言われた偉人がいる。

彼こそが、ガリレオ・ガリレイ、である。

妻の賭け

2013-09-04 | Italy-聖地巡礼の旅-
ホテルはCROCE DI MALTA(クローチェ ディ マルタ) 。
ここらで夫婦の価値観にギャップという溝が生じてくる。
妻36歳と夫41歳、それぞれ住む場所も、
育った環境も全く異なる二人が一緒になって
コミュニケーションにジェネレーションギャップと、
モノの尺度と趣味嗜好に大幅なギャップがあっていいと思う。
が…、
妻「わあぉ、素敵な部屋ぁ」と、

エジプトインドの旅を基準にモノを量ってしまう妻に対し、
夫「おいおい、ここのどこかAランクだぁ??」
ソファはぶっ壊れとるし、

キャビネットも、ほれ…、

妻「バストイレが一階にも二階にもあるぅ」
メゾネットタイプで二階が寝室、

中二階にはテラスがあって、
夫「おい、開けるな」
よく見てみろ、ばっちぃ…
妻「…」
夫「誰も座らんぞ、あれに」
こういう夫を無視して、
クローゼットを開けて、
妻「あ、毛布がある」
バリバリとビニールの袋を破って、広げて、
雨に濡れて寒かったのぉと、
さっさとベッドメイキング。
すると、
夫「使うがか?誰が寝たか分からんぞ」
ブチッ
妻「うっさいわ!!!」
時に妻は、
こういうギャップにキレる。

そして、黙って寝る。


Honeymoon中、
私は悟った。

結婚…それ自体が、
ギャンブルである。

運河の、運命の女神様

2013-09-03 | Italy-聖地巡礼の旅-
添乗員さんの機転と、お天道様のお蔭で、
ゴンドラ乗船時間には丁度雨も上がって、
さ、水上観光と参りましょう。

ゴンドラはヴェネツィア伝統の手漕ぎ舟で、
昔は貴族の乗り物でした。
町全体が迷路であるため(詳細は前記)、
物資輸送もこのゴンドラで行います。
レストランの裏に舟を付けて、
おやよっ、
と食糧品、水等を運び入れます。

この方は、ゴンドリエーレ(ゴンドラの漕ぎ手)といい、
白黒のボーダーシャツに黒のパンツがトレードマーク。

船首にペッティと呼ばれるお守りが付いています。
海神ポセイドンや、天使など…
ゴンドリエーレの好みで脱着可能。

さて、私たちはゴンドラに乗船するにあたり、
くじ引きをしました。乗船、席順を決めます。
ここで試させるのが、運です。
添乗員さん「このグループ、持っているわ…」
添乗員さんがこう漏らしたには、理由があり、
私たちグループ、本来なら長時間並ぶサン・マルコ寺院に意外とすんなり入れて、ドシャ降りでゴンドラに乗れないツアー団体も多い中、こうして乗れる手筈が整って、
さて、このグループ内で誰が一番“運”を持っているのか?
やってみましょう、試してみましょう、引いてみましょう。
夫「よし、行け」
ポン、夫に後押しされます。
ゾクッと、
嫌悪と、悪寒が走りました。
妻「…」
あれやってこれやって、やってやって、やっておいて、
と任せてくる夫に嫌悪感を抱いているのはもちろんですが、
ただ今回の場合、少々違いました。
この悪寒はただ雨に降られた寒気だけではなく、
さらに、脳裏に浮かんだ悪夢が…、
ぽんやり、浮かんだその文字は…、
夫「絶対、C-3、引くなよ」
ビンゴです。この文字が浮かんでいました。
地震火事突風竜巻の災害予知が出来れば、
私も結構、役立つ人材になれるのに…。
全く無意味な予知予言です。
この絶対引くな、を詳しく説明すると、
A-真紅のクッション貴族チェア
B-執事が座るに丁度いいチェア
C-硬くボロい絶対引くなチェア
そして、ワンツースリーの3番目は、びっけ。
夫「引くなって言ったくじ、引くやつがいるか」
妻「…だって、だって、」
くじ引きの運試しに、だってもくそもありません。
しかし、はっきりしました。私は“運”という、宿命だかディスティニーに翻弄されているだけだという事です…。
「はぁあ…」夫を見て、深いため息を吐きます。すると、

