奇跡への絆

図師ひろき

雑感304

2012年05月28日 23時23分34秒 | Weblog


 気になるを通り越して、心配な記事を読みました・・・

 “若者8割 将来不安”

 “「仕事は夢」少数派”

 このタイトルを読んだだけで、思い当たる声がありました。

 昨年度、大学生と意見交換する機会があり、その時4年生が

 「就職試験20連敗目前です・・・」

 「俺なんかもう50社を超えてるよ・・・」

 「今は、何になりたいかではなく、どこに入れるかが重要なんです。」

 私たちが大学生のときは、バブル経済も終わりに差し掛かっていましたが、それでも大学3年次に内々定をもらい、4年次は最低の単位だけを取り、悠々自適な学生生活を送る者の少なくありませんでした・・・

 今思えばその状態も異常としか言えませんが、今の大学生の就職戦線も明らかに異常ありです!

 就職戦線どころか、2012年版“子ども・若者白書”によると、15~29歳の8割以上が、仕事で十分な収入が得られるかどうかや、老後に年金を受け取れるかどうかに不安を抱いているとこが明らかになりました。

 仕事の目的を尋ねた質問では“収入を得るため”と答えたのが63%、“自分の生活のため”が51%で、“夢や希望を叶えるため”や“家族の生活のため”は15%以下という数字となっています。

 若者が夢を追えなくなった社会に未来はあるのでしょうか・・・

 私たち世代にも今、リストラ世代や未婚世代といったレッテルが貼られようとしています・・・

 若者に夢を抱いてもらい、その夢に向かって努力すれば何らかの形で自分が納得できるような職に就けるような社会にしなければ、日本には無気力が充満してしまう危惧さえあります。

 簡単なことではない・・・

 しかし学歴や収入だけで、生活の質を測ることから脱却し、心を満たすための価値観の再構築、それは教育システムの再構築を含めて、日本全体で立ち返らなければならない時代に来ているのだと思います。

 それは私たち、団塊の世代の子たちの責任のかもしれません。 

 


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