宮崎大学で行われた“国際協力という仕事~JICAと国連の経験から~”と題された講演を聴きに行ってきました。
講師は、JICA(独立行政法人国際協力機構)アフリカ部審議役の柳沢香枝氏でした。
現在アフリカ大陸には53の国があり、人口約9億人です。
平均寿命は、49、6歳。
安全な水へアクセスできる割合は、55%。
日本が第9位に位置する“人間開発指標(その国の人々の生活の質や発展度合いを示す指標である。先進国度を判定するための新たな基準としての役割が期待されている。)”では、最下位グループにアフリカの国々が名を連ねています。
しかし、経済成長率は年5%と順調な発展を続けている。
日本のアフリカ支援の重点分野は
1.インフラ整備・貿易投資・農業生産性向上
2.教育・保健医療・平和の定着
3.気候変動の緩和
となっています。
そもそも日本はなぜアフリカを支援するのか?
“国際社会の平和と発展に貢献し、日本の繁栄と平和に貢献するため”とODA(政府開発援助)大綱には記されているものの、大票田でもあるアフリカを取り込み、国連安全保障理事会において常任理事国入りを有利に進めたいとの意図も見え隠れします。
行ってみたい!
私は以前から世界平和に貢献できる仕事に携わりたいとの“夢”があります。
昨年はデンマークで、世界最先端の福祉制度を学ばせていただきました。
日本は現在、低負担低福祉から、中負担中福祉の国づくりを進めようとしているかにも映ります。
福祉制度指標なるものがあるとするならば、デンマークが100。日本は30~40でしょうか・・・
アフリカの国の多くは、保健・医療・福祉はこれから構築していかなければなりません。
その手伝いをしてみたいと思っています。
強く念じれば、思いは通じるもので、国際協力活動に精通されている宮崎大学教育文化学部の岩田拓夫准教授との出会いをいただきました。
岩田准教授は、アフリカの“マリ共和国”にて国際協力活動を実践されています。
マリ共和国の国土面積は日本の約3.3倍。人口は日本約10分の1。国土の北側3分の1はサハラ砂漠の一部であり、残りの中南部も、ちょうど中心を流れるニジェール川沿岸だけが農耕地となっている以外は、乾燥地帯です。
1991年に軍事政権を打倒し、選挙は民主的プロセスで実施され、政治的・社会的安定を築きつつあります。
ODA大綱は、建前になりつつありますが、私はそのきれい事を実践することが日本の平和に繋がると信じています。
行ってみたい!!
今はまだ、行く!と言い切れないことが悔しい・・・
ちなみに教育公務員は2年間現職維持したままで行くことができます。
なんかつながりましたか。
貴方の様な方にODAの現場を見て頂く事は必要だと思います。
宮崎を介護と国際交流の拠点にする。人材の育成も含め多くの可能性を秘めています。共に頑張りましょう。でも、最初は東南アジアから入られた方が、カルチャーショックは軽度で済むかもしれません。