口蹄疫終息から、2年が過ぎました・・・
生産者の方々にとっては、長い長い月日であったと思います・・・
県としては、あの悲劇を繰り返さないためにも、県内各所の防疫体制を維持しています。
そして口蹄疫を風化させず、あの出来事を後世に繋いでいくためにも、拠点となる施設整備を進めてきました。
そして今回、高鍋町にある宮崎県農業科学公園内の農業科学館2階に「口蹄疫メモリアルセンター」を開設しまいた。
農業科学公園といってもピンとくる方は少ないかもしれませんが、国道10号線沿いにある農業大学校とルピナスパークがあるところです。
オープニングセレモニーでは、知事や農業大学校生徒のあいさつのあと、テープカットがありました。
センター内には、口蹄疫に関するパネルが、丁寧な説明付きで展示してあります。
また被災当時、全国から寄せられた激励の数々も展示してあります。
また私も着て消毒作業にあたった、防護服と噴霧器も展示してありました。
この農業科学館には、他にも畑地かんがい施設の説明コーナーや鳥獣被害に関する展示物などもあります。
そしてセンター内のシアタールームでは、口蹄疫被災から今に至るまでも紹介ビデオの上映も行われます。
是非、近くを通られる際には立ち寄っていただき、一人ひとりの防疫意識胃維持に役立てていただければ幸いです。
ある生産者に、このメモリアルセンターの完成を報告しました。
すると・・・
「俺はセンターにはいかんよ・・・あん時のことを思い出すとまた辛くなって動けんなるから・・・」
まだまだ心の傷が癒えていない生産者の方々もたくさんいらっしゃいます・・・
我々ができることは忘れないこと、そして宮崎を元気にするために前進することです。