奇跡への絆

図師ひろき

雑感675

2014年03月18日 21時49分43秒 | Weblog

 人生は長い道のりを進むマラソンに例えられることがありますが“人生はマラソンじゃない”をキャッチコピーにしているコマーシャルが気に入っています。

 そのコマーシャルは、マラソン大会でランナーが競い合うシーンから始まります。

 全員が決められたコースを、ただひたすらに走っていますが・・・あるランナーが突然、コース脇の柵を乗り越えレースから離脱していきます・・・

 すると次ぎから次に他のランナーも、自分勝手な方向に走り出します。

 ・・・それまで過酷なレースの中で、顔をゆがめ苦しみながら走っていたランナーたちが、一気に活き活きとした表情に変わります。

 走るペースはさらに加速しているにもかかわらず、ランナーの顔からは笑顔がこぼれています。

 あるランナーは川に飛び込み、あるランナーは空を飛び、あるランナーは雪のうえを、あるランナーは大草原の中へ、そしてあるランナーは女性の手をとり共に生きていくことを決心します。

 そしてナレーションは・・・

 「人生のゴールは1つじゃない!幸せの形はいくらだってある!」

 と続きます。

 とても爽やかな気持ちにしてくれるコマーシャルです。

 それでも人生はやっぱりマラソンに例えられるもので、多くの人は決められたコースをひたすら走るものです・・・

 そのひたむきに走る姿勢は尊いもので、そのコースの中にもたくさんの幸せを見出す人も少なくありません。

 ただ、自分で決めた道ではあるものの、本当に自分が走りたかった道を走れている人は少ないのかもしれません・・・

 自問してみました・・・コマーシャルのようにコース脇の柵を乗り越え、別の道を選び、走ることができるとすれば・・・どこに向かうだろう・・・

 もしあの時、あの道を選んでいたら、今どんな仕事をしていたのだろう・・・同じ道を歩むにしても、あの時点まで戻れるとするならば、もっと違う今になっていただろう・・・などコマーシャルから届けられるメッセージは心地よい現実逃避へといざなってくれます・・・

 これからの道のりにも分岐点があったり、障壁を登ったり、前途を切り開かなければ進めないことがあるでしょう。

 そんな時に、“人生のゴールは1つじゃない!幸せの形はいくらだってある”ということを思い出し、笑顔をこぼしながら走って行きたいものです。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。