夫「おい、カメラ、カメラ」
妻「はいはい…」二言返事を二回重ねて、
面倒と怠慢をPRしますが、伝わりません。
夫は最低ランクの席で大満喫している様子でした。
それなりにくじ運が良かったので?と思う事にし…、
くしゅんッ。
雨に降られ、ゴンドラに揺られ、寒さで手足が冷たく、
体の震えが止まりません。ささ、ホテルに向って、
温かくして寝ましょう、今夜のホテルは…、

と、これは、また明日にしましょう。

金の繋がり、絆のストラップ

2013-09-02 | Italy-聖地巡礼の旅-
マルコの洗礼中でも、雷雨でも、観光は決行。
次はヴェネツィアングラス作りを拝見します。
グラス職人の作る、このグラス…、
割れません。

カンッカンッと高音響かせて、
叩いても叩いても、割れません。
妻「えぇ??」
もちろん、思いっきり投げつけると割れますから、
夫「置いておきなさい」
妻「はぁ…い」
どうして割れにくいか?というと、
ガラスに金を混ぜ、熱い関係に倦怠期…、
いや違った、冷却期間を十分に取ります。
すると、
強く美しいガラス細工が出来上がる、らしい。
赤白黄色紫桃色薄紫…虹色オーラルに、色とりどりですが、
その中でも赤は大変貴重で、金の含有量が多く最高ランク。
よし、今日(8月14日)は、義母様の誕生日、
何かプレゼントを買おうよ、と夫に言うと。
夫「俺たちの笑顔が、最高のプレゼント」
こんな夫の言い分を真っ向から無視、
妻「これ良い」
選んだのは、真っ赤なガラスのストラップ。
遠い遠いの国から、
誕生日おめでとう。
いつも、いつも、ありがとうございます。
至らぬ嫁を、これからもどうか、ずっと、
よろしくお願い致します。
と、二つ、ストラップ(絆)を買って満足、
次はお腹を満たします。腹ごしらえです。
1ピースバラ売りのピザを買い食いして、
夫「これから、どうする?」
折角の観光ですが、残念なドシャ降り。
妻「うぅ…ん」
好奇心旺盛な妻は、残念な事に方向音痴。
マップを読むという事を、
全くもって学習しません。
しかも、ここヴェネツィアは120以上の島々で構成され、運河は170以上。
細い運河をゴンドラと呼ばれる小舟で往来し、
添乗員さん「街は迷路ですので…」
迷子に成ったら、
さてどうするか?
とにかく全力でサン・マルコの看板を探して辿って、
何でも、勘でも、サン・マルコ広場に戻って下さい。
ゴンドラの運行時間があるので、遅刻は厳禁ですよ。
と、添乗員さんからのプレッシャーは大きいですが、
やれやれとうんざりする雨です。
濡れないようにアーケード内を歩いていたら、
一周して、振り出しです。さ、どうする?と、
思ったら、
夫「小雨になってきた」
ので、
PER(ペール)RIATO(リアルト)
[リアルトの方へ]
の看板を辿って、名物観光と行きましょう。

迷路でも意外と簡単に着けました、ふふん。
夫のヴェネツィア証拠写真を撮って、じゃ、
帰ろ…と?
PER SANMARCO↑
(サン・マルコの方へ)
なんだ?この雑な看板は、
夫「信用できん」
ただのペンキの落書き??と思わせるペイントで、
行きと違って、かなり雑な看板?というか落書き。
しかし、雑でも何でも、これは絶対善意の落書き。
純真無垢な??私は他人様を疑う心、微塵も無く、
妻「大丈夫だって、ほら…こっち」
落書きの方を指差します。
しかし、
夫「違うって、戻るぞ」
いっこうに落書きと妻を信用する気配はありません。
妻「こっち…だってば」
妻を信用しない夫に、
ビキッと、
何か亀裂の入る音が木霊しました。
こういう時の妻には、要注意です。
こういう時、夫は妻に従うしか術はありません。
夫「おいおい…、どっか連れ込まれるんじゃないか?」
妻「大丈夫だもんッ」
夫「…」何を根拠にどっからそんな自信が湧くのか?
大きな疑問疑惑を持っているようですが答えは簡単。
ただの、勘。
妻「ほら、見たことある(風景)」
夫「初めて、です」
同じような風景なので、迷子になりやすいのです。
妻「あ、ほら向こうに…」
サン・マルコ広場の目印、時計台が見えました。
妻の軍師山本勘助のヤマ勘が当たった瞬間です。
やはり、この看板は、善意の落書きであったか。
良かった良かった。
約束の時間ちょっと前に戻れて、
次は、ゴンドラに乗れるぞぉー。

マルコの洗礼

2013-08-31 | Italy-聖地巡礼の旅-
水の都 Di ヴェネツィア

早朝、
「ん?風が冷たい…」
雨の兆しを感じました。
ホテルのバイキングで食事をとっていたら…
ざぁー…ざぁー…
「なんじゃこりゃ?」
もちろん、雨です。

イタリアンガイド「すぐ止むって」とお気楽モード。
しかし、ガイドの予報空しく、止む兆しはありません。
空が暗くなり、ゴロゴロ雷鳴が轟き、
雨足も強く、激しくなってきました。
イタリアンガイド「あぁ、異常気象だからなぁ」
俺のせいじゃないって、
ははは、笑っています。

それもそうだ、どこもかしこも異常ばかりで、
あはは、もうひきつって笑うしかありません。
で、
どうなる??ヴェネツィア観光、
大丈夫か??水上ゴンドラ(舟)。

って、心配していましたが、
無事出航、到着です。

こちらが、水上の都ヴェネツィアです。

浜とか、無いんですよ。
ほら見てみ、

すぐに建造物が…、
どうやって建築したん?
と首を傾げたくなりますが、

「先人たちの叡智は深く、多くの働き手を担う財力や権力、
水上建築に伴う技術と、その智慧があったのだ!」
世の中権力と金だ、金…と、簡単に片付けます。

さて、
到着したら、雨は本降り。
これも、聖マルコの洗礼。
甘んじて受けて立ちましょう。

世界最小?の折りたたみ傘を開きます。
比較的小さいので横からの雨風に弱く、
もうべちゃべちゃ、
靴もぐちょぐちょ。
合羽、ゴミ袋ポンチョの方がいいのでは?
夫を横目に疑念と疑惑が浮かんできます。
全身濡れて、結構寒いです。
気温26°…ですが、体感温度はさらに低い。
この寒さはかなり堪えました。
この世の中、何が起こるか分かりませんね。

「備えよ、常に…」

騎士道の精神と、
何か羽織るモノをお忘れなく…。

くしゅん…。

さて、こちらサン・マルコ広場前のサン・マルコ寺院です。

聖マルコさんが眠っています。
さぁ、入りましょう。
おっと、いけません。
中はサンクチュアリ、
肌の露出を好みません。
ショールで肩を隠します。

中は、どこで集めて来たのでしょう?
まばゆい黄金がちりばめられています。
時の栄華が目に浮かびます。

しかし、栄華に溺れてばかりではいけません。
水都の維持管理、保全保存をお願い致します。

Madonna lily、聖母の象徴

2013-08-31 | Italy-聖地巡礼の旅-
これは実家に咲いた鉄砲百合ですが、

白百合は大天使ガブリエルが受胎告知した際、
その手に携えていた花としても知られ、
マドンナの象徴として描かれ、聖母の純潔や清純を表します。

この受胎告知の花ですが、
どこからともなく球根が転がって、
ポコン、
「え?」
植えた覚えもないのに突如咲かせます。

まるで、
どこからともなく転がり込んだ、

この子のようです。

「にゃんだよ?」

さ、ヴェネツィアへ行こう!

ARENA(砂)の涙

2013-08-30 | Italy-聖地巡礼の旅-
さて、

ここは、
Areniano(アレーナ)。

アリーナの間違いだろ?と言いたく成りますが、
語源はラテンです。
アリーナの意味は観客席に囲まれた闘技場、競技場の事ですが、
元々はラテン語のARENA、砂の事。
剣闘士(グラディエーター)たちの流れる血を砂に吸わせ、戦いを続けさせる、
ローマのコロッセオ(円形大闘技場)がモデルです。だから、コロッセオ型ね。

ここアレーナでは毎年「アレーナ・ディ・ヴェローナ野外音楽祭」が開催されます。
1913年からジュゼッペ・ヴェルディの生誕100周年を記念してアイーダが公演されたのが始まり。
戦争による中断もあったが、
今年丁度生誕200周年目という事でやはり「アイーダ」が公演されるという事でヴェローナは大盛り上がり。

アイーダに登場する指揮官が闊歩し、
舞台であるエジプトスフィンクスが寄付??を募ったり…で、
複雑な思いでアイーダを思う。

エジプトの砂の大地に日が沈み、
空がオレンジから闇に変わる頃、
至る所で灯されるキャンドル。

開放的なアレーナで、
幻想的な光りを見つめ、
開場を待つ…

しかし、
あぁ、残念。見たかったわ。

私はイタリアで初めてジェラートを買って、
アリーナを見つめた。

エジプトと、エチオピア王妃の悲恋を思いながら。

その後、私たちは、ホテル近くのレストランへ行き、
ミラノ伝統料理カツレツを堪能。

そして、就寝。
お疲れ様です。
さて、明日は舞台をミラノから水の都ヴェネツィアに変えてお送り致します。







シンボリックと、エターナル

2013-08-29 | Italy-聖地巡礼の旅-
イタリアは兎角、
神の肖像が美しい。

日本も八百万の神々を視覚的に造形する文化がある。
下の写真は、
サン・マルコの象徴である、

有翼のライオン。

他に聖書外伝ともいえる福音書を記した聖人たちも、
ヨハネは鷲、マタイは天使、ルカは雄牛とそれぞれ人間以外の姿で象徴される。

ちなみ、サンとは、聖なるという意味で、
サン・マルコとは、聖マルコとなる。

守護聖人マルコさんに関しては、
ヴェネツィアで再登場致します。


権力者たちがこぞって家の壁にフラスコ画を描かせました。
目に見える形の力が欲しかったのでしょうね。

さて、
ここには14、15、16世紀のルネッサンス建築が、
一か所に集約されています。

ルネサンスとは、
「再生」「復活」を意味するフランス語。
古代ローマ文化を復興しようとする文化運動であり、
14世紀にイタリアで始まり、やがて西欧各国に広まった。
文化運動としてルネサンスがあります。また、これらの時代(14世紀 - 16世紀)を指すことあります。
今、日本もかつての大和魂、大和撫子、
その精神の復興期に差し掛かっていると、思うのは私だけではないはず。

日本再興を夢見て、ルネサンスに思いをはせて…。

あ、ルネサンス代表の、

『新曲』ダンテ様。
おやおや、
スマホで撮影する私たちを見て、
「それ、音楽も奏でられるのかぁ?」と、
進む次代と加速する時の流れに、
首を傾げているようにも見えます。

こちらの建物は、

ダビデの紋章(✡)がありますね。
イスラム教の方のための、教会だそうです。

カトリックの街で、
イスラームを見る。
これが本来あるべき、
宗教なのでしょうね。

象徴を崇拝するカトリックと、
永遠を重んじるイスラーム。

象徴や崇拝の対象が違っても、
それで、いいんじゃない?

そう思うのは、皆でしょ?

ロミオー、あぁロミオ…

2013-08-27 | Italy-聖地巡礼の旅-
さて、
これから…、
「ロミオぉ、あなたはなぜ、ロミオなの?」

で有名なバルコニー。
「ロミオとジュリエット」の舞台、
ヴェローナです。

中世の街並みが残り、

地面を掘ると古代の遺跡があり、

こんな感じで発掘され、工事中断。
調査団が入って調査開始。そして、

道路整備が遅れるという現実があるらしいです。


てくてく歩いて、

はい、この方、ジュリエットです。
彼女らの時代、恋愛結婚は出来ませんでした。
親が決めた相手、身分相応の方、
そして、何より重んじられる家系というもの。
まるで戦国の姫様方のようです。
「私、ロミオと結婚します」と我は張っても、
聞き入れてはくれないでしょうね。
そんな悲しい時代に生まれてしまった彼女、
今世では主に女性に胸をモミクシャにされ、
可哀そうに胸の辺りだけ少々剥げています。

なになに?彼女の胸をお触りすると、
「今度は、あなたが幸せになる番よ」
と結婚できるそうです。
なんとも縁結び寺のようですが、
妻「あ゛!」
ささ…とうちの夫が、ジュリエットの許へ。
そして、随分と長く胸を摩って、
夫「おい、(写真)撮れ撮れ」
と私に命じます。
妻「え?」
あんた、結婚してるよね?
夫「(イタリアに)来たって証拠が欲しい」
妻「…」
ジュリエットのハートが伝わらぬ夫でした。

さ、次行きましょう。